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公開番号2024054764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161206
出願日2022-10-05
発明の名称情報処理装置、その制御方法、およびそのプログラムと印刷システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240410BHJP(計算;計数)
要約【課題】仮想プリンタに適切な能力情報を設定し、ジョブに適した画像形成装置で印刷を実行する。
【解決手段】情報処理装置は、1または複数の画像形成装置に紐づけた仮想プリンタを構成し、仮想プリンタに紐づけられた1または複数の画像形成装置それぞれの能力を示す能力情報を保存して管理する。仮想プリンタに対する印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブが、所定の条件を満たす画像形成装置により実行される条件付き印刷ジョブであるか否かを判定し、印刷ジョブが、前記条件付き印刷ジョブであると判定した場合に、能力情報を参照して、1または複数の画像形成装置のうちから所定の条件を満たす画像形成装置を特定し、条件付き印刷ジョブを、所定の条件を満たす画像形成装置に送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1または複数の画像形成装置に紐づけた仮想プリンタを構成する構成手段と、
前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置それぞれの能力を示す能力情報を保存して管理する管理手段と、
前記仮想プリンタに対する印刷ジョブを受信すると、前記印刷ジョブが、所定の条件を満たす画像形成装置により実行される条件付き印刷ジョブであるか否かを判定する判定手段と、
前記印刷ジョブが、前記条件付き印刷ジョブであると判定した場合に、前記能力情報を参照して、前記1または複数の画像形成装置のうちから前記所定の条件を満たす画像形成装置を特定する特定手段と、
前記条件付き印刷ジョブを、前記所定の条件を満たす画像形成装置に送信する送信手段と、を有する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記送信手段は、前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置のうち、前記所定の条件を満たす画像形成装置からの取得要求に応じて前記条件付き印刷ジョブを当該画像形成装置に送信し、前記所定の条件を満たさない画像形成装置からの取得要求に応じて前記条件付き印刷ジョブを当該画像形成装置に送信しない
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、前記印刷ジョブに含まれた属性に基づいて前記印刷ジョブが前記条件付き印刷ジョブであるか否かを判定する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記仮想プリンタの能力情報として、前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置の能力情報の和を設定し、設定した前記能力情報を前記仮想プリンタの能力情報として、印刷ジョブの送信元に対して提示する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記構成手段は、前記仮想プリンタに設定された条件を満たしている画像形成装置を前記仮想プリンタに紐づけ、前記仮想プリンタに設定された条件を満たしていない画像形成装置を前記仮想プリンタに紐づけない
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
1または複数の画像形成装置に紐づけた仮想プリンタを構成する構成手段と、
前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置それぞれの能力を示す能力情報を保存して管理する管理手段と、
前記仮想プリンタに対する印刷ジョブを受信すると、前記1または複数の画像形成装置のうちのいずれかの画像形成装置に前記印刷ジョブを送信する送信手段と、を有し、
前記構成手段は、前記仮想プリンタに設定された条件を満たしている画像形成装置を前記仮想プリンタに紐づけ、前記仮想プリンタに設定された条件を満たしていない画像形成装置を前記仮想プリンタに紐づけない
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記送信手段は、前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置のうち、いずれかの画像形成装置からの取得要求に応じて前記印刷ジョブを当該画像形成装置に送信する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記仮想プリンタに前記条件を設定するための設定手段を更に有する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記仮想プリンタの能力情報として、前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置の能力情報の和または共通部分を設定し、設定した前記能力情報を前記仮想プリンタの能力情報として、印刷ジョブの送信元に対して提示する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記構成手段は、前記仮想プリンタに紐づけられた前記1または複数の画像形成装置のいずれかの画像形成装置の前記能力情報の設定が変更され、前記仮想プリンタに設定された前記条件を満たさないものとなった場合、当該画像形成装置の前記仮想プリンタへの紐づけを解除する
