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公開番号2025090031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2024210792
出願日2024-12-03
発明の名称吊上げ装置用の液圧システム
出願人エプシロン クラーン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング,EPSILON Kran GmbH.
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F15B 11/02 20060101AFI20250609BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】液圧式の吊上げ装置、およびこのような液圧式の吊上げ装置を備えた車両、ならびに液圧式の被供給機に液圧流体を供給するための方法を提供する。
【解決手段】液圧式の吊上げ装置1用の液圧システムであって、液圧式の被供給機3への液圧流体の供給を制御するための弁が設けられており、弁は、液圧流体のための圧送装置に接続可能である少なくとも1つの第1の弁接続部と、第2の弁接続部とを有し、さらに制御可能な弁を制御するための操作要素6が設けられており、液圧システムは、流体分配器を備えた弁分配器ブロックを有し、流体分配器は接続部を有し、接続部は、第2の弁接続部に流体を導くように接続可能であり、弁分配器ブロックは、流体分配器に流体を導くように接続可能な被供給機接続部を有し、液圧式の吊上げ装置1の液圧式の被供給機3が、被供給機接続部に流体を導くように接続可能である、液圧システム。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
液圧式の吊上げ装置(1)用の液圧システムであって、
前記液圧式の吊上げ装置(1)の少なくとも1つの液圧式の被供給機(3)への液圧流体の供給を制御するための少なくとも1つの制御可能な弁(2)が設けられており、前記少なくとも1つの制御可能な弁(2)は、液圧流体(51)のための圧送装置(12)に接続可能である少なくとも1つの第1の弁接続部(4)と、第2の弁接続部(5)とを有し、さらに
前記少なくとも1つの制御可能な弁(2)を制御するための少なくとも1つの操作要素(6)が設けられており、前記操作要素(6)を用いて、前記少なくとも1つの制御可能な弁(2)の弁状態を前記操作要素(6)によって制御可能である、
液圧システムにおいて、
前記液圧システムは、少なくとも1つの流体分配器(8)を備えた少なくとも1つの弁分配器ブロック(7)を有し、前記少なくとも1つの流体分配器(8)は接続部(9)を有し、前記接続部(9)は、前記第2の弁接続部(5)に流体を導くように接続可能であり、または接続されており、
前記弁分配器ブロック(7)は、液圧流体(51)のための、前記流体分配器(8)に流体を導くように接続可能な少なくとも2つの被供給機接続部(10,11)を有し、前記少なくとも2つの被供給機接続部(10,11)は、流体を導くように切換え可能であり、前記液圧式の吊上げ装置(1)の少なくとも1つの液圧式の被供給機(3)が、前記少なくとも2つの切換え可能な被供給機接続部(10,11)のうちの少なくとも1つの被供給機接続部に流体を導くように接続可能である
ことを特徴とする、液圧システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記少なくとも2つの切換え可能な被供給機接続部(10,11)は、個々にまたは個別に流体を導くように切換え可能である、請求項1記載の液圧システム。
【請求項3】
前記少なくとも1つの制御可能な弁(2)は、少なくとも2つの切換え位置を備えた弁、好ましくは比例弁であり、前記操作要素(6)は、少なくとも1つの第1の切換え状態と第2の切換え状態とを有し、前記少なくとも1つの制御可能な弁(2)の前記弁状態は、前記操作要素(6)の前記切換え状態に相応して制御可能である、請求項1または2記載の液圧システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの流体分配器(8)は、少なくとも部分的に前記弁分配器ブロック(7)内に形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の液圧システム。
【請求項5】
少なくとも1つの流体分配器(8)の少なくとも1つの被供給機接続部(41)に、少なくとも1つの別の弁分配器ブロック(7)が接続可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載の液圧システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つの弁分配器ブロック(7)の前記少なくとも2つの切換え可能な被供給機接続部(10,11)は、少なくとも1つの切換え装置によって、実質的に遮断する切換え状態と少なくとも部分的に流体を導く切換え状態との間で切換え可能である、請求項1から5までのいずれか1項記載の液圧システム。
【請求項7】
前記切換え装置は、少なくとも1つの切換え弁(13)を有していて、前記少なくとも1つの切換え弁(13)によって、前記少なくとも2つの切換え可能な被供給機接続部(10,11)が切換え可能である、請求項6記載の液圧システム。
【請求項8】
前記切換え装置は、使用者によって操作可能な少なくとも1つの切換え要素(14)を有していて、前記少なくとも1つの切換え要素(14)によって、前記少なくとも2つの切換え可能な被供給機接続部(10,11)の前記切換え状態が切換え可能である、請求項6または7記載の液圧システム。
