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公開番号2024145676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058128
出願日2023-03-31
発明の名称パイロットリレー、ポジショナ、及び、パイロットリレーの製造方法
出願人アズビル株式会社
代理人個人
主分類F15B 9/08 20060101AFI20241004BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】パイロットリレーの空気圧の増幅率と空気流量の増幅率とにバリエーションを持たせる。
【解決手段】パイロットリレー30は、空気圧増幅モジュール40と、空気流量増幅モジュール50と、を備える。空気圧増幅モジュール40は、電空変換機構20からの空気圧信号Pnの空気圧を増幅し、増幅後の空気圧信号Pnを増幅圧力信号Pampとして出力する。増幅圧力信号Pampは、空気圧増幅モジュール40にチューブTを介して又は直接接続された空気流量増幅モジュール50に入力される。空気流量増幅モジュール50は、空気圧増幅モジュール40からの増幅圧力信号Pampの空気流量を増幅し、増幅後の増幅圧力信号Pampを増幅流量信号Poとして出力する。増幅流量信号Poは、空気駆動信号として、チューブなどを介して、流量制御弁95に入力される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気圧信号の空気圧及び空気流量を増幅するパイロットリレーであって、
前記空気圧信号の空気圧を増幅し、増幅後の前記空気圧信号を増幅圧力信号として出力する空気圧増幅モジュールと、
前記空気圧増幅モジュールに接続され、前記増幅圧力信号の空気流量を増幅し、増幅後の前記増幅圧力信号を増幅流量信号として出力する空気流量増幅モジュールと、
を備えるパイロットリレー。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記空気圧増幅モジュールでの、前記空気圧信号の空気圧の増幅率は、前記空気流量増幅モジュールでの、前記増幅圧力信号の空気圧に対する前記増幅流量信号の空気圧の増幅率よりも高く、
前記空気圧増幅モジュールでの、前記空気圧信号の空気流量に対する前記増幅圧力信号の空気流量の増幅率は、前記空気流量増幅モジュールでの、前記増幅圧力信号の空気流量の増幅率よりも低い、
請求項1に記載のパイロットリレー。
【請求項3】
前記空気圧増幅モジュールは、
前記空気圧信号が入力される第1室と、前記増幅圧力信号を出力する第2室と、前記空圧増幅モジュールの外部から供給される供給空気圧が入力される第3室と、前記第2室と前記第3室とを連通する連通路と、が形成されたハウジングと、
前記第1室に面する入力ダイアフラムと、
前記入力ダイアフラムに接続され、前記空気圧信号の空気圧の変化によって変形する前記入力ダイアフラムの変形量に応じて移動する移動体と、
前記第2室に面し、前記移動体に接続され、前記移動体の移動に伴って変形する出力ダイアフラムと、
前記空気圧信号の空気圧の変化によって移動する移動体とともに移動することで前記連通路の開度を変化させる弁体と、を備え、
前記入力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記空気圧信号の空気圧の受圧面と、前記出力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記増幅圧力信号の空気圧の受圧面との面積比に応じて、前記空気圧信号の空気圧の増幅率が変化する構造に形成され、
前記第2室の増幅圧力信号の流れ方向に直交する断面の面積に応じて、前記空気圧信号の空気流量の増幅率が変化する構造に形成された、
請求項1に記載のパイロットリレー。
【請求項4】
前記空気流量増幅モジュールは、
前記増幅圧力信号が入力される第1室と、前記増幅流量信号を出力する第2室と、前記空気流量増幅モジュールの外部から供給される供給空気圧が入力される第3室と、前記第2室と前記第3室とを連通する連通路と、が形成されたハウジングと、
前記第1室に面する入力ダイアフラムと、
前記入力ダイアフラムに接続され、前記増幅圧力信号の空気圧の変化によって変形する前記入力ダイアフラムの変形量に応じて移動する移動体と、
前記第2室に面し、前記移動体に接続され、前記移動体の移動に伴って変形する出力ダイアフラムと、
前記増幅圧力信号の空気圧の変化によって移動する移動体とともに移動することで前記連通路の開度を変化させる弁体と、を備え、
前記入力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記増幅圧力信号の空気圧の受圧面と、前記出力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記増幅流量信号の空気圧の受圧面との面積比に応じて、前記増幅圧力信号の空気圧の増幅率が変化する構造に形成され、
前記第2室の増幅流量信号の流れ方向に直交する断面の面積に応じて、前記増幅圧力信号の空気流量の増幅率が変化する構造に形成された、
請求項1に記載のパイロットリレー。
【請求項5】
前記空気流量増幅モジュールは、
前記増幅圧力信号が入力され、前記増幅圧力信号の空気圧の増加により前記増幅流量信号の空気圧を増加させる正作動の空気流量増幅モジュールと、
前記増幅圧力信号が入力され、前記増幅圧力信号の空気圧の増加により前記増幅流量信号の空気圧を減少させる逆作動の空気流量増幅モジュールと、の少なくとも一方を備える、
請求項1に記載のパイロットリレー。
【請求項6】
請求項1に記載のパイロットリレーと、
電気信号である制御信号を前記空気圧信号に変換する電空変換機構と、
を備えるポジショナ。
【請求項7】
前記空気圧増幅モジュールと、前記空気流量増幅モジュールと、前記電空変換機構とを収容する筐体をさらに備える、
請求項2に記載のポジショナ。
