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公開番号2023125408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-07
出願番号2022029474
出願日2022-02-28
発明の名称冷却装置
出願人富士電機株式会社
代理人個人
主分類F25D 21/08 20060101AFI20230831BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】除霜中に収納部内の温度が上昇することを抑制することが可能な冷却装置を提供する。
【解決手段】この検体保冷庫100は、煙突効果により空気吸込口6から空気を吸い込みつつ空気吹出口7から加熱された空気を吹き出すように、空気吹出口7は、上下方向において蒸発器31の中心よりも高い位置に設けられ、かつ、空気吸込口6は、空気吹出口7よりも下方に設けられるとともに、上下方向において蒸発器31の中心よりも低い位置に設けられ、除霜用加熱部5は、空気吸込口6と空気吹出口7との間で、かつ蒸発器31よりも上流または空気の流れる方向において蒸発器31と同じ位置に配置され、送風ファン4は、除霜時において、駆動を停止されるか、または冷却時よりも低い回転数で駆動されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
物品が収納される収納部と、
前記収納部の下方に配置され、前記収納部内の空気を冷却する、熱交換器を含む冷凍サイクルと、
前記熱交換器において冷却された空気を前記収納部に送る送風ファンと、
除霜時に前記熱交換器を加熱し、除霜する除霜用加熱部と、
前記収納部と前記熱交換器との間に設けられ、前記熱交換器に供給される空気を吸い込む空気吸込口と、
前記熱交換器に対して前記空気吸込口とは反対側に配置され、前記熱交換器を通過した空気を前記収納部に向かって吹き出す空気吹出口と、を備え、
煙突効果により前記空気吸込口から空気を吸い込みつつ前記空気吹出口から加熱された空気を吹き出すように、前記空気吹出口は、上下方向において前記熱交換器の中心よりも高い位置に設けられ、かつ、前記空気吸込口は、前記空気吹出口よりも下方に設けられるとともに、上下方向において前記熱交換器の中心よりも低い位置に設けられ、
前記除霜用加熱部は、前記空気吸込口と前記空気吹出口との間で、かつ前記熱交換器よりも上流または空気の流れる方向において前記熱交換器と同じ位置に配置され、
前記送風ファンは、除霜時において、駆動を停止されるか、または冷却時よりも低い回転数で駆動されるように構成されている、冷却装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記空気吹出口よりも下流かつ上方に全体が配置されるとともに、前記空気吹出口と上下方向に並ぶように配置される蓄冷可能な蓄冷材をさらに備える、請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記収納部と前記筐体の側壁との間に配置され、前記筐体の側壁の内側面との間に流路を形成する隔壁部をさらに含み、
前記隔壁部は、貫通孔を有し、
前記蓄冷材は、前記貫通孔よりも上流かつ下方に配置されている、請求項2に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記収納部は、前記空気吹出口よりも下流かつ上方に配置されるとともに、上下方向に複数段配置される棚を含み、
前記蓄冷材は、前記空気吹出口の高さ位置と、最下段の前記棚の上面の高さ位置との間に配置されている、請求項3に記載の冷却装置。
【請求項5】
前記隔壁部は、前記空気吹出口よりも下流に配置されるとともに上下方向に複数段配置された前記棚に対応して前記貫通孔が複数設けられ、
前記蓄冷材は、前記空気吹出口の高さ位置と、最下段の前記棚に対応する前記貫通孔の高さ位置との間に配置されている、請求項4に記載の冷却装置。
【請求項6】
前記棚の上方に配置されるとともに上下方向において前記棚と重ならないように前記収納部に対して前記隔壁部とは反対側に配置され、上方から下方に向けて空気を吹き降ろす吹き降ろしノズルをさらに備え、
前記吹き降ろしノズルは、除霜時に前記隔壁部と前記筐体の側壁との間を流通した空気を吹き降ろすように構成されている、請求項4または5に記載の冷却装置。
【請求項7】
前記収納部は、各々前記棚に配置されるとともに前記物品が保持される物品保持部と、前記物品保持部の周囲を取り囲む周壁部を有する収納部材を含み、
前記収納部材は、断熱材料により形成されている、請求項4~6のいずれか1項に記載の冷却装置。
【請求項8】
