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公開番号
2025071284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025027435,2021005633
出願日
2025-02-23,2021-01-18
発明の名称
医療機関における商品の在庫を管理する装置、方法及びそのためのプログラム
出願人
株式会社カケハシ
代理人
弁理士法人六本木通り特許事務所
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20250424BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】新たな管理コードを用いることで、医療機関における商品の在庫のより正確な管理を可能とする。
【解決手段】管理コード100は、商品の薬効成分を表す第1の領域101と、商品選択に用いられる属性を表す第2の領域102と、商品の製造業者名を表す第3の領域103とを有する。例として、YJコードの先頭9桁を第1の領域101とし、YJコードの末尾3桁又はそれを含む文字列を第3の領域103とすることができる。YJコードの末尾3桁には、製造業者が反映されているからである。また、第2の領域102により表される属性として、包装形態、味、粒状、容量等が例として挙げられる。また、製造業者名を表す第3の領域103は、任意領域として管理コードに必ずしも含まれないものとすることも考えられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
医療機関における商品の在庫を管理する方法であって、前記方法は、
コンピュータが、処方データの入力を受け付けるステップと、
前記コンピュータが、前記処方データに含まれるYJコードに基づいて、前記YJコードに対応し得る1又は複数の管理コードを判定するステップと、
前記コンピュータが、判定された各管理コードに対応づけられた在庫量を前記YJコードの処方数量に基づいて減算するステップと
を含み、
前記管理コードは、包装形態、味、用量及びこれらの組み合わせのうちのいずれかである属性を表す領域を有する。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記判定するステップは、判定された各管理コードの割合を決定するステップを含む。
【請求項3】
コンピュータに、医療機関における商品の在庫を管理する方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
コンピュータが、処方データの入力を受け付けるステップと、
前記コンピュータが、前記処方データに含まれるYJコードに基づいて、前記YJコードに対応し得る1又は複数の管理コードを判定するステップと、
前記コンピュータが、判定された各管理コードに対応づけられた在庫量を前記YJコードの処方数量に基づいて減算するステップと
を含み、
前記管理コードは、包装形態、味、用量及びこれらの組み合わせのうちのいずれかである属性を表す領域を有する。
【請求項4】
医療機関における商品の在庫を管理する装置であって、前記装置は、
処方データの入力を受け付け、
前記処方データに含まれるYJコードに基づいて、前記YJコードに対応し得る1又は複数の管理コードを判定し、
判定された各管理コードに対応づけられた在庫量を前記YJコードの処方数量に基づいて減算するように構成され、
前記管理コードは、包装形態、味、用量及びこれらの組み合わせのうちのいずれかである属性を表す領域を有する。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機関における商品の在庫を管理する装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
薬剤には、各商品を識別するためのコードが付与されており、我が国においては、たとえばYJコードと呼ばれるコードが用いられている。たとえば、「ロキソニン錠60mg」には「1149019F1560」という12桁のコードが設定されている。薬効成分が同一であっても、たとえば、製造業者が異なれば、別商品として異なるYJコードが設定されるものもある。
【0003】
実際の流通においては、一定の単位で卸売業者等の販売業者から薬局等の医療機関に各商品の販売がなされ、最小注文単位である販売包装単位、販売包装単位の商品を複数梱包した元梱包装単位等がある。これらの包装単位を識別するためのコードも付与されており、GS1と呼ばれるコード体系が国際的に用いられている。たとえば、「ロキソニン60mg錠」を10錠包装したPTP包装シート10枚という販売包装単位にはGS1体系に従ったコードとして「14987081105400」が設定されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来用いられているコードでは、実在庫の管理が十分にできていない。上述の「ロキソニン錠60mg」に関して言えば、YJコードは同一であるが、10錠を包装したPTP包装シート10枚には「14987081105400」、10錠をPTP包装したシート100枚には「14987081105417」、ボトルに入った1000錠バラには「14987081105431」と異なるGS1コードが設定されている。また、液体タイプの経腸栄養剤「エンシュア(登録商標)・リキッド」を例に挙げれば、YJコードは「3259114S1026」であるが、味によってGS1コードが異なり、250mL×24缶の包装単位において、バニラ味には「14987439095780」、コーヒー味には「14987439095797」、ストロベリー味には「14987439095803」というように設定されている。GS1コードによって管理した場合、「ロキソニン錠60mg」のような例では商品として不必要な包装単位の区別を含んでしまい、YJコードによって管理した場合、「エンシュア・リキッド」のような例では味の違いという商品として必要な区別ができない。いずれのコードを用いても実在庫の管理が十分にできていない。このことは、商品単位の正確な需要予測もできていないことを意味する。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、新たな管理コードを用いることで、医療機関における商品の在庫のより正確な管理を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、医療機関における商品の在庫を管理する方法であって、入庫された商品に関する入庫データの入力を受け付けるステップと、前記入庫データに含まれる、包装単位を識別するための識別コードに基づいて、前記識別コードに対応づけられた管理コードを判定するステップと、前記入庫データに含まれる注文数に基づいて、前記入庫された商品の数量を判定するステップと、判定された管理コードに対応づけられた在庫量に判定された数量を加算して、管理コードと在庫量との対応づけである在庫データを更新するステップとを含み、前記管理コードは、薬効成分を表す、YJコードの一部を含む第1の領域と、商品選択に用いられる属性を表す第2の領域とを有する。
【0007】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様であって、前記属性は、包装形態、味、容量、粒状及びこれらの組み合わせのうちのいずれかである。
【0008】
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様であって、前記管理コードは、製造業者名を表す第3の領域をさらに有する。
【0009】
また、本発明の第4の態様は、コンピュータに、医療機関における商品の在庫を管理する方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、入庫された商品に関する入庫データの入力を受け付けるステップと、前記入庫データに含まれる、包装単位を識別するための識別コードに基づいて、前記識別コードに対応づけられた管理コードを判定するステップと、前記入庫データに含まれる注文数に基づいて、前記入庫された商品の数量を判定するステップと、判定された管理コードに対応づけられた在庫量に判定された数量を加算して、管理コードと在庫量との対応づけである在庫データを更新するステップとを含み、前記管理コードは、薬効成分を表す、YJコードの一部を含む第1の領域と、商品選択に用いられる属性を表す第2の領域とを有する。
【0010】
また、本発明の第5の態様は、医療機関における商品の在庫を管理する装置であって、入庫された商品に関する入庫データの入力を受け付け、前記入庫データに含まれる、包装単位を識別するための識別コードに基づいて、前記識別コードに対応づけられた管理コードを判定し、前記入庫データに含まれる注文数に基づいて、前記入庫された商品の数量を判定し、判定された管理コードに対応づけられた在庫量に判定された数量を加算して、管理コードと在庫量との対応づけである在庫データを更新し、前記管理コードは、薬効成分を表す、YJコードの一部を含む第1の領域と、商品選択に用いられる属性を表す第2の領域とを有する。
(【0011】以降は省略されています)
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