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公開番号
2024161193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2024151862,2020156624
出願日
2024-09-04,2020-09-17
発明の名称
圧油給排システム
出願人
株式会社コスメック
代理人
個人
主分類
F15B
20/00 20060101AFI20241108BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】 従来検出できなかった圧油給排システムの異常状態を検出できるようにする。
【解決手段】 圧縮エアが供給されることにより駆動されるポンプ(1)が、シリンダ(10)に圧油を流路を介して供給する。前記流路の途中部に設けられる三方弁(2)が、前記ポンプ(1)から前記シリンダ(10)に圧油が供給される状態と前記シリンダ(10)から外部に圧油が排出される状態とに切り換える。前記流路の圧油の圧力が所定圧力を上回るときに、前記流路の圧油の圧力を所定圧力を下回るように圧力保障弁(3)が圧油を外部に排出させる。前記ポンプ(1)に供給される圧縮エアの流量をエア流量検出センサ(5)が検出する。前記流路の圧油の圧力を油圧検出センサ(6)が検出する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮エアが供給されることにより駆動されるポンプ(1)であって、圧油給排対象物(10)に圧油を供給するポンプ(1)と、
前記圧油給排対象物(10)に圧油を給排する流路の途中部に設けられると共に、前記ポンプ(1)から前記圧油給排対象物(10)に圧油が供給される状態と前記圧油給排対象物(10)から外部に圧油が排出される状態とに切り換える三方弁(2)と、
前記流路の圧油の圧力が所定圧力を上回るときに、前記流路の圧油の圧力を所定圧力を下回るように圧油を外部に排出させる圧力保障弁(3)と、
前記ポンプ(1)に供給される、または、前記ポンプ(1)から排出される圧縮エアの流量を検出するエア流量検出装置(5)と、
前記流路の圧油の圧力を検出する油圧検出装置(6)と、を備える、
ことを特徴とする圧油給排システム。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1の圧油給排システムにおいて、
前記ポンプ(1)に供給される、または、前記ポンプ(1)から排出される圧縮エアの圧力を検出するエア圧検出装置(4)を備える、ことを特徴とする圧油給排システム。
【請求項3】
請求項1の圧油給排システムにおいて、
前記エア流量検出装置(5)と前記油圧検出装置(6)とから信号を受けて、圧油給排システムの状態を検知する制御装置(80)を備える、
ことを特徴とする圧油給排システム。
【請求項4】
請求項2の圧油給排システムにおいて、
前記エア圧検出装置(4)と前記エア流量検出装置(5)と前記油圧検出装置(6)とから信号を受けて、圧油給排システムの状態を検知する制御装置(80)を備える、
ことを特徴とする圧油給排システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、圧油給排対象物に圧油を給排するシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の圧油給排システムには、従来では、特許文献1(日本国・特開平3-181682号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
その圧油給排システムは、ポンプと、当該ポンプと圧力給排対象物としてのシリンダとを接続する流路の途中に設けられる三方弁および圧力保障弁とを有している。そのポンプは、圧縮エア源から供給される圧縮エアによってピストンが駆動され、そのピストンに連結されたプランジャが油タンクの油をシリンダに送り出すように構成される。上記の三方弁は、ポンプからの圧油をシリンダに供給する状態と、シリンダの圧油を外部に排出する状態とを切換えるように構成される。上記の圧力保障弁は、ポンプから供給される圧油が所定の圧力を上回るときに圧油を外部に排出して、圧油を所定圧力を下回るようにしている。そのポンプとシリンダとを接続する圧油の流路に設けられる圧力検出スイッチによって、流路の油圧が所定圧力より高くなっているか否かが検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-181682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術は次の問題がある。
前記流路の圧油が適正な圧力であることが圧力検出スイッチによって検出されることで正常状態であると判断された場合であっても、前記圧油給排システムが過度に動作している異常状態や、配管に漏れがある異常状態等になっていることがある。このような異常状態は、圧力検出スイッチだけでは検出することができない。
本発明の目的は、従来検出できなかった圧油給排システムの異常状態を検出できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図3または図4に示すように、圧油給排システムを次のように構成した。
圧縮エアが供給されることによりポンプ1が駆動されて、そのポンプ1が圧油給排対象物10に圧油を吐出する。前記圧油給排対象物10に圧油を給排する流路の途中部に三方弁2が設けられる。その三方弁2は、前記ポンプ1から前記圧油給排対象物10に圧油が供給される状態と前記圧油給排対象物10から外部に圧油が排出される状態とに切り換える。前記流路の圧油の圧力が設定圧力を上回るときに、圧力保障弁3は、前記流路の圧油の圧力が設定圧力を下回るように圧油を外部に排出する。前記ポンプ1に供給される、または、前記ポンプ1から排出される圧縮エアの流量をエア流量検出装置5が検出する。前記流路の圧油の圧力を油圧検出装置6が検出する。
【0006】
上記の本発明は次の作用効果を奏する。
上記エア流量検出装置5と油圧検出装置6とを備える。これにより、従来の圧油給排システムでは検出できなかった異常状態を、本発明の圧油給排システムでは、その異常状態をエア流量検出装置と油圧検出装置6によって検知することができる。
【0007】
本発明は、下記(1)から(3)の構成を加えることが好ましい。
(1) 例えば、図1から図3または図4に示すように、前記ポンプ1に供給される、または、前記ポンプ1から排出される圧縮エアの圧力をエア圧検出装置4が検出する。
この場合、エア流量検出装置と油圧検出装置とでは検出できなかった圧油給排システムの異常状態が、エア流量検出装置の検出結果と油圧検出装置の検出結果とエア圧検出装置の検出結果を組み合わせることにより確実に検出される。
【0008】
(2) 前記エア流量検出装置5と前記油圧検出装置6とから信号を受ける制御装置80が圧油給排システムの状態を検知する。
この場合は、油圧検出装置のみの検出結果から検知できなかった圧油給排システムの異常状態を、エア流量検出装置と油圧検出装置の検出結果を組み合わせることで、制御装置が確実に検知する。
【0009】
(3)前記エア圧検出装置4と前記エア流量検出装置5と前記油圧検出装置6とから信号を受ける制御装置80が、圧油給排システムの状態を検知する。
この場合、油圧検出装置の検出結果とエア流量検出装置の検出結果だけでは検知できなかった圧油給排システムの異常状態を、エア流量検出装置とエア圧検出装置と油圧検出装置の検出結果を組み合わせることで、制御装置が確実に検知する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1実施形態を示し、圧油給排システムの一部断面視した模式図である。
図2は、上記圧油給排システムのポンプを示す断面図である。
図3は、上記圧油給排システムの三方弁と圧力保障弁とを示す断面図である。
図4は、本発明の第2実施形態を示し、圧油給排システムの一部断面視した模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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