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公開番号2023140867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-05
出願番号2022046908
出願日2022-03-23
発明の名称車両窓用窓ガラス
出願人AGC株式会社
代理人個人
主分類B29C 45/14 20060101AFI20230928BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】金属部材が車両と接触することを抑制しつつ、金属部材と樹脂モールとの接着強度を高めることができる車両窓用窓ガラスの提供。
【解決手段】本開示に係る車両窓用窓ガラス10は、ガラス板1と、ガラス板1の周縁部に設けられた樹脂モール2と、を備え、ガラス板1と、樹脂モール2とが、一体成形品である。車両窓用窓ガラス10は、樹脂モール2と比較して剛性が高い金属部材3を更に備える。金属部材3は、車両に車両窓用窓ガラス10を取り付けた際に、樹脂モール2の車内側に配置され、金属部材3は、貫通孔3bを有し、樹脂モール2は、金属部材3の貫通孔3bを埋め、かつ、金属部材3の少なくとも一部を覆う金属部材保護部2bを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス板と、
前記ガラス板の周縁部に設けられた樹脂モールと、を備え、
前記ガラス板と、前記樹脂モールとが、一体成形品である車両窓用窓ガラスであって、
前記樹脂モールと比較して剛性が高い金属部材を更に備え、
前記金属部材は、車両に前記車両窓用窓ガラスを取り付けた際に、前記樹脂モールの車内側に配置され、
前記金属部材は、貫通孔を有し、
前記樹脂モールは、前記金属部材の前記貫通孔を埋め、かつ、前記金属部材の少なくとも一部を覆う金属部材保護部を備える、
車両窓用窓ガラス。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記金属部材保護部の厚みは、1mm以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項3】
前記樹脂モールは、前記金属部材保護部を複数備え、
前記金属部材保護部同士は、前記車両窓用窓ガラスの下辺において所定の間隔を空けて配置されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項4】
前記金属部材保護部の表面の算術平均粗さRaは、1~30μmである、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項5】
前記金属部材保護部の厚みは、前記金属部材の厚みより大きい、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項6】
前記車両窓用窓ガラスを前記車両に取り付けた場合、
前記金属部材保護部の厚みは、前記金属部材保護部と前記車両との距離よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項7】
前記金属部材保護部は、前記金属部材の前記貫通孔の周辺を覆う、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項8】
前記金属部材保護部は、前記金属部材の縁の少なくとも一部を覆う、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項9】
前記一体成形品は、前記樹脂モールが前記ガラス板の周囲に射出成形で一体成形された、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。
【請求項10】
前記一体成形品は、前記樹脂モールが前記ガラス板の周囲と前記金属部材とに射出成形で一体成形された、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の車両窓用窓ガラス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は車両窓用窓ガラスに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示のモール付きガラスは、ガラスと、このガラスの縁に臨ませる金属モールと、この金属モールをガラスの縁に連結させる樹脂モールとからなる。金属モールと樹脂モールとは、プライマー塗布により、接着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-188967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
このようなモール付きガラスを車両に取り付けると、金属部材である金属モールが車両ボディに接触して、傷が車両や金属部材に発生するおそれがあった。その結果、このような傷によって、車両や金属部材に錆が発生し得る。また、金属モールと樹脂モールとの接着強度について検討の余地がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、金属部材が車両と接触することを抑制しつつ、金属部材と樹脂モールとの接着強度を高めることができる車両窓用窓ガラスを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両窓用窓ガラスは、
ガラス板と、
前記ガラス板の周縁部に設けられた樹脂モールと、を備え、
前記ガラス板と、前記樹脂モールとが、一体成形品である車両窓用窓ガラスであって、
前記樹脂モールと比較して剛性が高い金属部材を更に備え、
前記金属部材は、車両に前記車両窓用窓ガラスを取り付けた際に、前記樹脂モールの車内側に配置され、
前記金属部材は、貫通孔を有し、
前記樹脂モールは、前記金属部材の前記貫通孔を埋め、かつ、前記金属部材の少なくとも一部を覆う金属部材保護部を備える。
【0007】
また、前記金属部材保護部の厚みは、1mm以上であることを特徴としてもよい。
【0008】
また、前記樹脂モールは、前記金属部材保護部を複数備え、前記金属部材保護部同士は、前記車両窓用窓ガラスの下辺において所定の間隔を空けて配置されていることを特徴としてもよい。
【0009】
また、前記金属部材保護部の表面の算術平均粗さRaは、1~30μmであることを特徴としてもよい。
【0010】
また、前記金属部材保護部の厚みは、前記金属部材の厚みよりも大きいことを特徴としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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