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公開番号2024056947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024023096,2023545513
出願日2024-02-19,2022-08-25
発明の名称ペダル装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G05G 1/30 20080401AFI20240416BHJP(制御;調整)
要約【課題】オルガン式のペダル装置において、異物の侵入および堆積によってペダルパッドの踏込操作が悪化することを防ぐ。
【解決手段】ペダル装置は、板部11に対し運転者の踏込み操作がされていない非踏込状態では、ペダル上端部がペダル下端部に比べて車両上方に位置するオルガン式のペダル装置である。そして、このペダル装置は、ハウジング40とペダル下端部との間に隙間を有している。保護板15は、運転者が踏込操作によりペダルパッド10に印加される踏力によって弾性変形可能な弾性部材により形成されている。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
板厚方向(Dt)に厚みを有し延伸方向(Ds)へ延伸する板形状を成す板部(11)を有し、前記板厚方向の一方側から前記板部に対し運転者に踏込み操作されることで、前記延伸方向に対して垂直な軸心(CL)まわりに回転動作するペダルパッド(10)と、
前記板部よりも車両下方へ離れた位置で、前記軸心を中心として前記軸心の軸方向へ延びる軸部材(20)と、
前記軸部材を回転可能に支持するハウジング(40)と、
前記ペダルパッドと前記軸部材とを連結する連結部(30)と、
前記ハウジングの内部から前記ハウジングの外部に突出して前記ペダルパッドに連結される連結構造体(60)と、
前記ペダルパッドから前記ハウジング側に延び、前記連結構造体が前記ハウジングの外部に突出した部位の少なくとも一部に対して前記軸心の軸方向に重なる位置に設けられる保護板(15)と、を備え、
前記板部に対し前記運転者の踏込み操作がされていない非踏込状態では、前記ペダルパッドの前記延伸方向の一方側に位置するペダル上端部(12)が前記延伸方向の他方側に位置するペダル下端部(13)に比べて車両上方に位置するオルガン式のペダル装置において、
前記ハウジングと前記ペダル下端部との間に隙間(S1)を有しており、
前記保護板は、前記運転者が踏込操作により前記ペダルパッドに印加される踏力によって弾性変形可能な弾性部材により形成されている、ペダル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載されるペダル装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ペダルパッドのうち運転者に踏まれる部位が搖動の軸心に対して車両搭載時の天地方向における上方に配置されるオルガン式のペダル装置が知られている。オルガン式のペダル装置は、アクセルペダル装置またはブレーキペダル装置などとして用いられる。
【0003】
特許文献1に記載のオルガン式のペダル装置は、ペダルパッドのうち車両下方側の端部に設けられたヒンジ部が、ハウジングから車両後方に延びる支持体に設けられた差込溝に差し込まれて接続される構成である。このペダル装置は、非踏込状態においてペダルパッドとハウジングとに接する仮想円の直径よりも、最大踏込状態においてペダルパッドとハウジングと支持体とに接する仮想円の直径が大きくなるように構成されたものである。なお、非踏込状態とは、ペダルパッドに運転者の踏込み操作がされていない状態であり、最大踏込状態とは、ペダルパッドに運転者の踏込み操作が最大にされた状態である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6881257号公報
【発明の概要】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のオルガン式のペダル装置は、ペダルパッドのうち車両下方側の端部に設けられたヒンジ部と支持体との間に隙間が無い構成である。そのため、ハウジングと支持体とペダルパッドとの間の空間に侵入した小石や砂などの異物が排出されずに堆積してゆくと、その堆積した異物によってペダルパッドの踏み込み操作ができなくなることが懸念される。
【0006】
