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公開番号2024053459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159765
出願日2022-10-03
発明の名称日本語入力システムの再変換機能
出願人有限会社新英プラナーズ
代理人
主分類G06F 40/129 20200101AFI20240408BHJP(計算;計数)
要約【課題】該文字列をそのまま変換用文字列として、さらに各種変換を行い、新しい情報を得る日本語入力システムの再変換機能を提供する。
【解決手段】読み込んだ文章の文字列を仮名に戻すのではなく、現状のままで、さらに各種変換を行い新しい情報を提供する。例えば、単独の漢字は、漢字引き仮名変換で漢字の読みだけでなく関連情報を提供し、文章中の漢字は、漢字情報変換で漢字の読み、英語および日本語訳を提供し、片仮名、英語、英略語/ローマ字入力の文字列はKEARM変換で3分類、4入力の相互変換を行い、さらに簡易日本語訳や英語以外の選択言語の単語を表示し、KEARM変換された変換候補は発音出力も用意する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータ上で動作する応用プログラムに日本語を入力するJISX4064準拠の仮名漢字変換式日本語入力システムに併設できる文字列読込みシステムであって、
該応用プログラムの画面上に表示される漢字交じり文などの文章を読み込み、読み込まれた文字列をそのまま変換用文字列(検索・変換用に使う文字列)として変換(読み込まれた文字列を再度変換することになるので、以後、再変換と呼ぶ)するシステムであり、再変換を行うための「再変換機能実行部」、辞書として「仮名漢字変換用辞書」、「ユーザー辞書」、「漢字情報変換用辞書」および「KEARM変換用辞書」、KEARM変換の出力言語選択のための「出力言語選択スイッチ」、KEARM変換の変換候補の発音出力のための「KEARM変換音声出力部」および発音出力用の操作キーとして論理キーである「発音出力」キー、さらに、コンピュータとのインターフェース部である「文字出力部・変換候補表示部」と、最後に、再変換開始の操作キーとして論理キーである「再変換」キーおよび「再変換」キーを補助する役目をする論理キーである「補助」キーを組み込んだシステム(以後、本システムと呼ぶ)であり、
KEARM変換とは、「仮名入力によるカタカナ語(K)、半角英数入力による英語(E)、英略語(A)又はローマ字(R)の3分類(K、 E、 A又は R)、4入力(K、 E、 A及び R)による相互変換が可能で多言語(M)出力もできる変換」から頭文字をとった固有名称で多言語処理ができる変換方式であり、
本システムは、利用者が該応用プログラムの画面上に表示されている文字列をマウスで強調表示させ、「再変換」キーを押下させることにより「再変換機能実行部」が主となり該文字列を読み込み、該文字列の文字種(code番号で分類)により次のとおり各種変換を行うシステムであって、
(1)該文字列のすべてが平仮名(code番号 1)の場合は、
(1a)該文字列で仮名漢字変換を行い漢字交じり文に変換し、
(1b)上記(1a)で漢字に変換できない一部または全部の平仮名の文字列がカタカナ語に変換できる場合はカタカナ語のKEARM変換を実行し、
(1c)必要により、上記(1a)および(1b)で変換結果として表示される漢字交じり文(カタカナ語を含む)は、コンピュータキーボードのEscキーを押すことにより、読込み時と同じ平仮名の文字列に戻すことができ、
(2)該文字列のすべてが全角英数字、全角記号または全角符号の場合(code番号2)で、
(2a)すべての文字列が全角英数字または全角記号(#、$、%、&など)の場合は、すべての文字列を半角文字列に変換し、さらに数字の場合は漢数字にも変換し、
(2b)すべての文字列が全角符号(括弧や句読点など)の場合は、類似の各種符号に変換し、
(3)該文字列のすべてが片仮名(code番号3)の場合は、
片仮名の文字列によるカタカナ語のKEARM変換を行い、KEARM変換できない片仮名の文字列はそのままとし、
(4)該文字列のすべてが半角英数字、半角記号または半角符号の場合(code番号4)で、
(4a)すべての文字列が半角英数字で、英語、英略語またはローマ字によるKEARM変換を実行できる単語はKEARM変換を行い、
(4b)上記(4a)でKEARM変換できない半角英数字の文字列および半角記号の文字列の場合は、すべての文字列を全角文字列に変換し、さらに数字の場合は漢数字にも変換し、
(4c)すべての文字列が半角符号の場合は、類似の各種符号に変換し、
(5)該文字列のすべてが漢字(code番号5)の場合、または該文字列が漢字のみでなく漢字交じり文であっても「補助」キー(物理キーはShiftキー等)を押し下げた状態で「再変換」キー(物理キーは変換キー)を押す場合、漢字引き仮名変換(特許番号第6319542号、段落番号0014~0020、図1,表1、表3で記述された変換)を行い、
(6)該文字列が上記5種類の文字種(code番号1~5)の文字列を2つ以上含む複合文(code番号6)の場合は、それぞれの文字種を含む文字列ごとに分節分けを行い、文節ごとに上記(1)~(5)の変換を行うが、複合文の場合、漢字または漢字を含む文節は上記(5)の漢字引き仮名変換ではなく、漢字情報変換(特願2022-090063、段落番号0014、図1で記述された変換)を行い、
(7)該文字列が、改行された複数の文章からなる複数文(code番号7)の場合は、該文字列に含まれる改行コードで文節分けはするものの連続した一連の文字列として読込み、さらに、上記(6)と同様の変換処理を行い、
上記(1)~(7)に共通の変換の内容および変換後の処理は次のとおりとし、
(イ)変換は各文節の変換用文字列が変換第1候補となり(仮名漢字変換の場合や複数の変換候補による変換候補簡易表示の場合は除く)、以降の候補は上記(1)~(7)の変換で得られた出力順序で変換候補を並べ、かつ、「再変換」キーを最初に押したときは、変換結果として変換用文字列を表示するのみで変換候補一覧は表示せず、
