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公開番号2024054663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161042
出願日2022-10-05
発明の名称健康美容増進剤
出願人株式会社日本BBM研究所
代理人個人
主分類A23L 33/135 20160101AFI20240410BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【解決手段】本発明は、受託番号FERM P-20747で特定される乳酸菌と、受託番号FERM P-20748で特定される乳酸菌と、受託番号FERM P-20749で特定される乳酸菌と、受託番号FERM P-20750で特定される乳酸菌との4種類の乳酸菌、又は、当該4種類の乳酸菌による発酵物を有効成分とし、全健康美容増進剤中の全乳酸菌の生菌数は、107cfu以上であり、健康美容増進剤のpHは、3.5~4.5の範囲内に設定され、IgA抗体の産出、睡眠の改善、角層水分量の増加、整腸作用及び血糖値上昇抑制を促進するための健康美容増進剤である。これにより、乳酸菌を用いて、IgA抗体の産出や睡眠の改善をすることが可能で、肌トラブルの発現を抑制し、整腸作用を有し、血糖値の上昇抑制により肌の糖化を抑え、老化防止や生活リズムの安定を促し、循環器系の疾病を予防することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受託番号FERM P-20747で特定される乳酸菌と、受託番号FERM P-20748で特定される乳酸菌と、受託番号FERM P-20749で特定される乳酸菌と、受託番号FERM P-20750で特定される乳酸菌との4種類の乳酸菌、又は、当該4種類の乳酸菌による発酵物を有効成分とし、
全健康美容増進剤中の全乳酸菌の生菌数は、10

cfu以上であり、
前記健康美容増進剤のpHは、3.5~4.5の範囲内に設定され、
IgA抗体の産出、睡眠の改善、角層水分量の増加、整腸作用及び血糖値上昇抑制を促進するための健康美容増進剤。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
本健康美容増進剤は、前記4種類の乳酸菌又は前記発酵物を含む液体、-4度~4度の範囲内で前記4種類の乳酸菌又は前記発酵物がフリーズドライされた粉体、前記4種類の乳酸菌又は前記発酵物を含む加工食品のいずれかである、
請求項1に記載の健康美容増進剤。
【請求項3】
本健康美容増進剤は、前記4種類の乳酸菌が乳酸発酵可能な糖質及び蛋白質を含有し、前記4種類の乳酸菌の増殖を継続させることが可能である、
請求項1に記載の健康美容増進剤。
【請求項4】
前記4種類の乳酸菌の濃度は、全健康美容増進剤に対して、0.5重量%~10.0重量%の範囲内であり、
前記糖質の濃度は、全健康美容増進剤に対して、1重量%~30重量%の範囲内であり、
前記蛋白質の濃度は、全健康美容増進剤に対して、1重量%~50重量%の範囲内である、
請求項2に記載の健康美容増進剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、健康美容増進剤に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、乳酸菌を用いてヒトの病気を改善したり予防したりして、ヒトの健康を増進するための技術は多種存在する。例えば、特開2008-239553号公報(特許文献1)には、植物系乳酸菌により免疫系が活性化することが記載されている。
【0003】
ここで、乳酸菌には、植物由来乳酸菌(植物性乳酸菌、植物系乳酸菌)と、動物由来乳酸菌(動物性乳酸菌、動物系乳酸菌)とに分けることが出来る。植物由来乳酸菌とは、耐熱性、耐塩性、耐酸性を有する微好気性菌であり、腸内環境を改善できる善玉菌である。一方、動物由来乳酸菌とは、チーズやヨーグルトの生成に利用される嫌気性菌であるが、耐熱性、耐塩性、耐酸性のいずれも無く、ヒトを含む動物が摂取しても、胃酸やコール酸(胆汁)で死滅し、環境温度が41.9度以上になると細胞膜が損傷・破壊される。植物由来乳酸菌は、動物由来乳酸菌が自然の厳しい環境の下、植物細胞内で生き延びて嫌気性菌から微好気性菌に変異した特別な菌である。
【0004】
又、植物由来乳酸菌には、更に、ホモ型乳酸菌とヘテロ型乳酸菌とに分けることが出来る。ホモ型乳酸菌とは、乳酸発酵による代謝物の100%が(炭酸ガスを除いて)乳酸である乳酸菌を意味する。一方、ヘテロ型乳酸菌とは、乳酸発酵による代謝物の50%以上が(炭酸ガスを除いて)乳酸であり、その他の代謝物が乳酸以外の有機酸(例えば、エタノール、酢酸、ギ酸等)である乳酸菌を意味する。
【0005】
このような乳酸菌の種類に着目して、ヒトの健康を増進するための技術が開発されている。例えば、非特許文献1(Food Microbiology,2005年,Vol.22,p.53-61)には、ニンジンジュースを、ホモ型乳酸菌であるLactobacillus pentosus FSC1と、ヘテロ型乳酸菌であるLeuconostoc mesenteroides FSC2の共培養により乳酸発酵させ、pH3.6で、乳酸菌の生菌数が10
9
cfu ml-1のものを得ることが開示されている。ここでは、共培養により乳酸発酵させた乳酸菌液をスターターとして用いて、発酵させたニンジンジュースを製造することで、健康に役立てることが開示されている。
【0006】
又、特開2014-128216号公報(特許文献2)には、野菜又は果物の破砕物、磨砕物を、ホモ型乳酸菌であるラクトバチルス・プランタラムと、ヘテロ型乳酸菌であるラクトバチルス・ブレビスとの組合せを含む乳酸菌で発酵させた乳酸菌発酵食品素材が開示されている。ここでは、酵母エキス、ペプトン等を添加した還元脱脂乳培地等の公知の培地を用いて、スターターとなる乳酸菌を調製し、発酵の終点は、pH4.0~4.5、生菌数が10
7
となった段階とし、実施例として、ニンニク、トマト、又はブロッコリーを加熱して粉砕したものを、ホモ型乳酸菌であるラクトバチルス・プランタラムと、ヘテロ型乳酸菌であるラクトバチルス・ブレビスの共培養により発酵させることが開示されている。
【0007】
又、特開2009-100677号公報(特許文献3)には、乳酸菌として、受託番号FERM P-20747で特定される乳酸菌、受託番号FERM P-20750で特定される乳酸菌、受託番号FERM P-20748で特定される乳酸菌が開示され、乳酸菌を野菜や果物に導入することが出来るとしている。
【0008】
又、特開2008-239553号公報(特許文献4)には、植物系乳酸菌ラクトバシラス・クルバータスKN-40(受託番号NITE P-335)の生菌体及び/或いは死菌体を、生体の免疫能昂進作用及び抗腫瘍作用を有する食性素材又は医薬品素材として使用する植物系乳酸菌ラクトバシラス・クルバータスKN-40の使用方法が開示されている。これにより、免疫賦活効果並びに腫瘍抑制効果を期待することが出来るとしている。
【0009】
一方、本発明者の親族は、特開2017-099373号公報(特許文献5)に示すように、ホモ型植物由来乳酸菌と、ヘテロ型植物由来乳酸菌とを配合し、当該配合物を乳酸発酵することで得られた乳酸菌液を特許出願して、権利化している。又、本発明者の親族は、特開2022-061209号公報(特許文献6)に示すように、この乳酸菌粉末を、食肉に付着することで、乳酸菌を用いて、長期間にわたる抗大腸菌効果を発揮出来る食肉加工食品を特許出願している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2008-239553号公報
特開2014-128216号公報
特開2009-100677号公報
特開2008-239553号公報
特開2017-099373号公報
特開2022-061209号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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