【請求項9】
前記弁分配器ブロック(7)は、別の接続部(16)を備えた少なくとも1つの別の流体分配器(15)、例えば第2の流体分配器(15)を有し、前記流体分配器(15)の前記接続部(16)は、前記液圧システムの液圧流体リザーバ(18)に流体を導くように接続可能であり、前記少なくとも1つの別の流体分配器(15)は、弁(17)、特に圧力制限弁によって、前記少なくとも2つの被供給機接続部(10,11)のうちの少なくとも1つの被供給機接続部に流体を導くように接続可能である、請求項1から8までのいずれか1項記載の液圧システム。
【請求項10】
前記液圧システムは、少なくとも1つの液圧式の被供給機(3)を有し、好ましくは、前記少なくとも1つの液圧式の被供給機(3)は、液圧シリンダとして、液圧モータとして、または液圧式のロータとして形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の液圧システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念部の特徴を備えた、吊上げ装置用の液圧システム、このような液圧システムによって少なくとも1つの液圧式の被供給機に液圧流体を供給するための方法、このような液圧システムを備えた液圧式の吊上げ装置、およびこのような吊上げ装置を備えた車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
吊上げ装置のための従来技術で公知の液圧システムは、吊上げ装置の複数部分を運動させるために、例えば液圧シリンダまたは液圧モータの形態の多数の液圧式の被供給機を有している。液圧式の被供給機には、作業機能を実施するために液圧流体を供給しなくてはならず、そのために液圧流体のための圧送装置の他に、液圧流体の流れを導きかつ制御するための液圧管路や弁が必要である。このような制御弁の操作要素は、従来技術で公知の吊上げ装置では、吊上げ装置の、使用者にとって接近しやすい位置に設置されている。通常、吊上げ装置の液圧システムは、実質的に液圧式の被供給機の数に相当する多数の制御弁または制御弁のセクションおよびこれらに相当する操作要素を備えている。
【0003】
液圧式の被供給機への液圧流体の供給および液圧式の被供給機からの液圧流体の排出のために、使用者によって操作可能な制御弁または制御弁のセクションと、液圧式の被供給機との間には、液圧管路が延びていなくてはならない。液圧管路は相応な数で存在しなくてはならず、それに相応した大きなスペース需要、高められた製造コスト、高められた保守手間、液圧システムの多数の発生し得る欠陥箇所といった欠点を伴う。特に、吊上げ装置の作業機能を制御するために必要な制御弁または制御弁のセクションと所属の操作要素とを、使用者にとって接近しやすい吊上げ装置の位置に一緒に配置する場合には、液圧管路の不都合に長い管路長によって、液圧式の被供給機の位置が遠くなってしまう可能性がある。さらにこのような液圧管路のために大きな流量を得るためには、大きな管路横断面を備えた液圧管路が必要であることがある。
【0004】
本発明の課題は、上に述べた問題が発生しない液圧システム、液圧式の吊上げ装置、およびこのような液圧式の吊上げ装置を備えた車両、ならびに少なくとも1つの液圧式の被供給機に液圧流体を供給するための方法を提供することである。特に、液圧式の被供給機への供給のための数を減じられた液圧管路、および/または液圧式の被供給機を制御するために必要な数を減じられた操作要素および制御弁を備えた液圧システムを提供することが望まれている。
【0005】
この課題は、請求項1の特徴を備えた液圧システム、このような液圧システムを備えた液圧式の吊上げ装置、およびこのような吊上げ装置を備えた車両、ならびにこのような液圧システムによって少なくとも1つの液圧式の被供給機に液圧流体を供給するための方法によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項に規定されている。
【0006】
本発明に係る液圧システムは、液圧式の吊上げ装置に適していると言える。液圧式の吊上げ装置の少なくとも1つの液圧式の被供給機への液圧流体の供給を制御するために、少なくとも1つの制御可能な弁が設けられており、少なくとも1つの制御可能な弁は、液圧流体のための圧送装置に接続可能である少なくとも1つの第1の弁接続部と、第2の弁接続部とを有している。
【0007】
液圧式の被供給機は、例えば液圧シリンダまたは液圧モータの形態で構成されていてもよい。
【0008】
少なくとも1つの液圧式の被供給機への液圧流体の供給の制御は、流量、液圧流体の量、液圧流体の液圧圧力、および/または液圧流体の流れ方向の制御を含むことができる。
【0009】
少なくとも1つの制御可能な弁を制御するために、少なくとも1つの操作要素が設けられており、操作要素を用いて、少なくとも1つの制御可能な弁の弁状態が制御可能である。操作要素は、使用者によって操作することができる。
【0010】
弁状態は、例えば実質的に流体を導く弁状態または実質的に流体を遮断する弁状態に相当するものであってもよい。1つの弁状態は、特に特定の流量、液圧流体の特定の量、液圧流体の特定の液圧圧力、および/または液圧流体の特定の流れ方向に相当することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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