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公開番号
2025082514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195898
出願日
2023-11-17
発明の名称
油圧ポンプユニットおよび当該油圧ポンプユニットを備えた作業機械
出願人
コベルコ建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F15B
1/26 20060101AFI20250522BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】ポンプ本体の鉛直上方にポンプ動力源が配置される構造において、ポンプ本体の内部に溜まるエアを抜くに当たり、簡素な構成でエア抜き構造を実現できる油圧ポンプユニット、および当該油圧ポンプユニットを備えた作業機械を提供する。
【解決手段】油圧ポンプユニット178は、内部空間に溜まるエアを外部に排出するためのエア抜きポート52を有するポンプ本体34と、ポンプ本体34の鉛直上方に配置され、且つ、ポンプ本体34に動力伝達可能に接続されている電動モータ32と、ポンプ本体34にサクション配管44を介して接続されているタンク38と、エア抜きポート52とサクション配管44との間を直接接続する外部配管56と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内部空間に溜まるエアを外部に排出するためのエア抜きポートを有するポンプ本体と、
前記ポンプ本体の鉛直上方に配置され、且つ、前記ポンプ本体に動力伝達可能に接続されているポンプ動力源と、
前記ポンプ本体にサクション配管を介して接続されているタンクと、
前記エア抜きポートと前記サクション配管との間を直接接続する外部配管と、
を備えることを特徴とする油圧ポンプユニット。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記タンクは、前記ポンプ本体に対して前記ポンプ動力源に電力を供給するバッテリを隔てた位置に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の油圧ポンプユニット。
【請求項3】
前記ポンプ本体は、当該ポンプ本体の駆動軸が鉛直線に沿った方向に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の油圧ポンプユニット。
【請求項4】
内部空間に溜まるエアを外部に排出するためのエア抜きポートを有するポンプ本体と、
前記ポンプ本体の鉛直上方に配置され、且つ、前記ポンプ本体に動力伝達可能に接続されているポンプ動力源と、
前記ポンプ本体にサクション配管を介して接続されているタンクと、
前記エア抜きポートと前記サクション配管との間を直接接続する外部配管と、
を備える油圧ポンプユニットを含み、
前記ポンプ動力源は、バッテリから供給される電力によって駆動させられる電動モータであることを特徴とする、作業機械。
【請求項5】
前記タンクは、エアブリーザをさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エア抜き構造を備えた油圧ポンプユニット、および当該油圧ポンプユニットを備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
油圧によって駆動させられるアクチュエータなどの油圧機器には、油圧ポンプユニットから吐出された作動油が供給される。油圧ポンプユニットは、ポンプ本体、ポンプ本体を駆動させるポンプ動力源、およびポンプ本体に供給される作動油が貯留されるタンクを、含んで構成されている。また、油圧ポンプユニットにおいて、ポンプ本体の鉛直上方にポンプ動力源を配置する構造が提案されている。例えば、特許文献1の油圧ポンプユニット(液圧駆動ユニット)がそれに該当する。特許文献1には、油圧ポンプの内部に溜まるエアを抜くエア抜き構造が開示されている。具体的には、油圧ポンプの内部空間と連通するエア抜きポートが形成され、上記エア抜きポートが連絡ラインを介してタンクに接続され、さらに、前記連絡ラインの経路上に、エアと作動油とを分離する気液分離器が設けられた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6446103号公報
特許第7001951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1の油圧ポンプユニットのエア抜き構造では、内部に溜まるエアが、気液分離器によって作動油と分離された後、エア通路およびエア抜き弁を通って外部に放出されるが、気液分離器、エア通路、およびエア抜き弁が必要になるため構造が複雑になっている。これに対して、特許文献2には、ポンプ本体と、タンクと、ポンプ本体とタンクとの間に形成されるヘッドと、を含んだ一体型ポンプ構造を有し、油圧ポンプの内部に溜まるエアが、ヘッドに形成されたエア抜き管路を通ってポンプ本体に吸引される構造が開示されている。しかしながら、引用文献2の構造は、ポンプ本体の鉛直上方にタンクを配置する必要があるため、ポンプ本体の鉛直上方にポンプ動力源を配置する構造に対しては適用が困難である。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ポンプ本体の鉛直上方にポンプ動力源が配置される構造において、ポンプ本体の内部に溜まるエアを抜くに当たり、簡素な構成でエア抜き構造を実現できる油圧ポンプユニット、および当該油圧ポンプユニットを備えた作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る油圧ポンプユニットは、内部空間に溜まるエアを外部に排出するためのエア抜きポートを有するポンプ本体と、前記ポンプ本体の鉛直上方に配置され、且つ、前記ポンプ本体に動力伝達可能に接続されているポンプ動力源と、前記ポンプ本体にサクション配管を介して接続されているタンクと、前記エア抜きポートと前記サクション配管との間を直接接続する外部配管と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、ポンプ本体に設けられたエア抜きポートが、外部配管を介してサクション配管に直接接続されているため、ポンプ本体が駆動すると、ポンプ本体の内部に溜まったエアが、エア抜きポートから外部配管およびサクション配管を経由してポンプ本体に吸引され、ポンプ本体の吐出ポートから外部に排出される。また、エア抜き構造を形成するに当たり、エア抜きポートとサクション配管とを繋ぐ外部配管を追加するだけで済むため、構造が簡素となる。
【0008】
上記実施形態において、好適には、前記タンクは、前記ポンプ本体に対して前記ポンプ動力源に電力を供給するバッテリを隔てた位置に配置されている。このように構成されることで、タンクとポンプ本体との間の距離が長くなる。ここで、エア抜き構造を構成するにあたり、エア抜きポートがタンクに接続される従来の構造では、エア抜きポートとタンクとの間を接続する配管が長くなる。さらに、バッテリを避けるようにして配策する必要があるため、配管の形状も複雑になってしまう。これに対して、本構成では、エア抜きポートとサクション配管との間を外部配管で繋ぐだけで済むため、タンクの位置に拘わらず、エア抜き構造を簡素に構成することができる。
【0009】
また、上記実施形態において、好適には、前記ポンプ本体は、当該ポンプ本体の駆動軸が鉛直線に沿った方向に配置されている。このように構成にされると、ポンプ本体の内部にエアが混入したり生成されたりすると、エアの浮力によってエアが鉛直上方に移動して滞積することで、ポンプ本体の内部における作動油の充填状態が不十分となり、ポンプ本体の潤滑不良に繋がる虞がある。これに対して、エア抜きポートからポンプ本体の内部に溜まるエアが排出されることで、上記課題が解消される。また、エア抜きポートに接続される外部配管がサクション配管に直接接続されるため、エア抜き構造を簡素に構成できる。
【0010】
また、本発明の一実施形態に係る作業機械は、内部空間に溜まるエアを外部に排出するためのエア抜きポートを有するポンプ本体と、前記ポンプ本体の鉛直上方に配置され、且つ、前記ポンプ本体に動力伝達可能に接続されているポンプ動力源と、前記ポンプ本体にサクション配管を介して接続されているタンクと、前記エア抜きポートと前記サクション配管との間を直接接続する外部配管と、を備える油圧ポンプユニットを含み、前記ポンプ動力源は、バッテリから供給される電力によって駆動させられる電動モータであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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