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公開番号2024047790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153477
出願日2022-09-27
発明の名称貯蔵庫
出願人ホシザキ株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類F25D 23/02 20060101AFI20240401BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】ドアパッキンのシール不良をより確実に抑制する。
【解決手段】ドアパッキン20は、マグネット40が保持され、扉15Bの閉状態において、貯蔵庫本体11の開口縁部11B、17A、17Bに密着するマグネット保持部21と、扉本体部30の後面32Aに当接する当接壁22と、当接壁22とマグネット保持部21との間に介在する介在壁23と、開口縁部11B、17A、17Bとマグネット40との間の磁気吸引力に応じて弾性変形し、マグネット保持部21の第1側壁21Bと当接壁22とを連結する第1連結壁25と、第2側壁21Cと当接壁22とを連結する第2連結壁26と、第1側壁21Bと介在壁23とを連結する第3連結壁27と、を有する。磁気吸引力が作用していない状態において、第3連結壁27は、マグネット保持部21との接続部分である第1接続部27Aより後方、又は介在壁23との接続部分である第2接続部27Bより前方に膨出する第1膨出部27Cを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
前面開口を有する断熱箱体である貯蔵庫本体と、
前記前面開口を開閉する扉と、を備え、
前記扉は、
断熱材を含む扉本体部と、
前記扉本体部の後面に設けられ、前記扉本体部と、前記貯蔵庫本体の前記前面開口の開口縁部との間をシールするドアパッキンと、を備え、
前記ドアパッキンは、
マグネットが保持され、前記扉の閉状態において、前記開口縁部に密着するシール壁を有するマグネット保持部と、
前記扉本体部の前記後面に当接する当接壁と、
前記当接壁と前記マグネット保持部との間に介在する介在壁と、
前記開口縁部と前記マグネットとの間の磁気吸引力に応じて弾性変形し、前記マグネット保持部の第1側壁と前記当接壁とを連結する第1連結壁と、
前記磁気吸引力に応じて弾性変形し、前記マグネット保持部の前記第1側壁と対向する第2側壁と前記当接壁とを連結する第2連結壁と、
前記磁気吸引力に応じて弾性変形し、前記第1側壁と前記介在壁とを連結する第3連結壁と、を有し、
前記磁気吸引力が作用していない状態において、前記第3連結壁は、前記マグネット保持部との接続部分である第1接続部より後方、又は前記介在壁との接続部分である第2接続部より前方に膨出する第1膨出部を有する貯蔵庫。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1側壁が前記磁気吸引力に応じて前後方向に変位可能な可動域は、前記第2側壁が前記磁気吸引力に応じて前後方向に変位可能な可動域に比べて大きい請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項3】
前記磁気吸引力が作用していない状態において、前記第2連結壁は、前記マグネット保持部との接続部分である第3接続部より後方に膨出する第2膨出部を有し、
前記第2連結壁のうち前記第3接続部から前記第2膨出部までの部分は、前記第2側壁に対して60度傾斜している請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項4】
前記第1連結壁、前記第2連結壁、及び前記第3連結壁の壁厚は、0.4mm以下である請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項5】
前記扉本体部は、前記後面から後方に突出し、前記閉状態において前記前面開口に挿入される枠状のリブを備え、
前記ドアパッキンは、前記リブを取り囲むように配置されており、
前記第1連結壁は、前記リブの外周壁に近接している請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項6】
前記第1連結壁は、前記第1連結壁と前記第3連結壁との間の空間に空気を流入させるための通気口を有し、
前記第1連結壁の前記当接壁との接続部分である第4接続部の壁厚は、前記当接壁の壁厚よりも小さい請求項5に記載の貯蔵庫。
【請求項7】
前記第1連結壁のうち前記外周壁に近接する部分は、前記外周壁に沿う形状をなしており、
前記ドアパッキンは、第1連結壁から突出して前記外周壁に接触するヒレ部を有する請求項5に記載の貯蔵庫。
【請求項8】
前記ドアパッキンは、前記当接壁と前記介在壁とを接続して、前記介在壁を支持する複数の支持壁を有し、
隣り合う前記支持壁の間に位置する前記当接壁は、切り欠け部を有する請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項9】
前記ドアパッキンは、前記当接壁と前記介在壁とを接続して、前記介在壁を支持する複数の支持壁を有し、
隣り合う前記支持壁の間に位置する前記介在壁は、切り欠け部を有する請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項10】
