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公開番号2024045688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024024475,2019194989
出願日2024-02-21,2019-10-28
発明の名称ガラス
出願人日本電気硝子株式会社
代理人
主分類C03C 3/093 20060101AFI20240326BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】曲面加工性、耐失透性及び耐候性を両立し得るガラスを創案する。
【解決手段】本発明のガラスは、ガラス組成として、モル%で、SiO2 40~70%、Al2O3 0~20%、B2O3 0~15%、Li2O 0~15%、Na2O 8.6~25%、K2O 0~1%、CaO 2~15%、ZnO 1.5~15%を含有し、軟化点が720℃以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス組成として、モル%で、SiO

40~70%、Al



0~20%、B



2~15%、Li

O 0~15%、Na

O 10~25%、K

O 0~1%、CaO 2~15%、ZnO 1.5~15%を含有し、軟化点が720℃以下であり、ヘッドマウントディスプレイ用部材に用いることを特徴とするガラス。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
ガラス組成として、モル%で、SiO

40~70%、Al



0~20%、B



2~15%、Li

O 0~15%、Na

O 10~25%、K

O 0~1%、CaO 2~15%、ZnO 1.5~15%を含有し、軟化点が720℃以下であり、車両に搭載されるセンサー部材又は光部品用部材に用いることを特徴とするガラス。
【請求項3】
ガラス組成として、モル%で、SiO

40~70%、Al



0~20%、B



2~15%、Li

O 0~15%、Na

O 10~25%、K

O 0~1%、CaO 2~15%、ZnO 1.5~15%を含有し、軟化点が720℃以下であり、車両間距離を測定するためのセンサー部材に用いることを特徴とするガラス。
【請求項4】
ガラス組成として、モル%で、SiO

40~65%、Al



4.4~20%、B



0.1~13.6%、Li

O 0~15%、Na

O 13~25%、K

O 0~1%、CaO 2~10%、SrO 0~2%、BaO 0~2%、ZnO 1.5~15%、Fe



0.001~0.05%を含有し、軟化点が720℃以下であることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のガラス。
【請求項5】
板形状であることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載のガラス。
【請求項6】
曲面加工されていることを特徴とする請求項5に記載のガラス。
【請求項7】
少なくとも一方の表面の表面粗さRaが0.1~5μmであることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載のガラス。
【請求項8】
板厚が0.1~3mmであることを特徴とする請求項5~7の何れかに記載のガラス。
【請求項9】
少なくとも一方の表面に機能膜を有し、該機能膜が、反射防止膜、防汚膜、反射膜、擦傷防止膜の何れかであることを特徴とする請求項5~8の何れかに記載のガラス。
【請求項10】
液相温度における粘度が10
4.6
dPa・s以上であることを特徴とする請求項1~9の何れかに記載のガラス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、曲面加工(熱加工)に好適な低軟化点のガラスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ヘッドマウントディスプレイとして、帽子の鍔から垂れ下がったディスプレイに映像を投影させるデバイス、ディスプレイに外の景色と映像を表示させるメガネ型デバイス、シースルー導光板に映像を表示させるデバイス等が開発されている。
【0003】
シースルー導光板に映像を表示するデバイスでは、メガネを通して外部の景色を見ながら、導光板に表示される映像を見ることができる。更に左右に異なる映像を投影する技術を利用して3D表示を実現したり、眼の水晶体を利用して網膜に結合させる技術により仮想現実空間を実現することも可能である。
【0004】
これらのデバイスには、曲面形状を有する光学部材が必要になり、この光学部材は、ガラス板(板形状のガラス)を曲面加工することにより作製される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2017/283305号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ガラス板を曲面加工する場合、軟化点以上の温度に熱処理する必要があるが、この熱処理温度が高くなると、曲面加工を行うための金型等の寿命が短くなる。なお、金型等を長寿命化するために、低温で曲面加工を行うと、金型に倣ってガラス板が変形し難くなり、寸法安定性が低下してしまう。
【0007】
ソーダライムガラスは、窓ガラスとして一般的に使用されているが、軟化点が約750℃であるため、曲面加工を適正に行うことが困難である。
【0008】
一方、ガラス板の軟化点を低下させて、曲面加工性を高めようとすると、ガラスが不安定になり、成形時にガラス失透し易くなる。更に耐候性が低下して、表示画像が不鮮明になり易い。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その技術的課題は、曲面加工性、耐失透性及び耐候性を両立し得るガラスを創案することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、種々の実験を繰り返した結果、ガラスの各成分の含有量を厳密に規制すると共に、軟化点を所定範囲に規制することにより、上記技術的課題を解決し得ることを見出し、本発明として提案するものである。すなわち、本発明のガラスは、ガラス組成として、モル%で、SiO

40~70%、Al



0~20%、B



0~15%、Li

O 0~15%、Na

O 8.6~25%、K

O 0~1%、CaO 2~15%、ZnO 1.5~15%を含有し、軟化点が720℃以下であることを特徴とする。ここで、「軟化点」は、ASTM C338の方法に基づいて測定した値を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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