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公開番号
2024155615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070478
出願日
2023-04-21
発明の名称
流体抵抗低減構造および移動体
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F15D
1/12 20060101AFI20241024BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】物体の表面に適用されて、効果的に流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造および移動体を提供する。
【解決手段】本開示の流体抵抗低減構造は、平面視において、凸部11と凹部12から構成される凹凸構造4を有する第1領域2と、前記第1領域に隣接する第2領域3と、を有し、第1方向d1において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、前記第1領域の前記凸部が導電性材料から構成され、前記凸部の表面に突起部を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、
平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、
第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、
前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、
前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、
前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、
前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、
前記第1領域の前記凸部が導電性材料から構成され、
前記凸部の表面に突起部を有する、流体抵抗低減構造。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、
平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、
第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、
前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、
前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、
前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、
前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、
前記第1領域の前記凸部が導電性材料から構成され、
前記凸部の表面に窪み部を有する、流体抵抗低減構造。
【請求項3】
流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、
平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、
第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、
前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、
前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、
前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、
前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、
前記第1領域の前記凸部が金属箔から構成され、
前記凸部の表面に突起部を有する、流体抵抗低減構造。
【請求項4】
流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、
平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、
第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、
前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、
前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、
前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、
前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、
前記第1領域の前記凸部が金属箔から構成され、
前記凸部の表面に開口部を有する、流体抵抗低減構造。
【請求項5】
前記第1領域は、第1算術平均高さ及び第1最大高さを有し、
前記第2領域は、前記第1算術平均高さよりも小さい第2算術平均高さ、および、前記第1最大高さよりも小さい第2最大高さを有する、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の流体抵抗低減構造。
【請求項6】
前記凸部が、前記第1領域が延びる方向に複数配列されており、
前記第1領域が延びる方向において隣り合う前記凸部の間隔が、前記凸部の高さの1倍以上12倍以下である、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の流体抵抗低減構造。
【請求項7】
前記凸部が、前記第1方向に沿って直線状に延びる形態を有する、請求項6に記載の流体抵抗低減構造。
【請求項8】
前記第1方向に沿って直線状に延びる形態を有する前記凸部の前記第1方向に直交する方向の幅が、該凸部の高さの1倍以上2倍以下である、請求項7に記載の流体抵抗低減構造。
【請求項9】
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の流体抵抗低減構造を有する、移動体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、物体の表面に適用されて、効果的に流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造、および、流体抵抗低減構造を有する移動体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、流体中を移動する移動体や流体移送等の分野において、省エネルギーおよび二酸化炭素排出量削減の実現のために、流体抵抗低減技術に関する研究が盛んに行われている。
【0003】
従来、流体抵抗低減技術としては、例えば物体の表面に凹凸を設けることが知られている。例えば、特許文献1には、微小な凹凸が一様に分布するように形成された粗面と平滑な壁面との境界において縦渦を生成して壁面からの流れの剥離を抑制する技術思想が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-57390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1には、粗面および滑面の具体的な形状や構成については詳しく言及されていない。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、物体の表面に適用されて、効果的に流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造、および、移動体を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の流体抵抗低減構造は、流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、前記第1領域の前記凸部が導電性材料から構成され、前記凸部の表面に突起部を有している。
【0008】
本開示の流体抵抗低減構造は、流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、前記第1領域の前記凸部が導電性材料から構成され、前記凸部の表面に窪み部を有している。
【0009】
本開示の流体抵抗低減構造は、流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、前記第1領域の前記凸部が金属箔から構成され、前記凸部の表面に突起部を有している。
【0010】
本開示の流体抵抗低減構造は、流体抵抗を低減することが可能な流体抵抗低減構造であって、平面視において、凸部と凹部から構成される凹凸構造を有する第1領域と、前記第1領域に隣接する第2領域と、を有し、第1方向において、前記第1領域と前記第2領域とが交互に配置されており、前記第1領域および前記第2領域は、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びており、前記凸部の高さが10μm以上1000μm以下であり、前記第1方向に交差する方向に帯状に延びる前記第1領域の長さが25mm以上であり、前記第1方向における前記第1領域の幅および前記第2領域の幅が0.2mm以上50mm以下であり、前記第1領域の前記凸部が金属箔から構成され、前記凸部の表面に開口部を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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