ことを特徴とする情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウドプリントサービスにより提供されるネットワーク上に保存された文書を印刷する情報処理装置、その制御方法、およびそのプログラムと印刷システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、クラウド経由で印刷ジョブを投入し、画像形成装置に印刷ジョブを送信するクラウドプリントサービスが普及している(例えば特許文献1を参照)。このような印刷システムでは、まず管理者が画像形成装置を、管理者が所属するクラウドプリントサービスのテナントへ登録する。管理者はテナントに所属するどのユーザに画像形成装置の使用を許可するかを設定する。ここで、テナントとはユーザがクラウド上に展開する1つのサービスシステムを意味する。例えばクラウドプリントサービスのユーザやリソースはテナントごとに管理される。
【0003】
画像形成装置の使用を許可されたユーザは、クライアント端末からクラウドプリントサービスへ印刷ジョブを投入する。クラウドプリントサービスは受信した印刷ジョブをストレージに保存する。画像形成装置はクラウドプリントサービスに保存された印刷ジョブを取得し、印刷する。
【0004】
クラウドプリントサービスの代表例として、例えばGoogleCloudPrint(登録商標)、MicrosoftHybridCloudPrint(登録商標)、UniflowOnLine(登録商標)などがある。
【0005】
またエンタープライズのユーザ環境によっては、複数のOSベンダーのクライアント端末や複数のクラウトサービスを同時に併用するケース(マルチテナント)がある。例えば複数のOSベンダーのクライアント端末としてWindows(登録商標)OS、macOS(登録商標)、CHROME(登録商標)OSなどの端末がある。またマルチテナントで利用する複数のクラウドサービスとして例えば、アマゾンウェブサービス(登録商標、AWS)、Azure(登録商標)、GoogleCloudPlatformなど)などがある。このような場合、利用しようとする画像形成装置が各クラウドプリントサービスの印刷プロトコルを全てサポートする必要があるが、すべてをサポートしていない画像形成装置も存在する。このため前記複数の印刷プロトコルを全てサポートし、それぞれの印刷ジョブを一元管理するための仲介のクラウドプリントサービスを、前記クラウドプリントサービスと画像形成装置の間に配置することが行われている(例えば特許文献2を参照)。
【0006】
これ以降、クラウドプリントサービスをCPSと呼称する。前記代表例にある、印刷ジョブを一元管理するために配置している第2のCPSを「仲介CPS」または「第2CPS」などと呼ぶ。単に「CPS」と呼ぶこともある。また、仲介CPSとクライアントとの間にあるCPSを「外部CPS」或いは「第1CPS」などと呼ぶ。
【0007】
外部CPSに加えて仲介CPSを用いるシステムでは、仲介CPSは、外部CPSがサポートしている印刷プロトコルでの通信を外部CPSとの間で行う。また仲介CPSは、画像形成装置がサポートしている印刷プロトコルを利用して画像形成装置と通信する。これにより、クライアント端末から外部CPSを介して仲介CPSに送信され保存された印刷ジョブを画像形成装置が取得して処理することが可能となっている。画像形成装置は、外部CPSそれぞれが用いるプロトコルをすべてサポートしている必要はなく、仲介CPSがサポートするプロトコルのうちの少なくとも1つをサポートしていればよい。
【0008】
このようなシステムにおいては、画像形成装置は仲介CPSに登録され、登録された画像形成装置に紐づけられた仮想的な画像形成装置(仮想プリンタと呼ぶ)が仲介CPSにより外部CPSまたはクライアントに対して提供される。この際、画像形成装置の提供する機能等を示す能力情報が仲介CPSに通知され、仲介CPSは、仮想プリンタを、通知された機能を有するものとして管理する。この仮想プリンタは外部CPSに登録され、このとき能力情報も外部CPSに通知される。クライアントは外部CPSに登録された仮想プリンタのうちから選択された仮想プリンタに印刷ジョブを送信することができる。仲介CPSは画像プリンタに対して送信された印刷ジョブを保存し、仮想プリンタに紐づけられた画像形成装置に印刷ジョブを送信して実行させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2012-133489号公報
特開2020-35233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
このような従来の構成では、仲介CPSに複数の画像形成装置が登録され、これらを束ねて紐づけた1つの仮想プリンタが構成される場合がある。この時、外部CPSに対し仲介CPSが仮想プリンタの登録処理を行う場合、前記同様に外部CPSに登録する仮想プリンタの能力情報を通知することになる。
(【0011】以降は省略されています)

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