本開示は、オルガン式のペダル装置において、異物の侵入および堆積によってペダルパッドの踏込操作が悪化することを防ぐことを目的とする。
【0007】
本開示の1つの観点によれば、ペダル装置は、ペダルパッドと、軸部材と、ハウジングと、連結部と、連結構造体と、保護板を備える。ペダルパッドは、板厚方向に厚みを有し延伸方向へ延伸する板形状を成す板部を有し、板厚方向の一方側から板部に対し運転者に踏込み操作されることで、延伸方向に対して垂直な軸心まわりに回転動作する。軸部材は、板部よりも車両下方へ離れた位置で、軸心を中心として軸心の軸方向へ延びるように設けられる。ハウジングは、軸部材を回転可能に支持する。連結部は、ペダルパッドと軸部材とを連結する。連結構造体は、ハウジングの内部からハウジングの外部に突出して前記ペダルパッドに連結される。保護板は、ペダルパッドからハウジング側に延び、連結構造体がハウジングの外部に突出した部位の少なくとも一部に対して軸心の軸方向に重なる位置に設けられる。このペダル装置は、板部に対し運転者の踏込み操作がされていない非踏込状態では、ペダルパッドの延伸方向の一方側に位置するペダル上端部が延伸方向の他方側に位置するペダル下端部に比べて車両上方に位置するオルガン式のペダル装置である。そして、このペダル装置は、ハウジングとペダル下端部との間に隙間を有している。保護板は、運転者が踏込操作によりペダルパッドに印加される踏力によって弾性変形可能な弾性部材により形成されている。
【0008】
これによれば、ハウジングとペダルパッドとの間に侵入した異物が、ハウジングのうちペダルパッド側を向く面に沿って車両後方側へ移動すると、ペダル下端部とハウジングとの間の隙間から排出される。そのため、このペダル装置は、ハウジングとペダルパッドとの間に異物が堆積しないので、異物によってペダルパッドが踏込み操作できなくなるといった不具合が生じることがない。したがって、このペダル装置は、異物の侵入および堆積によってペダルパッドの踏込操作が悪化することを防ぐことができる。
【0009】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るペダル装置の斜視図である。
図1のII方向から視た図である。
図2のIII―III線の断面図である。
図3のIV―IV線の断面図である。
第2実施形態に係るペダル装置の側面図である。
図5のVI―VI線の断面図である。
第2実施形態に係るペダル装置において異物が排出される様子を説明するための説明図である。
第3実施形態に係るペダル装置において図6に相当する箇所の断面図である。
第4実施形態に係るペダル装置において図6に相当する箇所の断面図である。
第5実施形態に係るペダル装置において図6に相当する箇所の断面図である。
参考例のペダル装置の側面図である。
第6実施形態に係るペダル装置の側面図である。
第6実施形態に係るペダル装置においてペダルの踏み込み操作時の様子を説明するための説明図である。
第7実施形態に係るペダル装置の側面図である。
第7実施形態に係るペダル装置においてペダルの踏み込み操作時の様子を説明するための説明図である。
図15のXVI部分の拡大図である。
第8実施形態に係るペダル装置の斜視図である。
第8実施形態に係るペダル装置の側面図である。
第8実施形態に係るペダル装置の側面図において、ハウジング、ペダルパッド、保護板等で隠れた部材を破線で示した図である。
第8実施形態に係るペダル装置において最大踏込状態を示す側面図である。
第9実施形態に係るペダル装置の側面図において、ハウジング、ペダルパッド、保護板等で隠れた部材を破線で示した図である。
第10実施形態に係るペダル装置において図2のIII―III線の断面にてペダルパッドが最大に踏み込まれた状態を示す断面図である。
第11実施形態に係るペダル装置において図2のIII―III線の断面にてペダルパッドが最大に踏み込まれた状態を示す断面図である。
第12実施形態に係るペダル装置において図18のXXIV方向の矢視図である。
図24の状態からペダルパッドが踏み込み操作された際に、ハウジングと保護板との間に異物が挟み込まれた状態を示す図である。
図24の状態からペダルパッドが踏み込み操作された際に、車室内のフロアと保護板との間に異物が挟み込まれた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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