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公開番号2024047574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2023158490
出願日2023-09-22
発明の名称化粧品容器の射出成形方法
出願人株式会社ヤシマ精工
代理人個人
主分類B29C 45/76 20060101AFI20240329BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】容器蓋に反りが発生することがなく、容器蓋によって容器を密閉することができる化粧品容器の射出成形方法を提供する
【解決手段】ゲート25A、25Bおよび25Cから充填される溶融樹脂の流量を、各ゲートごとに調節することが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
溶融樹脂をキャビティ内に充填する充填孔を有する金型を用いて成形を行う化粧品容器の射出成形方法であって、複数の充填孔から充填される溶融樹脂の流量を、各充填孔ごとに調節することが可能であることを特徴とする化粧品容器の射出成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、化粧品容器の射出成形方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
現代社会は持続的に発展しながら多様化、多角化しており、このような社会の変化に伴い老若男女を問わず本人の個性、趣向及び目的に応じて適切な化粧品を愛用している。
【0003】
特に、このような化粧品は肌を健康かつ清潔に維持させることは勿論、化粧品に色を付与することで使用者各々の個性をより一層好適に表現して美しさを添えるのに大きく役立っており、これにより多様な色調化粧品が広く使用されている。
【0004】
上記の色調化粧品は、基礎化粧を施した後に顔をより一層美しくするために使用されるが、顔の部位に応じてそれに適する化粧を可能にするべくその種類が多様であり、使用者の肌の色または着用する服のデザイン及び色、外出場所に応じてそれに似合う色を選択して使用される。
【0005】
色調化粧品を含む様々な化粧品は、主にコンパクト容器に収容されて使用されるが、前記コンパクト容器は含浸部材またはゲル状の化粧品内容物を収納保管し、使用時に外部蓋を容器本体から開け、パフやブラシなどの化粧道具を利用して化粧品内容物をつけて顔を化粧しながら使用される。
【0006】
一方、近年、バームと呼ばれる化粧品が使用されている。バームとは、硬めのクリームや練り状の剤型を指し、粘度が非常に高く、容器を逆さにしても垂れてこないくらいの硬さのものが一般的にバームと言われているが明確な定義がないため、化粧品会社やブランドによって中身の粘度状態は様々である。
【0007】
外用消炎鎮痛剤として有名なTiger Balm(タイガーバーム)もバームの一種であり、そのため、バームというと薬用的な意味合いが感じられることがあるので、そこを意図して商品名にバームと付けることもあれば、クリームとの差別化のためにバームと付けられることもある。
【0008】
要するに、バームと呼ばれる化粧品は硬めの剤型であるが、肌に塗付した瞬間から皮膚温によって徐々にほぐれ、オイル成分が滑らかにのびるという特徴を備えている。このように、バームと呼ばれる化粧品は揮発性溶媒と水分を含んでおり、バームを収容する容器の密閉力が低下すると、揮発性溶媒と水分が大気中に蒸発し、これによりバームが固まり、バーム本来の機能が喪失するという問題があるため、バームの揮発性溶媒と水分の蒸発を遮断するための方法が必要である。
【0009】
例えば、図12に示すように、内部に内容物が収容される容器側蓋部50と、容器側蓋部50を密閉するヒンジ側蓋部51とからなり、ヒンジ側蓋部51に形成された密閉突起52が容器側蓋部50の内壁面53に係合することによって容器側蓋部50を密閉する構造の化粧品容器が知られている(特許文献1)。54はヒンジ、55はヒンジ側蓋部51を開閉するための蓋取っ手、56は内容物である。この化粧品容器は合成樹脂を射出成形することによって製造されており、57は、射出成形機のキャビティに溶融樹脂を充填するための充填孔(ゲート)である。すなわち、図12に示す化粧品容器は、1点ゲート式の金型で射出成形することによって製造されている。
【0010】
ところが、1点ゲート式の金型で射出成形すると、溶融樹脂の流動距離が長い部分と短い部分があり、金型内に充填される溶融樹脂には、ゲート近傍と流動末端との間に大きな圧力差が生じるので、ヒンジ側蓋部51に反りが発生しやすく、射出成形品であるヒンジ側蓋部51によって容器側蓋部50を密閉することが困難となることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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