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公開番号2024050115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156749
出願日2022-09-29
発明の名称体調不良検出システム及び体調不良検出方法
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 10/105 20230101AFI20240403BHJP(計算;計数)
要約【課題】工事現場における作業管理者の熟練度や経験に頼らずに作業者の体調不良を検出する体調不良検出システム及び体調不良検出方法を提供する。
【解決手段】体調不良検出システム1は、撮像部10と、通信ネットワークNWを介して撮像部10に接続されている情報処理装置20とを備える。情報処理装置20は、撮像部10によって取得された映像情報から作業者の骨格情報を抽出する検出部と、過去に取得された過去映像情報から抽出された過去骨格情報を学習する学習部と、検出部によって抽出された作業者の現在骨格情報を取得し、学習部によって得られた学習結果と現在骨格情報とに基づいて作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する決定部とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
工事に携わる作業者を撮影するビデオカメラを有し、前記作業者を前記ビデオカメラによって撮影することで前記作業者を含む映像情報を取得する撮像部と、
前記撮像部に対して通信ネットワークを介して接続されている情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記撮像部によって取得された前記映像情報を、前記撮像部から前記通信ネットワークを介して受信する通信インタフェース部と、
前記撮像部によって取得された前記映像情報から、前記作業者の骨格情報を抽出する検出部と、
過去に取得された過去映像情報から抽出された過去骨格情報を学習する学習部と、
前記検出部によって抽出された前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記学習部によって得られた学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する決定部と、
を有する、
体調不良検出システム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記情報処理装置は、
前記決定部が前記作業者の現在の体調が不良であることを決定した場合には、前記作業者の現在の体調が不良であることを出力する出力部を更に備える、
請求項1に記載の体調不良検出システム。
【請求項3】
前記決定部が前記作業者の現在の体調が不良であることを決定した場合には、前記出力部は、前記作業者の現在の体調が不良であることを、前記通信ネットワークを介して、前記作業者を管理する作業管理者が利用する通信端末に対して出力する、
請求項2に記載の体調不良検出システム。
【請求項4】
前記過去骨格情報は、過去に取得された前記作業者の前記過去映像情報から抽出された累積骨格情報であり、
前記学習部は、前記累積骨格情報と、前記作業者の前記累積骨格情報に対応する累積体調情報とを学習し、
前記決定部は、前記検出部によって新たに抽出された前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記学習部によって得られた学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の体調不良検出システム。
【請求項5】
前記作業者は、前記作業者の個体を識別する識別タグを有し、
前記ビデオカメラが前記作業者とともに前記識別タグを撮影することによって、前記撮像部は、前記作業者及び前記識別タグを含む前記映像情報を取得し、
前記検出部は、前記識別タグに基づき前記作業者の個体を示す識別情報を生成するとともに、前記映像情報から前記作業者の前記骨格情報を抽出し、
前記学習部は、前記作業者に関する、前記識別情報と、前記累積骨格情報と、前記累積体調情報とを関連付けて学習し、
前記決定部は、前記識別情報に基づいて識別された前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記学習部によって得られた学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する、
請求項4に記載の体調不良検出システム。
【請求項6】
前記過去骨格情報は、体調不良である作業者の体調不良骨格情報であり、
前記学習部は、前記体調不良骨格情報を学習し、
前記決定部は、前記検出部によって新たに抽出された前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記学習部によって得られた学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の体調不良検出システム。
【請求項7】
ビデオカメラによって工事に携わる作業者を撮影することで前記作業者を含む映像情報を取得し、
通信ネットワークを介して前記映像情報を受信し、前記映像情報から前記作業者の骨格情報を抽出し、
過去に取得された過去映像情報から抽出された過去骨格情報を学習し、
前記通信ネットワークを介して前記映像情報を受信して前記映像情報から前記作業者の骨格情報を新たに抽出することで前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記過去骨格情報による学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する、
体調不良検出方法。
【請求項8】
