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公開番号2023138210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-02
出願番号2022063143
出願日2022-03-17
発明の名称樹脂成形用金型
出願人睦月電機株式会社
代理人
主分類B29C 33/42 20060101AFI20230922BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】二色成形に用いて樹脂層との結合性を高める樹脂成形品を得る樹脂成形用金型を提供する。
【解決手段】樹脂成形用金型1のコア1Aとキャビティ1Bの少なくとも一方の表面に先端の断面積が大きな突起部材11を形成した樹脂成形用金型である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
樹脂成形用金型のコアとキャビティの少なくとも一方の表面に先端の断面積が大きな突起部材を形成してできたことを特徴とする樹脂成形用金型。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、二色成形に用いる樹脂成形用金型に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、黒色の合成樹脂を金型内にて射出成形して作られた１次成形品を不図示の金型内に納め、灰色の合成樹脂からなる２次成形材料を射出成形する二色成形法において、１次成形品に内奥部が出口部より広げた溝を設けて１次成形品と２次成形品とを剥離しにくく強固に結合させることが記載されており、内奥部が出口部より広げた溝の形状は第４図～第１１図に記載されている。
【０００３】
しかし、この特許文献１においては、１次成形品を不図示の金型で成形するとしても、１次成形品（本願の樹脂成形品）に内奥部が出口部より広げた溝（本願の凹所）が形成されるように成形する金型を簡単に製造して、その金型から成形された樹脂成形品を二色成形に用いて樹脂の結合性を高めることが望まれる。
【先行技術文献】
【０００４】
【特許文献】
【０００５】
特開昭５７－１８９８３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、二色成形に用いて樹脂層との結合性を高める樹脂成形用金型を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の請求項１に記載の樹脂成形用金型は、樹脂成形用金型のコアとキャビティの少なくとも一方の表面に先端の断面積が大きな突起部材を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、樹脂成形用金型のコアとキャビティの少なくとも一方の表面に先端の断面積が大きな突起部材を形成した樹脂成形用金型であるので、その樹脂成形用金型で成形された樹脂成形品を１次成形品とし、２次成形用樹脂を樹脂層として積層する二色成形に用いて樹脂成形品と樹脂層との結合性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の突起部材が形成された樹脂成形用金型の概要を示す断面図である。
本発明の突起部材を樹脂成形用金型のコアに形成する状態を示す断面図である。
本発明の樹脂成形用金型を用いて樹脂成形品を製造する製造工程図である。
本発明の樹脂成形用金型を閉じて樹脂成形品用樹脂を充填する状態を示す樹脂成形用金型の断面図である。
本発明の樹脂成形用金型に樹脂成形品用樹脂を充填して軟化状態の樹脂成形品を金型内に留めて樹脂成形用金型を開いた樹脂成形用金型の断面図である。
本発明の樹脂成形用金型を開いて樹脂成形品を得る樹脂成形用金型の断面図である。
本発明の樹脂成形用金型により得られた樹脂成形品を示す断面図である。
図７に記載の樹脂成形品に樹脂層を積層した二色成形品を得る二色成形金型の断面図である。
図８に記載の二色成形金型により得られた二色成形品を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（樹脂成形用金型）
図１は、本発明の突起部材が形成された樹脂成形用金型を示す。
（【００１１】以降は省略されています）

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