【請求項8】
空気圧信号の空気圧及び空気流量を増幅するパイロットリレーの製造方法であって、
それぞれが、前記空気圧信号の空気圧を増幅し、増幅後の前記空気圧信号を増幅圧力信号として出力する、前記空気圧の増幅率の異なる複数の空気圧増幅モジュールのうちから1つの空気圧増幅モジュールを選択する第1ステップと、
それぞれが、前記増幅圧力信号の空気流量を増幅し、増幅後の前記増幅圧力信号を増幅流量信号として出力する、前記空気流量の増幅率の異なる複数の空気流量増幅モジュールのうちから1つの空気量増幅モジュールを選択する第2ステップと、
前記第1ステップで選択した前記空気圧増幅モジュールと前記第2ステップで選択した前記空気量増幅モジュールとを接続してパイロットリレーを構成する第3ステップと、
を有するパイロットリレーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パイロットリレー、ポジショナ、及び、パイロットリレーの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
パイロットリレーは、入力される空気圧信号の空気圧及び空気流量を増幅して出力するように構成されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭63-56301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のパイロットリレーは、1つの装置として構成されている。従って、従来のパイロットリレーでは、空気圧の増幅率と空気流量の増幅率との少なくとも一方にバリエーションを持たせることができない。
【0005】
本発明は、パイロットリレーの空気圧の増幅率と空気流量の増幅率との少なくとも一方にバリエーションを持たせることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係るパイロットリレーは、空気圧信号の空気圧及び空気流量を増幅するパイロットリレーであって、前記空気圧信号の空気圧を増幅し、増幅後の前記空気圧信号を増幅圧力信号として出力する空気圧増幅モジュールと、前記空気圧増幅モジュールに接続され、前記増幅圧力信号の空気流量を増幅し、増幅後の前記増幅圧力信号を増幅流量信号として出力する空気流量増幅モジュールと、を備える。
【0007】
一例として、前記空気圧増幅モジュールでの、前記空気圧信号の空気圧の増幅率は、前記空気流量増幅モジュールでの、前記増幅圧力信号の空気圧に対する前記増幅流量信号の空気圧の増幅率よりも高く、前記空気圧増幅モジュールでの、前記空気圧信号の空気流量に対する前記増幅圧力信号の空気流量の増幅率は、前記空気流量増幅モジュールでの、前記増幅圧力信号の空気流量の増幅率よりも低い。
【0008】
一例として、前記空気圧増幅モジュールは、前記空気圧信号が入力される第1室と、前記増幅圧力信号を出力する第2室と、前記空圧増幅モジュールの外部から供給される供給空気圧が入力される第3室と、前記第2室と前記第3室とを連通する連通路と、が形成されたハウジングと、前記第1室に面する入力ダイアフラムと、前記入力ダイアフラムに接続され、前記空気圧信号の空気圧の変化によって変形する前記入力ダイアフラムの変形量に応じて移動する移動体と、前記第2室に面し、前記移動体に接続され、前記移動体の移動に伴って変形する出力ダイアフラムと、前記空気圧信号の空気圧の変化によって移動する移動体とともに移動することで前記連通路の開度を変化させる弁体と、を備え、前記入力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記空気圧信号の空気圧の受圧面と、前記出力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記増幅圧力信号の空気圧の受圧面との面積比に応じて、前記空気圧信号の空気圧の増幅率が変化する構造に形成され、前記第2室の増幅圧力信号の流れ方向に直交する断面の面積に応じて、前記空気圧信号の空気流量の増幅率が変化する構造に形成されている。
【0009】
一例として、前記空気流量増幅モジュールは、前記増幅圧力信号が入力される第1室と、前記増幅流量信号を出力する第2室と、前記空気流量増幅モジュールの外部から供給される供給空気圧が入力される第3室と、前記第2室と前記第3室とを連通する連通路と、が形成されたハウジングと、前記第1室に面する入力ダイアフラムと、前記入力ダイアフラムに接続され、前記増幅圧力信号の空気圧の変化によって変形する前記入力ダイアフラムの変形量に応じて移動する移動体と、前記第2室に面し、前記移動体に接続され、前記移動体の移動に伴って変形する出力ダイアフラムと、前記増幅圧力信号の空気圧の変化によって移動する移動体とともに移動することで前記連通路の開度を変化させる弁体と、を備え、前記入力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記増幅圧力信号の空気圧の受圧面と、前記出力ダイアフラムと前記移動体との組み合わせにおける前記増幅流量信号の空気圧の受圧面との面積比に応じて、前記増幅圧力信号の空気圧の増幅率が変化する構造に形成され、前記第2室の増幅流量信号の流れ方向に直交する断面の面積に応じて、前記増幅圧力信号の空気流量の増幅率が変化する構造に形成されている。
【0010】
一例として、前記空気流量増幅モジュールは、前記増幅圧力信号が入力され、前記増幅圧力信号の空気圧の増加により前記増幅流量信号の空気圧を増加させる正作動の空気流量増幅モジュールと、前記増幅圧力信号が入力され、前記増幅圧力信号の空気圧の増加により前記増幅流量信号の空気圧を減少させる逆作動の空気流量増幅モジュールと、の少なくとも一方を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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