前記映像情報の取得の際には、工事現場における作業を開始する前に実施される準備運動での前記作業者の動作を撮像する、
請求項7に記載の体調不良検出方法。
【請求項9】
前記過去骨格情報は、過去に取得された前記作業者の前記過去映像情報から抽出された累積骨格情報であり、
前記累積骨格情報と、前記作業者の前記累積骨格情報に対応する累積体調情報とを学習し、
前記通信ネットワークを介して前記映像情報を新たに受信して前記新たな映像情報から前記作業者の骨格情報を新たに抽出することで前記作業者の前記現在骨格情報を取得し、
前記累積骨格情報及び前記累積体調情報による学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する、
請求項7又は請求項8に記載の体調不良検出方法。
【請求項10】
前記映像情報の取得の際には、前記作業者とともに前記作業者の個体を識別する識別タグを撮影することによって、前記作業者及び前記識別タグを含む前記映像情報を取得し、
前記骨格情報の抽出の際には、前記識別タグに基づき前記作業者の個体を示す識別情報を生成するとともに、前記映像情報から前記作業者の前記骨格情報を抽出し、
前記累積骨格情報及び前記累積体調情報の学習の際には、前記作業者に関する、前記識別情報と、前記累積骨格情報と、前記累積体調情報とを関連付けて学習し、
前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する際には、前記識別情報に基づいて識別された前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記現在骨格情報と前記学習結果とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する、
請求項9に記載の体調不良検出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体調不良検出システム及び体調不良検出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工事現場で作業する作業者の生体情報を検知することで、作業者の体調を監視する体調監視システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-72152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、生体情報だけでは、作業者の体調を十分に把握することは難しい。このため、実際には、作業者を管理する現場主任等の作業管理者が作業者を観察することで、作業者の体調を把握している。
例えば、作業管理者は、作業者に対する毎日のコミュニケーション、作業者の一人一人に対する時間をかけた目視観察、作業者と信頼を構築したうえで微妙な変化を感じる等をすることで、作業者の体調の良否を判断している。
【0005】
作業管理者が作業者を観察した結果において作業管理者が僅かな違和感を得た場合、または、作業管理者が作業者に対するヒヤリングを実施の結果において体調不良と判断した場合には、作業管理者は、作業者には工事作業を休んでもらうといった対処をとる。
【0006】
作業者の体調管理に対する作業管理者の判断は、作業管理者の熟練度に応じて変わる。例えば、作業者の体調が明らかに不良であるにも関わらず、作業管理者が作業者の体調不良に気づかない場合がある。作業管理者が作業者の観察を見落としてしまうことに起因して、作業管理者が体調不良の作業者にそのまま工事現場での作業をさせてしまい、労働安全性、製品品質、又は作業効率の低下の原因となる可能性がある。このため、作業者の些細な変化に気づくことは、作業管理者にとって重要な技能の一つである。しかしながら、熟練度や経験値の低い作業管理者は、作業者の体調管理を客観的に判断することが難しいという問題がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、工事現場における作業管理者の熟練度や経験に頼らずに作業者の体調不良を検出する体調不良検出システム及び体調不良検出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る体調不良検出システムは、工事に携わる作業者を撮影するビデオカメラを有し、前記作業者を前記ビデオカメラによって撮影することで前記作業者を含む映像情報を取得する撮像部と、前記撮像部に対して通信ネットワークを介して接続されている情報処理装置と、を備える。前記情報処理装置は、前記撮像部によって取得された前記映像情報を、前記撮像部から前記通信ネットワークを介して受信する通信インタフェース部と、前記撮像部によって取得された前記映像情報から、前記作業者の骨格情報を抽出する検出部と、過去に取得された過去映像情報から抽出された過去骨格情報を学習する学習部と、前記検出部によって抽出された前記作業者の現在骨格情報を取得し、前記学習部によって得られた学習結果と前記現在骨格情報とに基づいて前記作業者の現在の体調が不良であるか否かを決定する決定部と、を有する。
【0009】
本発明の一態様に係る体調不良検出システムにおいては、前記情報処理装置は、前記決定部が前記作業者の現在の体調が不良であることを決定した場合には、前記作業者の現在の体調が不良であることを出力する出力部を更に備えてもよい。
【0010】
本発明の一態様に係る体調不良検出システムにおいては、前記決定部が前記作業者の現在の体調が不良であることを決定した場合には、前記出力部は、前記作業者の現在の体調が不良であることを、前記通信ネットワークを介して、前記作業者を管理する作業管理者が利用する通信端末に対して出力してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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