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公開番号2024053378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159607
出願日2022-10-03
発明の名称アロマディフューザ及び吸水芯ユニット
出願人株式会社カドー
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類B05B 17/06 20060101AFI20240408BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】アロマ液容器内の液体を適切に霧化する。
【解決手段】アロマディフューザは、霧化装置と制御装置とを備える。霧化装置は、アロマ液容器から突出している吸水芯の上面と接する振動板を備え、振動板を振動させることにより吸水芯に含まれているアロマ液を霧化する。制御装置は、霧化装置を制御する。制御装置は、ユーザによるアロマ液の種類の指定、温度、アロマ液の経過時間のうちの少なくとも1つを認識し、認識した種類と温度と経過時間のうちの少なくとも1つに基づいて、振動板の振動の周波数と振幅とのうちの少なくとも1つを決定し、決定した周波数と振幅とのうちの少なくとも1つにそって振動板を振動させるための制御信号を、霧化装置に送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アロマ液容器から突出している吸水芯の上面と接する振動板を具備し、前記振動板を振動させることにより前記吸水芯に含まれているアロマ液を霧化する霧化装置と、
前記霧化装置を制御する制御装置と、
を具備し、
前記制御装置は、
ユーザによる前記アロマ液の種類の指定、温度、前記アロマ液の経過時間のうちの少なくとも1つを認識し、
認識した前記種類と前記温度と前記経過時間のうちの少なくとも1つに基づいて、前記振動板の振動の周波数と振幅とのうちの少なくとも1つを決定し、
決定した前記周波数と前記振幅とのうちの少なくとも1つにそって前記振動板を振動させるための制御信号を、前記霧化装置に送信する、
アロマディフューザ。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記制御装置は
認識した前記種類と前記温度と前記経過時間のうちの少なくとも1つに基づいて、前記振動の振幅と時間との関係から得られる波形の種類を決定し、
決定した前記周波数と前記振幅とのうちの少なくとも1つ、及び、決定した前記波形の種類にそって前記振動板を振動させるための制御信号を、前記霧化装置に送信する、
請求項1のアロマディフューザ。
【請求項3】
外部電源から供給された電力を駆動電力とすること、及び、バッテリに蓄えられた電力を駆動電力とすることが可能な電源装置をさらに具備し、
前記制御装置は、
前記種類と前記温度と前記経過時間とのうちの少なくとも1つと、前記電源装置の電力供給方式とを認識し、
認識した前記種類と前記温度と前記経過時間のうちの少なくとも1つと、認識した前記電力供給方式とに基づいて、前記周波数と前記振幅とのうちの少なくとも1つを決定する、
請求項1のアロマディフューザ。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記振動板の上面にある前記アロマ液の液溜まりを前記振動板の下に移動させるための周波数で前記振動板を振動させる信号を、前記霧化装置に送信する、
請求項1のアロマディフューザ。
【請求項5】
前記振動板に、前記振動板の上面と下面とを貫通する貫通孔が形成されている、請求項4のアロマディフューザ。
【請求項6】
キャップを外したアロマ液容器の上部開口部の内径側に取り付け可能な円筒状の支持部と、
前記支持部の内径側に収容される吸水芯と、
前記支持部が前記上部開口部に取り付けられた際に、前記吸水芯を上下にスライド可能に支持する弾性体と、
を具備する、吸水芯ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アロマディフューザ及び吸水芯ユニットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の香料容器を収容可能なアロマディフューザが特開2019-126538号公報(以下、特許文献1という)に開示されている。
【0003】
特許文献1のアロマディフューザは、ポンプを駆動することで吹出経路に空気を送出して香料成分を香料容器から吹出経路に放出させる。特許文献1のアロマディフューザは、予め設定された揮散量比率となるように複数の揮散機構を駆動するように制御する。特許文献1のアロマディフューザの揮散条件として睡眠モードがある。揮散条件は、スケジュール機能に従って動作し、設定された時刻から徐々に揮散量を低減させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-126538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アロマ液容器内の液体の霧化特性は、液体の揮発速度、環境、経過時間などの影響を受ける。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、アロマ液容器内の液体を適切に霧化可能なアロマディフューザ及び吸水芯ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の実施形態に係るアロマディフューザは、霧化装置と制御装置とを備える。霧化装置は、アロマ液容器から突出している吸水芯の上面と接する振動板を備え、振動板を振動させることにより吸水芯に含まれているアロマ液を霧化する。制御装置は、霧化装置を制御する。制御装置は、ユーザによるアロマ液の種類の指定、温度、アロマ液の経過時間のうちの少なくとも1つを認識し、認識した種類と温度と経過時間のうちの少なくとも1つに基づいて、振動板の振動の周波数と振幅とのうちの少なくとも1つを決定し、決定した周波数と振幅とのうちの少なくとも1つにそって振動板を振動させるための制御信号を、霧化装置に送信する。
本発明の第2の実施形態に係る吸水芯ユニットは、支持部と吸水芯と弾性体とを備える。支持部は、キャップを外したアロマ液容器の上部開口部の内径側に取り付け可能であり円筒状である。吸水芯は、支持部の内径側に収容される。弾性体は、支持部が上部開口部に取り付けられた際に、吸水芯を上下にスライド可能に支持する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アロマ液容器内の液体を適切に霧化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係るアロマディフューザの一部分の構成の例を示す図。
第1の実施形態に係るアロマディフューザにおける吸水芯と霧化装置との接触状態の例を示す断面図。
第1の実施形態に係るアロマディフューザの処理の例を示すフローチャート。
第1の実施形態に係るアロマディフューザに備えられる霧化装置の振動板の振動状態の例を示すグラフ。
第2の実施形態に係るアロマディフューザの一部分の例を示す斜視断面図。
第3の実施形態に係るアロマディフューザの振動板の直径と、アロマ液容器に備えられる吸水芯の直径との関係の例を示す斜視断面図。
吸水芯の例を示す斜視図。
第3の実施形態に係るアロマディフューザに備えられる振動板と吸水芯の接触状態の例を示す上面図。
第4の実施形態に係る吸水芯ユニットの例を示す断面図。
第4の実施形態に係る吸水芯ユニットを取り付けたアロマ液容器の例を示す断面図。
比較例のアロマディフューザの一例を示す斜視図。
第5の実施形態に係る吸水芯ユニットの例を示す断面図。
第6の実施形態に係る吸水芯ユニットを備えるアロマ液容器の例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。図面において、同一の機能及び構成要素については、同一符号を付して説明を省略するか、又は、簡単に説明を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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