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公開番号2024051313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157408
出願日2022-09-30
発明の名称冷凍装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F25B 5/02 20060101AFI20240404BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】第2利用側熱交換器の着霜を抑制できる冷凍装置を提供する。
【解決手段】制御器(60)は、熱源側熱交換器(13)が放熱器として機能し、第1利用側熱交換器(21)および前記第2利用側熱交換器(31)が蒸発器として機能するとともに、第1利用側熱交換器(21)が着霜し得る運転条件下において、第2利用側熱交換器(31)が着霜しないように第2膨張機構(33)および圧力調節機構(34)を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機(12)と、
前記圧縮機(12)と直列に設けられる熱源側熱交換器(13)と、
前記圧縮機(12)および前記熱源側熱交換器(13)と直列に設けられるとともに第1膨張機構(23)および第1利用側熱交換器(21)を有する第1冷媒流路(P1)と、
前記第1冷媒流路(P1)と並列に設けられるとともに第2膨張機構(33)、第2利用側熱交換器(31)、圧力調節機構(34)を有する第2冷媒流路(P2)と
を備えた冷媒回路(R)と、
前記熱源側熱交換器(13)が放熱器として機能し、前記第1利用側熱交換器(21)および前記第2利用側熱交換器(31)が蒸発器として機能するとともに、前記第1利用側熱交換器(21)が着霜し得る運転条件下において、前記第2利用側熱交換器(31)が着霜しないように前記第2膨張機構(33)および前記圧力調節機構(34)を制御する制御器(60)とを備える冷凍装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2利用側熱交換器(31)は、バッテリ(B)の温度を調節する
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項3】
前記第1利用側熱交換器(21)は、庫内の空気を冷却する
請求項2に記載の冷凍装置。
【請求項4】
前記制御器(60)は、前記冷媒回路(R)の冷媒によって前記第1利用側熱交換器(21)の霜を融かすデフロスト運転を実行するように前記冷媒回路(R)を制御し、
前記冷媒回路(R)は、前記デフロスト運転において前記第2利用側熱交換器(31)に冷媒が流れるのを抑制するように構成される
請求項1~3のいずれか1つに記載の冷凍装置。
【請求項5】
前記制御器(60)は、前記デフロスト運転として、
前記圧縮機(12)から吐出した高圧冷媒を前記熱源側熱交換器(13)をバイパスさせて前記第1利用側熱交換器(21)に流す第1動作、
または前記圧縮機(12)から吐出した高圧冷媒を前記第1利用側熱交換器(21)で放熱させ、前記熱源側熱交換器(13)で蒸発させる第2動作、
または前記圧縮機(12)から吐出した高圧冷媒を、対応するファン(14)が停止中の前記熱源側熱交換器(13)、前記第1利用側熱交換器(21)の順に流す第3動作を行うように、
前記冷媒回路(R)を制御する
請求項4に記載の冷凍装置。
【請求項6】
前記制御器(60)は、前記デフロスト運転として、前記第1動作を実行するように構成され、
前記冷媒回路(R)には、一端が前記圧縮機(12)の吐出側に接続し、他端が前記第1冷媒流路(P1)における前記第1膨張機構(23)と前記第1利用側熱交換器(21)の間に接続するとともに、前記第1動作において前記圧縮機(12)から吐出された高圧冷媒が流れるバイパス流路(36)を備える
請求項5に記載の冷凍装置。
【請求項7】
前記第1冷媒流路(P1)には、前記バイパス流路(36)と該第1冷媒流路(P1)の接続端と、該第1冷媒流路(P1)および前記第2冷媒流路(P2)の分岐部との間に、該接続端から該分岐部(17)への冷媒の流れを禁止する逆止弁(39)が設けられる
請求項6に記載の冷凍装置。
【請求項8】
前記制御器(60)は、前記デフロスト運転において、前記第2膨張機構(33)としての第2膨張弁(33)の開度を小さくする
請求項4に記載の冷凍装置。
【請求項9】
前記制御器(60)は、前記デフロスト運転において、前記圧力調節機構としての圧力調節弁(34)の開度を小さくする
請求項4に記載の冷凍装置。
【請求項10】
前記第1膨張機構(23)は、電子膨張弁、感温式膨張弁、キャピリーチューブのいずれかである
請求項1~3のいずれか1つに記載の冷凍装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、輸送用の冷凍装置が開示されている。冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、および蒸発器を含む冷媒回路と、冷凍装置の電源となる二次電池(バッテリ)とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-188940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者らは、冷凍装置によってバッテリの温度を調節する構成を創出した。具体的には、冷媒回路に第1利用側熱交換器および第2利用側熱交換器を並列に設ける。蒸発器として機能する第1利用側熱交換器によって、第1対象物を冷却し、同時に蒸発器として機能する第2利用側熱交換器によって第2対象物の温度を調節する。
【0005】
一方、このような運転においては、第1利用側熱交換器が着霜し得る運転条件になることがある。この運転条件下では、第1利用側熱交換器の蒸発温度が比較的低くなるので、これに併せて第2利用側熱交換器の蒸発温度も低くなる。その結果、第1利用側熱交換器だけでなく、第2利用側熱交換器も着霜し、第2対象物に悪影響を及ぼす問題があった。
【0006】
本開示の目的は、第2利用側熱交換器の着霜を抑制できる冷凍装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様の冷凍装置は、冷媒回路(R)と制御器(60)とを備える。冷媒回路(R)は、圧縮機(12)と、前記圧縮機(12)と直列に設けられる熱源側熱交換器(13)と、前記圧縮機(12)および前記熱源側熱交換器(13)と直列に設けられるとともに第1膨張機構(23)および第1利用側熱交換器(21)を有する第1冷媒流路(P1)と、前記第1冷媒流路(P1)と並列に設けられるとともに第2膨張機構(33)、第2利用側熱交換器(31)、圧力調節機構(34)を有する第2冷媒流路(P2)とを備える。
【0008】
制御器(60)は、前記熱源側熱交換器(13)が放熱器として機能し、前記第1利用側熱交換器(21)および前記第2利用側熱交換器(31)が蒸発器として機能するとともに、前記第1利用側熱交換器(21)が着霜し得る運転条件下において、前記第2利用側熱交換器(31)が着霜しないように前記第2膨張機構(33)および前記圧力調節機構(34)を制御する。
【0009】
第1の態様では、第1利用側熱交換器(21)が着霜し得る運転条件下において、制御器(60)は、第2膨張機構(33)および圧力調節機構(34)を制御する。これにより、第1利用側熱交換器(21)の蒸発温度と、第2利用側熱交換器(31)の蒸発温度を個別に調節でき、第2利用側熱交換器(31)の着霜を抑制できる。
【0010】
第2の態様は、第1の態様において、前記第2利用側熱交換器(31)は、バッテリ(B)の温度を調節する。
(【0011】以降は省略されています)

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