除霜後の前記熱交換器に付着した水分を風圧により除去する水切り時に、前記除霜用加熱部が停止されるとともに、前記送風ファンが除霜時よりも高い回転数で駆動されるように構成されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、冷却装置に関し、特に、除霜用加熱部を備える冷却装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、除霜用加熱部を備える冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、送風機(送風ファン)と、ヒータ(除霜用加熱部)と、冷却器とを備える保冷庫(冷却装置)が開示されている。特許文献1の保冷庫では、冷却器に着霜した場合に、ヒータを駆動することにより空気を加熱するとともに送風機により加熱した空気を冷却器に供給して、除霜するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-311474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載されている保冷庫では、ヒータで加熱された空気が送風機により発生した気流によって収納部内を流通し、除霜中に収納部内の温度が上昇するという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、除霜中に収納部内の温度が上昇することを抑制することが可能な冷却装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による冷却装置は、筐体と、物品が収納される収納部と、収納部の下方に配置され、収納部内の空気を冷却する、熱交換器を含む冷凍サイクルと、熱交換器において冷却された空気を収納部に送る送風ファンと、除霜時に熱交換器を加熱し、除霜する除霜用加熱部と、収納部と熱交換器との間に設けられ、熱交換器に供給される空気を吸い込む空気吸込口と、熱交換器に対して空気吸込口とは反対側に配置され、熱交換器を通過した空気を収納部に向かって吹き出す空気吹出口と、を備え、煙突効果により空気吸込口から空気を吸い込みつつ空気吹出口から加熱された空気を吹き出すように、空気吹出口は、上下方向において熱交換器の中心よりも高い位置に設けられ、かつ、空気吸込口は、空気吹出口よりも下方に設けられるとともに、上下方向において熱交換器の中心よりも低い位置に設けられ、除霜用加熱部は、空気吸込口と空気吹出口との間で、かつ熱交換器よりも上流または空気の流れる方向において熱交換器と同じ位置に配置され、送風ファンは、除霜時において、駆動を停止されるか、または冷却時よりも低い回転数で駆動されるように構成されている。
【0008】
上記一の局面による冷却装置では、上記のように、送風ファンは、除霜時において、駆動を停止されるか、または冷却時よりも低い回転数で駆動されるように構成されている。これにより、送風ファンを停止または送風ファンの回転数を低くすることにより、冷却時と比べて風量を小さくすることができるため、収納部内に加熱された空気が流出することを抑制することができる。この結果、除霜中に収納部内の温度が上昇することを抑制することができる。また、収納部内の温度が上昇することを抑制することができるため、冷却された物品が温められることを抑制することができる。また、送風ファンを停止することにより、加熱された空気を熱交換器内に留めることができるため、効率よく熱交換器を除霜することができるとともに、収納部内の温度が上昇することを抑制することができる。さらに、冷却装置は、煙突効果により空気吸込口から空気を吸い込みつつ空気吹出口から加熱された空気を吹き出すように、空気吹出口は、上下方向において熱交換器の中心よりも高い位置に設けられ、かつ、空気吸込口は、空気吹出口よりも下方に設けられるとともに、上下方向において熱交換器の中心よりも低い位置に設けられている。これにより、煙突効果による気流が発生するため、送風ファンを停止または送風ファンの回転数を低くしたとしても、除霜用加熱部により加熱された空気を熱交換器に供給することができるとともに、熱交換器を除霜することができる。また、加熱された空気は、空気吹出口に向かって流れるため、空気吸込口から流出することを抑制することができる。
【0009】
上記一の局面による冷却装置において、好ましくは、空気吹出口よりも下流かつ上方に全体が配置されるとともに、空気吹出口と上下方向に並ぶように配置される蓄冷可能な蓄冷材をさらに備える。このように構成すれば、空気吹出口の下流に蓄冷材が設けられていることにより、除霜時に空気吹出口から流出した加熱された空気を蓄冷材により冷却することができる。これによって、収納部内には冷却された空気が流れるため、収納部内の空気よりも温度の高い加熱された空気が収納部内に流出することを抑制することができる。また、空気吹出口よりも上方に蓄冷材が配置されているため、蓄冷材で冷やされた空気が下降気流となって空気吹出口に向かって下方に流れる。その結果、蓄冷材で冷やされた空気により空気吹出口から吹き出される加熱された空気が下方に向かって押されるため、加熱された空気が収納部内に流出することをさらに抑制することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、収納部と筐体の側壁との間に配置され、筐体の側壁の内側面との間に流路を形成する隔壁部をさらに含み、隔壁部は、貫通孔を有し、蓄冷材は、貫通孔よりも上流かつ下方に配置されている。このように構成すれば、貫通孔よりも上流に蓄冷材が配置されていることにより、除霜用加熱部により加熱された空気が貫通孔から収納部内に流出する前に、加熱された空気を蓄冷材によって冷却することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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