前記ドアパッキンは、
前記当接壁と前記介在壁とを接続して、前記介在壁を支持する複数の支持壁と、
前記当接壁から前方に突出し、前記扉本体部のパッキン装着溝に取り付けられる取付脚と、を有し、
前記取付脚の壁部と前記当接壁との接続部分である第5接続部は、少なくとも一つの前記支持壁と前記当接壁との接続部分である第6接続部と略一致している請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、貯蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
貯蔵庫本体の開口を開閉する断熱扉は、開口縁部に密着するドアパッキンを備えることが知られており、その一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のドアパッキンは、揺動ドア(断熱扉)に圧嵌装着されるシールベースと、本体ケース(貯蔵庫本体)のシール壁(開口縁部)に磁気吸着するマグネット部と、シールベースとマグネット部との間に設けられる外弾性壁、第1内弾性壁、および第2内弾性壁を備える。
【0003】
当該ドアパッキンは、マグネット部と開口縁部の磁気吸着作用で各弾性壁が伸張変形する状態において、外弾性壁が伸張限界まで変形するときの伸張量と、第1内弾性壁が伸張限界まで変形するときの伸張量とが等量化されていることを特徴としている。両伸張量の等量化によって、断熱扉が開口縁部に接近する時に、断熱扉のマグネット部が開口縁部に対して傾斜してしまう事態を抑制でき、マグネット部の開口縁部に対する飛びつき性能を向上できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-193737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、断熱箱体である貯蔵庫本体は一般に、内部に発泡断熱材が充填されて製造される。より詳しくは、貯蔵庫本体を構成する内箱と外箱との間に発泡ウレタン原液を注入して発泡させることで、発泡ウレタンフォーム(発泡断熱材)を充填させる。この発泡過程において、発泡圧力によって貯蔵庫本体の開口縁部の表面が傾斜してしまうことがある。その場合、特許文献1に記載のドアパッキンのように、外弾性壁の伸張量と、第1内弾性壁の伸張量とが等量化されていると、傾斜面を有する開口縁部との間に隙間が発生することがある。その結果、シール不良が生じて冷気漏れが発生し、冷却性能が低下してしまう。
【0006】
本技術は上記のような実情に基づいて完成されたものであって、ドアパッキンのシール不良をより確実に抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術に関わる貯蔵庫は、前面開口を有する断熱箱体である貯蔵庫本体と、前記前面開口を開閉する扉と、を備え、前記扉は、断熱材を含む扉本体部と、前記扉本体部の後面に設けられ、前記扉本体部と、前記貯蔵庫本体の前記前面開口の開口縁部との間をシールするドアパッキンと、を備え、前記ドアパッキンは、マグネットが保持され、前記扉の閉状態において、前記開口縁部に密着するシール壁を有するマグネット保持部と、前記扉本体部の前記後面に当接する当接壁と、前記当接壁と前記マグネット保持部との間に介在する介在壁と、前記開口縁部と前記マグネットとの間の磁気吸引力に応じて弾性変形し、前記マグネット保持部の第1側壁と前記当接壁とを連結する第1連結壁と、前記磁気吸引力に応じて弾性変形し、前記マグネット保持部の前記第1側壁と対向する第2側壁と前記当接壁とを連結する第2連結壁と、前記磁気吸引力に応じて弾性変形し、前記第1側壁と前記介在壁とを連結する第3連結壁と、を有し、前記磁気吸引力が作用していない状態において、前記第3連結壁は、前記マグネット保持部との接続部分である第1接続部より後方、又は前記介在壁との接続部分である第2接続部より前方に膨出する第1膨出部を有する。
【0008】
このように第3連結壁を設けることで、第3連結壁と接続されるマグネット保持部の第1側壁を、第2連結壁と接続されるマグネット保持部の第2側壁に比べて、後方(貯蔵庫本体側)に変位しやすくできる。仮に開口縁部が傾斜面を有する場合、傾斜面によってマグネット保持部と開口縁部との距離が増大して隙間が発生しやすくなる部分に、マグネット保持部の第1側壁を配置することで、当該隙間を抑制できる。その結果、シール不良をより確実に抑制でき、冷気漏れが発生して冷却性能が低下してしまう事態を抑制できる。
【0009】
また、前記第1側壁が前記磁気吸引力に応じて前後方向に変位可能な可動域は、前記第2側壁が前記磁気吸引力に応じて前後方向に変位可能な可動域に比べて大きくてもよい。このようにすれば、第1側壁側の可動域を増大できる。
【0010】
また、前記磁気吸引力が作用していない状態において、前記第2連結壁は、前記マグネット保持部との接続部分である第3接続部より後方に膨出する第2膨出部を有し、前記第2連結壁のうち前記第3接続部から前記第2膨出部までの部分は、前記第2側壁に対して60度傾斜していてもよい。このようにすれば、限られたスペースにおいて第2連結壁の長さを大きくし、シール壁の第2側壁側の可動域を増大できる。
(【0011】以降は省略されています)

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