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公開番号2024048532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154492
出願日2022-09-28
発明の名称化学強化ガラス
出願人AGC株式会社
代理人個人
主分類C03C 21/00 20060101AFI20240402BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】安定した防火性能を有する化学強化ガラスを提供する。
【解決手段】表面圧縮応力CSが340MPa以上であり、圧縮応力層の深さDOLが20μm以上50μm以下であり、板厚が2mm以上12mm以下であり、徐冷点以上に加熱し、1℃/分で徐冷した際の密度変化が0.0050g/cm3以下であり、ソーダライムガラスである、化学強化ガラス。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
化学強化ガラスであって、
表面圧縮応力CSが340MPa以上であり、
圧縮応力層の深さDOLが20μm以上50μm以下であり、
板厚が2mm以上12mm以下であり、
徐冷点以上に加熱し、1℃/分で徐冷した際の密度変化が0.0050g/cm
3
以下であり、
ソーダライムガラスである、化学強化ガラス。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記化学強化ガラスは、JIS R3206(2003)で規定される反りが0.25%以下である、請求項1に記載の化学強化ガラス。
【請求項3】
前記化学強化ガラスのエッジ強度は、対数0.1%破壊確率の応力で190MPa以上である、請求項1又は2に記載の化学強化ガラス。
【請求項4】
前記化学強化ガラスのエッジ強度の破壊応力の最小値が230MPa以上である、請求項1又は2に記載の化学強化ガラス。
【請求項5】
前記化学強化ガラスのエッジ強度の破壊応力の平均値が290MPa以上である、請求項1又は2に記載の化学強化ガラス。
【請求項6】
前記化学強化ガラスの端面の潜傷深さが45μm以下である、請求項1又は2に記載の化学強化ガラス。
【請求項7】
前記化学強化ガラスは、前記圧縮応力層の深さDOLに対し、潜傷深さの割合が95%以下である、請求項1又は2に記載の化学強化ガラス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
化学強化ガラスであって、特に、防火性能を有する化学強化ガラスに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、延焼防止等の目的のため、遮炎性能が求められる防火ガラスとして、火災発生時にガラスが割れ、脱落することによる開口が生じないようにした網入りガラスが用いられている。また、風冷強化法によりガラス表面に表面圧縮応力を形成し、火災によって発生するガラス面内とサッシで覆われたエッジ部分との温度差により発生する引張応力(熱応力)に耐えることで割れにくくした耐熱強化ガラス(特許文献1参照)、又は透明結晶化ガラス等も防火ガラスとして用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-175704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
防火ガラスとして用いられる上記の網入りガラス及び耐熱強化ガラスは、適当な防火性能を有するものの、その性質上厚さが厚くなることから取り扱い性に問題がある。また、透明結晶化ガラスは、クラックにより強度が低下することなどの問題がある。
【0005】
かかる問題に対して、取り扱い性を容易化し且つ適当な強度を得るために、防火ガラスとして化学強化ガラスを適用することが考えられる。しかしながら、防火ガラスの分野では、安定した防火性能を有する化学強化ガラスが提案されておらず、よって、安定した防火性能を有する化学強化ガラスの開発が望まれていた。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、安定した防火性能を有する化学強化ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の化学強化ガラスは、表面圧縮応力CSが340MPa以上であり、圧縮応力層の深さDOLが20μm以上50μm以下であり、板厚が2mm以上12mm以下であり、徐冷点以上に加熱し、1℃/分で徐冷した際の密度変化が0.0050g/cm
3
以下であり、ソーダライムガラスである。
【0008】
上記の化学強化ガラスは、JIS R3206(2003)で規定される反りが0.25%以下であってもよい。
【0009】
上記いずれかの化学強化ガラスのエッジ強度は、対数0.1%破壊確率の応力で190MPa以上であってもよい。
【0010】
上記いずれかの化学強化ガラスは、エッジ強度の破壊応力の最小値が230MPa以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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