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公開番号2024055257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162037
出願日2022-10-07
発明の名称冷凍コンテナ
出願人三菱重工業株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類F25D 11/00 20060101AFI20240411BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】コンテナの庫内の荷貨スペースの縮小を抑制可能であるとともに、庫内気体を脱臭可能な冷凍コンテナを提供する。
【解決手段】コンテナ本体の内部の気体である庫内気体を冷却可能に構成された冷凍コンテナであって、コンテナ本体と、コンテナ本体の内部にそれぞれ設けられた吸込口及び吹出口を有する循環ラインと、コンテナ本体の内部から吸込口を介して循環ラインに吸引された気体である循環気体を圧縮するように構成された圧縮機と、圧縮機において圧縮された循環気体を冷却するように構成された熱交換器と、熱交換器で冷却された循環気体を膨張させるように構成された膨張機と、循環気体に対して脱臭作用を有する物質を放出するように構成された脱臭装置と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
コンテナ本体の内部の気体である庫内気体を冷却可能に構成された冷凍コンテナであって、
前記コンテナ本体と、
前記コンテナ本体の内部にそれぞれ設けられた吸込口及び吹出口を有する循環ラインと、
前記循環ラインに設けられ、前記コンテナ本体の内部から前記吸込口を介して前記循環ラインに吸引された前記気体である循環気体を圧縮するように構成された圧縮機と、
前記循環ラインに設けられ、前記圧縮機において圧縮された前記循環気体を冷却するように構成された熱交換器と、
前記循環ラインに設けられ、前記熱交換器で冷却された前記循環気体を膨張させるように構成された膨張機と、
前記循環気体に対して脱臭作用を有する物質を放出するように構成された脱臭装置と、を備える、
冷凍コンテナ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記熱交換器は、
前記循環ラインの前記圧縮機と前記膨張機の間に設けられ、前記循環気体が流れる高温側熱交換部と、
前記循環ラインの前記吸込口と前記圧縮機の間に設けられ、前記循環気体が流れる低温側熱交換部と、を含み、
前記低温側熱交換部を流れる前記循環気体によって、前記高温側熱交換部を流れる前記循環気体を冷却するように構成され、
前記冷凍コンテナは、
前記循環ラインの前記圧縮機よりも下流側、且つ前記高温側熱交換部よりも上流側に設けられた冷却器であって、前記循環気体と冷却液との間で熱交換を行うように構成された冷却器をさらに備え、
前記脱臭装置は、前記循環ラインの前記冷却器と前記高温側熱交換部の間に設けられた、
請求項1に記載の冷凍コンテナ。
【請求項3】
前記熱交換器は、
前記循環ラインの前記圧縮機と前記膨張機の間に設けられ、前記循環気体が流れる高温側熱交換部と、
前記循環ラインの前記吸込口と前記圧縮機の間に設けられ、前記循環気体が流れる低温側熱交換部と、を含み、
前記低温側熱交換部を流れる前記循環気体によって、前記高温側熱交換部を流れる前記循環気体を冷却するように構成され、
前記脱臭装置は、前記循環ラインの前記低温側熱交換部と前記圧縮機の間に設けられた、
請求項1に記載の冷凍コンテナ。
【請求項4】
前記冷凍コンテナは、前記庫内気体を-40℃以下に冷却可能に構成された、
請求項3に記載の冷凍コンテナ。
【請求項5】
前記熱交換器は、
前記循環ラインの前記圧縮機と前記膨張機の間に設けられ、前記循環気体が流れる高温側熱交換部と、
前記循環ラインの前記吸込口と前記圧縮機の間に設けられ、前記循環気体が流れる低温側熱交換部と、を含み、
前記低温側熱交換部を流れる前記循環気体によって、前記高温側熱交換部を流れる前記循環気体を冷却するように構成され、
前記冷凍コンテナは、
前記循環ラインの前記圧縮機よりも下流側、且つ前記高温側熱交換部よりも上流側に設けられた冷却器であって、前記循環気体と冷却液との間で熱交換を行うように構成された冷却器と、
前記循環ラインの前記圧縮機と前記高温側熱交換部との間から前記庫内気体よりも高温の前記循環気体を抜き出して前記コンテナ本体に導くための暖気導入ラインと、をさらに備える、
請求項1に記載の冷凍コンテナ。
【請求項6】
前記暖気導入ラインに設けられ、前記暖気導入ラインを流れる前記気体の流量を調整可能に構成された少なくとも1つの暖気流量調整装置をさらに備え、
前記脱臭装置は、前記少なくとも1つの暖気流量調整装置が開状態のときに、前記脱臭作用を有する物質を放出するように構成された、
請求項5に記載の冷凍コンテナ。
【請求項7】
前記脱臭装置は、前記暖気導入ラインに設けられた、
請求項5又は6に記載の冷凍コンテナ。
【請求項8】
前記暖気導入ラインの下流端は、前記循環ラインの前記膨張機と前記吹出口との間に接続された、
請求項7に記載の冷凍コンテナ。
【請求項9】
前記暖気導入ラインの下流端は、前記循環ラインの前記熱交換器と前記膨張機との間に接続された、
請求項7に記載の冷凍コンテナ。
【請求項10】
前記庫内気体及び前記循環気体は、空気を含み、
