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公開番号2024049860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156345
出願日2022-09-29
発明の名称油圧ユニット
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F15B 21/045 20190101AFI20240403BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】ドレン入口の圧損を低減できる油圧ユニットを提案する。
【解決手段】油圧ユニット(1)は、作動油を収容する油タンク(10)と、油タンク(10)内の作動油をアクチュエータに供給する油圧ポンプ(30)と、油圧ポンプ(30)とアクチュエータとの間の流路から作動油を油タンク(10)に戻す第1戻り配管(L1,L2,L3,L4)と、アクチュエータから排出された作動油を油タンク(10)に戻す第2戻り配管(L43,L44)と、第1戻り配管(L1,L2,L3,L4)を流れる作動油と冷却液との間で熱交換すると共に、第2戻り配管(L43,L44)を流れる作動油と冷却液との間で熱交換する第1熱交換部(70)とを備え、第1熱交換部(70)は、第1戻り配管(L1,L2,L3,L4)を流れる作動油と第2戻り配管(L43,L44)を流れる作動油と冷却液とが分離されている3重管である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作動油を収容する油タンク(10)と、
上記油タンク(10)内の作動油をアクチュエータに供給する油圧ポンプ(30)と、
上記油圧ポンプ(30)と上記アクチュエータとの間の流路から作動油を上記油タンク(10)に戻す第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)と、
上記アクチュエータから排出された作動油を上記油タンク(10)に戻す第2戻り配管(L43,L44,L45,L46)と、
上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)を流れる作動油と冷却液との間で熱交換すると共に、上記第2戻り配管(L43,L44,L45,L46)を流れる作動油と上記冷却液との間で熱交換する第1熱交換部(70,200)と
を備え、
上記第1熱交換部(70,200)は、上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)を流れる作動油と上記第2戻り配管(L43,L44,L45,L46)を流れる作動油と上記冷却液とが分離されている3重管である、油圧ユニット(1,2)。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の油圧ユニット(1,2)において、
上記第1熱交換部(70,200)の3重管は、断面が多葉形状の内管(70a)と、その内管(70a)を収容する中管(70b)と、その中管(70b)を収容する外管(70c)とを有し、
上記冷却液が上記内管(70a)内を流れ、
上記第2戻り配管(L43,L44,L45,L46)を介して上記油タンク(10)に戻る作動油が、上記内管(70a)の外周面と上記中管(70b)の内周面との間を流れ、
上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)を介して上記油タンク(10)に戻る作動油が、上記中管(70b)の外周面と上記外管(70c)の内周面との間を流れる、油圧ユニット(1,2)。
【請求項3】
請求項2に記載の油圧ユニット(1,2)において、
上記冷却液を上記第1熱交換部(70,200)に供給するための冷却液配管(L11,L12,L13)と、
上記内管(70a)に上記冷却液配管(L11,L12,L13)が接続された第1接続部(TA1)と、上記中管(70b)の外周面と上記外管(70c)の内周面との間の流路に連通する上記第1戻り配管(L1,L2)が接続された第2接続部(TA2)と、上記内管(70a)の外周面と上記中管(70b)の内周面との間の流路に連通する上記第2戻り配管(L43,L44,L45,L46)が接続された第3接続部(TA3)とを有する継手構造(TA)と
を備える、油圧ユニット(1,2)。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の油圧ユニット(1,2)において、
上記第2戻り配管(L43,L44,L45,L46)は、上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)から独立した配管である、油圧ユニット(1,2)。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載の油圧ユニット(1,2)において、
上記第1熱交換部(70,200)に供給される上記冷却液の流量を調整する流量制御弁(V1)と、
上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)を流れる作動油の温度Toが所定の第1作動油温度To1以上かつ所定の第2作動油温度To2(>To1)以下になるように、上記流量制御弁(V1)の開度を調整する制御部(60)と、
を備える、油圧ユニット(1,2)。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか一項に記載の油圧ユニット(1,2)において、
上記油圧ポンプ(30)を駆動するモータ(40)と、
上記モータ(40)を駆動するデバイス(61)と、
上記デバイス(61)と上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)を流れる作動油との間で熱交換する第2熱交換部(80)と
を備える、油圧ユニット。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか一項に記載の油圧ユニットにおいて、
上記油圧ポンプ(30)を駆動するモータ(40)と、
上記モータ(40)と上記第1戻り配管(L1,L2,L3,L4,L5,L6)を流れる作動油との間で熱交換する第3熱交換部(90)と
を備える、油圧ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、油圧ユニットとしては、油圧ポンプを駆動するモータと、作動油を冷却する空冷式冷却器とを備え、送風ファンにより発生する空気流によってモータおよび空冷式冷却器を冷却するものがある(例えば、特開2008-8252号公報(特許文献1)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-8252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記油圧ユニットでは、周囲環境の温度が高くなると、作動油も高温となるため、空冷式冷却器の冷却能力が低下するという問題がある。
【0005】
そこで、作動油の冷却能力を向上させるため、油圧ポンプからの漏らし油とドレン油とを合流させて、合流させた作動油と水との間で熱交換する熱交換器により作動油を冷却する油圧ユニットが考えられる。
【0006】
しかしながら、油圧ポンプからの漏らし油とドレン油とを合流させた作動油を熱交換器により作動油を冷却する油圧ユニットでは、ドレン入口の圧損が大きくなるという問題がある。このような油圧ユニットでは、ドレン油が流れにくいので、ドレン油を油圧ユニットに戻す返油ポンプを主機側に用いる必要がある。
【0007】
本開示では、ドレン入口の圧損を低減できる油圧ユニットを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様の油圧ユニットは、
作動油を収容する油タンクと、
上記油タンク内の作動油をアクチュエータに供給する油圧ポンプと、
上記油圧ポンプと上記アクチュエータとの間の流路から作動油を上記油タンクに戻す第1戻り配管と、
上記アクチュエータから排出された作動油を上記油タンクに戻す第2戻り配管と、
上記第1戻り配管を流れる作動油と冷却液との間で熱交換すると共に、上記第2戻り配管を流れる作動油と上記冷却液との間で熱交換する第1熱交換部と
を備え、
上記第1熱交換部は、上記第1戻り配管を流れる作動油と上記第2戻り配管を流れる作動油と上記冷却液とが分離されている3重管である。
【0009】
本開示によれば、第1戻り配管を流れる作動油と第2戻り配管を流れる作動油とを合流させて冷却液と熱交換する場合に比べて、第2戻り配管に作動油が流入するドレン入口の圧損を低減できる。
【0010】
また、本開示の第2の態様に係る油圧ユニットは、
第1の態様の油圧ユニットにおいて、
上記第1熱交換部の3重管は、断面が多葉形状の内管と、その内管を収容する中管と、その中管を収容する外管とを有し、
上記冷却液が上記内管内を流れ、
上記第2戻り配管を介して上記油タンクに戻る作動油が、上記内管の外周面と上記中管の内周面との間を流れ、
上記第1戻り配管を介して上記油タンクに戻る作動油が、上記中管の外周面と上記外管の内周面との間を流れる。
(【0011】以降は省略されています)

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