(ロ)確定キーを押すと、表示されている変換結果が確定文字列となり該応用プログラムに文字列を送付でき、
(ハ)再度「再変換」キーを押すと、上記(イ)の変換で並べられた変換候補の順序で注目文節の変換候補一覧を表示し、さらに矢印キーなどで希望する候補を選択すれば、選択された候補が変換結果として表示され、さらに上記(ロ)の操作で変換結果を該応用プログラムに文字列を送付でき、
(二)KEARM変換された分節の上記(イ)の候補および矢印キーなどで選択された上記(ハ)の候補は、「発音出力」キーを押せば英語または「出力言語選択スイッチ」の言語設定に沿った発音が出せる、
システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
現在の日本語入力システムにおける文字列読込み技術の利用法は、読み込んだ漢字交じり文をすべて仮名の文字列に戻し、得られた仮名の文字列で再度仮名漢字変換を行うことである。本発明も文字列を読込むシステムであるが、本システムでは読み込んだ文字列は、仮名に戻すのではなく、そのまま変換用文字列として使い、KEARM変換、漢字引き仮名変換や漢字情報変換を行い、情報収集・文章解析・SNSへの応用などに使うものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
KEARM変換とは、「仮名入力によるカタカナ語(K)、半角英数入力による英語(E)、英略語(A)又はローマ字(R)の3分類(K、 E、 A又は R)、4入力(K、 E、 A及び R)による相互変換が可能で多言語(M)出力もできる変換」から頭文字をとった固有名称で多言語処理ができる変換方式である。
【0003】
本発明は、独立した文字列読込みシステムではあるが、コンピュータ及び応用プログラムとのインターフェースは基本的に従来システムと同じなので従来の日本語入力システムと連携できるシステムである。本発明は、弊社の非特許文献2の仮名漢字変換/KEARM変換システムの段落番号0025で記述の多機能型日本語入力システムの項目(8)「日本語入力システムの再変換機能」でもあり、本書の図30で示す多機能型日本語入力システムのブロック図において画面下部中央の「再変換機能実行部」、画面下部右側の「文字出力部・変換候補表示部」および画面下部左側の「再変換」キー(いずれも背景をドットパターンのブロックで示す)に相当する。図30の多機能型日本語入力システムは、非特許文献2の仮名漢字変換/KEARM変換システム(背景を灰色のブロックで示す部分)を基幹部として12項目の機能を付加したシステムである。
【背景技術】
【0004】
パソコン用日本語入力システムは現在外資系のコンピュータソフトウェアメーカー1~2社が市場を占拠している。国内メーカーも存在するが莫大な開発費および維持費がかかる日本語入力システムを外資系メーカーは実質的に無料で提供しているので勝ち目はない。外資系メーカーが無料化を維持できるのは他製品に波及する宣伝効果が得られることや日本語入力システムと組み合わせて有料のワードプロセッサを独占的に販売できるからである。ただし入力情報の抜き取り(技術的には可能)など悪用しない限り、長期的にみれば日本語入力システムの開発の費用対効果は高くない。簡単に首を突っ込むには難しすぎるシステムなのだ。また、現在では高性能のワードプロセッサを無料で提供する機関がある。もう独占できる時代ではない。
【0005】
日本語入力システムは見かけ上簡単そうに見えるが、開発には高度の技術を要するし、パソコン用日本語入力システムには未開の部分が残っている。けっして完成された技術ではない。営利目的だけではなく日本語の将来とも密接な関係があるのでDOS時代のように日本語入力システム市場をぜひ日本のメーカーに開放してもらいたい。外資系メーカーが日本語の将来を考えることはあり得ない。日本語入力システムはOSの下で動作せざるを得ないので現状の非公開のOSの下では自由競争は得られない。最新のOSでコンパイルできる日本語入力システムの基本仕様のサンプルを公開すれば日本のメーカーは参入できる。ぜひ実行してもらいたい。
【0006】
日本語入力システムは仮名を入力して漢字に変換しなければならない。変換しないで直接入力できる英語と違い日本語入力システムの製作は簡単ではない。常に開発が求められる。現状、市場競争が行われていないので外資系メーカーが得意な予測変換以外の技術は停滞している。本発明人は、パソコン用日本語入力システムにおける本命の技術は予測変換ではなく一括変換であると考えている。一括変換の技術をもとに、日本語入力システムの変換機能を最大限活用したシステムが本発明人の開発した図30で示す多機能型日本語入力システムである。本発明の文字列読込みシステムは独立したシステムではあるが多機能型日本語入力システムにも組み込むことができる。
【0007】
現在、日本語入力システムをワードプロセッサと組み合わせて使うよりはSNSに入力してメッセージ発信する用途の方が圧倒的に多い。ワードプロセッサは以前ほど使われていない。SNSでは文字情報だけでなく映像情報も扱えるのでワードプロセッサとは別の使い方になっている。本発明の文字列読込みシステムは、別途出願予定のメモ機能と組み合わせてSNSで使えるように設計されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際対応型日本語入力システム 特許第5751537号(段落番号0017~0020、0023~0024、図3)
【0009】
漢字引き仮名変換機能付き日本語入力システム 特許第6319542号(段落番号0014~0020、図1、表1、表3)
【非特許文献】
【0010】
仮名漢字変換システムの基本機能 JISX4064: 2002
(【0011】以降は省略されています)

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