前記脱臭装置は、前記空気からオゾンを発生させるように構成されたオゾン発生装置を含む、
請求項1乃至6の何れか1項に記載の冷凍コンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテナ本体の内部の気体を冷却可能に構成された冷凍コンテナに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
冷凍コンテナは、庫内に収容される貨物等の物品を冷凍又は冷蔵する冷凍機能を備えたコンテナである。
【0003】
従来の冷凍コンテナには、作動流体を循環させるクローズドサイクルを有し、クローズドサイクルを循環する作動流体の蒸発と凝縮作用を用いる冷凍機が使用されることがある(特許文献1参照)。特許文献1記載の冷凍コンテナでは、CAコンテナ専用の機器、冷凍機を構成する機器(蒸発器)、庫内空気を循環させるための機器(ファン及びモータ)が庫内に設けられるため、庫内の荷貨スペースが狭くなる。また、庫内にモータ等の発熱体が配置されるので、庫内に高温部が生じたり温度ムラが生じたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2635536号公報
特開平10-197138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
冷凍コンテナの庫内を脱臭するために冷凍コンテナに脱臭装置を付加する場合には、脱臭装置は、コンテナの庫内に置かれることになる(特許文献2参照)。脱臭装置をコンテナの庫内に置く場合には、脱臭装置の使用流体(例えば、水)がコンテナ庫内の比較的低温の空気にさらされるため、使用流体の凍結リスクが増加する虞がある。庫内温度が超低温になる場合には、脱臭装置を使用可能な最低温度に制限が生じてしまうという問題がある。
【0006】
コンテナ庫内のおける上記使用流体の凍結を回避するために、脱臭装置に対して断熱処理を施すと、脱臭装置が大型化し、庫内の荷貨スペースが狭くなる。また、使用流体の凍結リスクを回避するために、脱臭装置をコンテナの庫外に置く場合には、脱臭装置において脱臭された気体をコンテナの庫内に吸い込むための動力源や配管等が別途必要となるため、庫内の荷貨スペースが狭くなる。
【0007】
上述した事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、コンテナの庫内の荷貨スペースの縮小を抑制可能であるとともに、庫内気体を脱臭可能な冷凍コンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナは、
コンテナ本体の内部の気体である庫内気体を冷却可能に構成された冷凍コンテナであって、
前記コンテナ本体と、
前記コンテナ本体の内部にそれぞれ設けられた吸込口及び吹出口を有する循環ラインと、
前記循環ラインに設けられ、前記コンテナ本体の内部から前記吸込口を介して前記循環ラインに吸引された前記気体である循環気体を圧縮するように構成された圧縮機と、
前記循環ラインに設けられ、前記圧縮機において圧縮された前記循環気体を冷却するように構成された熱交換器と、
前記循環ラインに設けられ、前記熱交換器で冷却された前記循環気体を膨張させるように構成された膨張機と、
前記循環気体に対して脱臭作用を有する物質を放出するように構成された脱臭装置と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、コンテナの庫内の荷貨スペースの縮小を抑制可能であるとともに、庫内気体を脱臭可能な冷凍コンテナが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの概略的な斜視図である。
図1に示される冷凍コンテナを別の方向から視た概略的な斜視図である
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの冷凍機の回路を模式的に示す図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナを図2中の矢印Aで示す方向から視た図である。
図4に示される冷凍コンテナを図2中の矢印Bで示す方向から視た図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの脱臭装置の概略図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの冷凍機の回路を模式的に示す図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナを図2中の矢印Aで示す方向から視た図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの冷凍機の回路を模式的に示す図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナを図2中の矢印Aで示す方向から視た図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの暖気流量調整装置の概略断面図である。
本開示の一実施形態に係る冷凍コンテナの冷凍機の回路を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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