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公開番号2024053763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160168
出願日2022-10-04
発明の名称情報処理装置、設備容量算出方法、及びプログラム
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20240409BHJP(計算;計数)
要約【課題】建築物のエネルギーシミュレーションを行う際の作業時間を短縮する情報処理装置、設備容量算出方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、建築物についての建築仕様のデータと、建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が設備機器の種類毎に分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得するデータ取得部と、データ取得部が取得した建築仕様のデータと設備仕様のデータとに基づいて、建築物のエネルギーシミュレーションに必要な設備機器それぞれの設備容量を算出する設備容量算出部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物についての建築仕様のデータと、前記建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が前記設備機器の種類ごとに分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記建築仕様のデータと前記設備仕様のデータとに基づいて、前記建築物のエネルギーシミュレーションに必要な前記設備機器それぞれの設備容量を算出する算出部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記算出部は、
前記建築仕様のデータと、前記設備機器の種類ごとに分類された前記設備仕様のデータの中から前記建築物に設置する前記設備機器の種類として選択された設備仕様のデータとに基づいて、前記設備容量を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記設備機器は、空調、換気、及び照明のそれぞれで分類される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記空調に分類される前記設備機器は、個別に熱源を設置する個別熱源方式と、熱源を集約して設置するセントラル熱源方式とにさらに分類される、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記個別熱源方式に分類される前記設備機器は、室内機と室外機とにさらに分類され、前記室内機に分類される前記設備機器は、室負荷処理と、外気負荷処理と、室負荷処理及び外気負荷処理の両方とのうちいずれに対応しているかによってさらに分類される、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記セントラル熱源方式に分類される前記設備機器は、空調機類と、2次ポンプと、熱源機とにさらに分類され、前記空調機類に分類される前記設備機器は、空調機と、ファンコイルユニットと、輻射パネルとにさらに分類され、前記空調機に分類される前記設備機器は、室負荷処理と、外気負荷処理と、室負荷処理及び外気負荷処理の両方とのうちいずれに対応しているかによってさらに分類される、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記算出部により算出された前記設備容量に基づいて、前記設備仕様のデータの中から前記設備容量を満たす前記設備機器を選択する設備機器選択部、
を備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記設備機器選択部は、
前記算出部により算出された前記設備容量に対して所定の容量を追加した値を満たす前記設備機器を選択する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置が、
建築物についての建築仕様のデータと、前記建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が前記設備機器の種類ごとに分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得するステップと、
取得した前記建築仕様のデータと前記設備仕様のデータとに基づいて、前記建築物のエネルギーシミュレーションに必要な前記設備機器それぞれの設備容量を算出するステップと、
を含む設備容量算出方法。
【請求項10】
コンピュータに、
建築物についての建築仕様のデータと、前記建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が前記設備機器の種類ごとに分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得するステップと、
取得した前記建築仕様のデータと前記設備仕様のデータとに基づいて、前記建築物のエネルギーシミュレーションに必要な前記設備機器それぞれの設備容量を算出するステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、設備容量算出方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
2020年に政府がカーボンニュートラルを目指すことを宣言したことにより、建築物においてもより一層の省エネ(省エネルギー)化やZEB(ゼロエネルギービルディング)化が求められてきている。建築物の省エネ化やZEB化を目指す場合、設計段階において建築物の設計段階でエネルギーシミュレーションを行うことが、より省エネな建築物の仕様を検討する上で有効である。
【0003】
建築物のエネルギーシミュレーションを行う際には、例えば、非特許文献1に示す国立研究開発法人建築研究所が提供する「建築物のエネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)」を用いることにより、建築物の一次エネルギー消費性能の指標となる「BEI(Building Energy Index)」を算出することができる。BEIは、建物の設計一次エネルギー消費量を、地域や建物用途、室使用条件などにより定められている基準一次エネルギー消費量で除した値(「設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量」)であり、BEIの値で、省エネ基準に適合しているか否かの評価が可能である。BEIを算出する際には、立地や建物形状などのほか、建物外皮の断熱性や日射遮蔽性能などの「建築仕様」と、設備機器の種類・方式、制御方式、効率などの「設備仕様」に加えて、使用する設備機器1台1台の「設備容量」が必要である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
「建築物のエネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)」、国立研究開発法人建築研究所、[online]、[令和4年9月5日検索]、インターネット<URL:https://building.app.lowenergy.jp/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、設備容量の決定プロセスは、多くの作業時間が必要となる。例えば、まず、建築物の立地、建物形状、外皮の断熱性・日射遮蔽性能、室使用条件、設備機器の種類・方式などの建築仕様及び設備仕様を踏まえた負荷や換気量などを計算する。次に、設備仕様を満たす設備機器群から、さらに必要な容量を有する設備機器を選定する。しかし、必要な容量を有する設備機器を選定するには、様々なメーカーが製造・販売している多様な設備機器の仕様・能力を把握することが必要となるため、すべての室で適切な設備機器を選定するには時間がかかる。エネルギーシミュレーションを行うためには、すべての室で適切な設備機器の選定を行う必要があるが、このように設備機器の選定には時間がかかることから、多数のケース(案)についてエネルギーシミュレーションを行うことができない。よって、現実的には限定的なケースしか検討することができないこともある。また、一般に少なくとも建築物の概算資料を作成(設計)してからでないと、エネルギーシミュレーションに必要な設備機器の仕様・容量が決まらないため、エネルギーシミュレーションによるエネルギー消費性能(BEI)を算出できない。設計が完了した後にBEIを算出し、仮に目標に達していなかった場合、設計のやり直しとなって手戻りが発生するため、さらに多くの作業時間が必要になることがある。
【0006】
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、建築物のエネルギーシミュレーションを行う際の作業時間を短縮できる情報処理装置、設備容量算出方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、建築物についての建築仕様のデータと、前記建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が前記設備機器の種類ごとに分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記建築仕様のデータと前記設備仕様のデータとに基づいて、前記建築物のエネルギーシミュレーションに必要な前記設備機器それぞれの設備容量を算出する算出部と、を備える。
【0008】
また、本発明の一態様に係る設備容量算出方法は、情報処理装置が、建築物についての建築仕様のデータと、前記建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が前記設備機器の種類ごとに分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得するステップと、取得した前記建築仕様のデータと前記設備仕様のデータとに基づいて、前記建築物のエネルギーシミュレーションに必要な前記設備機器それぞれの設備容量を算出するステップと、を含む。
【0009】
また、本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、建築物についての建築仕様のデータと、前記建築物に設置可能な複数の設備機器の仕様が前記設備機器の種類ごとに分類された設備仕様のデータとを記憶部から取得するステップと、取得した前記建築仕様のデータと前記設備仕様のデータとに基づいて、前記建築物のエネルギーシミュレーションに必要な前記設備機器それぞれの設備容量を算出するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記態様によれば、建築物のエネルギーシミュレーションを行う際の作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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