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公開番号2024030258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132997
出願日2022-08-24
発明の名称車両用窓ガラス、及び車両用窓ガラスの製造方法
出願人AGC株式会社
代理人個人
主分類C03C 27/12 20060101AFI20240229BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】コネクタの防水性の向上を図ることのできる車両用窓ガラス及び車両用窓ガラスの製造方法。
【解決手段】本開示に係る車両用窓ガラス100は、第1のガラス板11と第2のガラス板12との間に配置された導電体14と、導電体14と外部の電気回路とを電気的に接続するフラットハーネス2とを備える。フラットハーネス2は、一端に設けられ、第1のガラス板11と第2のガラス板12との間に位置し、導電体14と電気的に接続される接続部21と、フラットハーネス2の他端に設けられ、合わせガラス10の外側に位置する第1の電極31と、第1の電極31と電気的に接続された第1の端子41と、第1の端子41を保持するフラットハーネス側コネクタ5とを備える。フラットハーネス側コネクタ5は、車両側コネクタ9と嵌合することによって、車両側コネクタ9と電気的に接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のガラス板と、第2のガラス板と、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板とを接合する中間膜と、を有する合わせガラスと、
前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に配置された導電体と、前記導電体と外部の電気回路とを電気的に接続するフラットハーネスと、を備える車両用窓ガラスであって、
前記フラットハーネスは、一端に設けられ、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に位置し、前記導電体と電気的に接続される接続部と、
前記フラットハーネスの他端に設けられ、前記合わせガラスの外側に位置する第1の電極と、前記第1の電極と電気的に接続された第1の端子と、前記第1の端子を保持するフラットハーネス側コネクタと、を備え、
前記フラットハーネス側コネクタは、車両側コネクタと嵌合することによって、前記車両側コネクタと電気的に接続する、
車両用窓ガラス。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記フラットハーネスと、前記第1の端子と、前記フラットハーネス側コネクタとが、一体成形品である、
請求項1に記載の車両用窓ガラス。
【請求項3】
前記フラットハーネスの前記他端には、第2の電極をさらに備え、
前記第2の電極には、第2の端子が電気的に接続されており、
前記フラットハーネス側コネクタは、前記第1及び前記第2の端子を保持し、
前記フラットハーネス側コネクタの極数は、2極である、
請求項1又は2に記載の車両用窓ガラス。
【請求項4】
前記フラットハーネス側コネクタは、前記第1の端子と前記第2の端子とを絶縁する絶縁部を備える、
請求項3に記載の車両用窓ガラス。
【請求項5】
前記フラットハーネス側コネクタは、前記フラットハーネスが挿入された開口部を備え、
前記開口部は、前記フラットハーネスの周囲の少なくとも一部に沿って延びる溝を有し、
前記溝にポッティング部が配置されている、
請求項1又は2に記載の車両用窓ガラス。
【請求項6】
第1のガラス板と、第2のガラス板と、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板とを接合する中間膜と、を有する合わせガラスと、
前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に配置された導電体と、前記導電体と外部の電気回路とを電気的に接続するフラットハーネスと、を備える車両用窓ガラスの製造方法であって、
一端に接続部が設けられており、他端には第1の電極が設けられている、前記フラットハーネスを準備するステップと、
前記第1の電極に第1の端子を電気的に接続させるステップと、
前記フラットハーネスと、前記第1の端子と、フラットハーネス側コネクタとを、一体成形するステップと、
前記フラットハーネスの前記接続部を、前記導電体と電気的に接続した後に、第1のガラス板と、第2のガラス板とを前記中間膜で接着させるステップと、を備える、
車両用窓ガラスの製造方法。
【請求項7】
前記フラットハーネスと、前記第1の端子と、前記フラットハーネス側コネクタとを、一体成形するステップにおいて、
前記フラットハーネス側コネクタは、射出成形により、前記フラットハーネスの一端で一体成形する、
請求項6に記載の車両用窓ガラスの製造方法。
【請求項8】
前記フラットハーネスの前記他端には、第2の電極をさらに備え、前記第2の電極に、第2の端子を電気的に接続するステップをさらに備え、
前記フラットハーネスと、前記第1の端子と、前記フラットハーネス側コネクタとを、一体成形するステップにおいて、さらに前記第2の端子も前記第1の端子とともに一体形成されており、
前記フラットハーネス側コネクタの極数が2極である、
請求項6又は7に記載の車両用窓ガラスの製造方法。
【請求項9】
前記フラットハーネスと、前記第1の端子と、前記フラットハーネス側コネクタとを、一体成形するステップにおいて、さらに前記第2の端子も前記第1の端子とともに一体成形することによって、溶融樹脂を前記第1の端子と前記第2の端子との間に充填する、
請求項7を引用する請求項8に記載の車両用窓ガラスの製造方法。
【請求項10】
前記フラットハーネス側コネクタは、前記フラットハーネスが挿入された開口部を備え、
前記開口部は、前記フラットハーネスの周囲の少なくとも一部に沿って延びる溝を有し、
ポッティング剤を前記溝に注入し、ポッティング部を前記溝に形成するステップをさらに備える、
請求項6又は7に記載の車両用窓ガラスの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用窓ガラス、及び車両用窓ガラスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の車両用窓ガラスは、第1のガラス板と第2のガラス板との間に設けられた導電体と、導電体と外部の電気回路とを接続する接続部材とを備える。接続部材は、箔状導線と、丸線状導線と、封止筐体とを備える。封止筐体は中空構造を有しており、箔状導線と丸線状導線との接続部を収容し、かつ、内部に封止剤が充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-075853号公報
特許第4783314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
このような車両用窓ガラスの製造方法は、封止剤を封止筐体の内部に充填する工程を必要とすることが多い。このような工程において、封止剤が封止筐体の内部に十分に充填されないことがある。その結果、車両用窓ガラスは水と接触する環境下において使用されることが多いため、水が封止筐体の内部に浸入するおそれがある。また、特許文献2に開示のコネクタユニットは、フラット回路体と接続される端子を有するコネクタと、端子とフラット回路体との電気的な接続箇所を覆う防水部材と、接続箇所を保護しつつ、合わせガラスに取り付けられる取付部材とを備える。しかし、特許文献2に開示のコネクタユニットでは、電気的な接続箇所は防水部材によって覆われ、コネクタハウジングの段差部と取付部材とによって挟まれているだけである。そのため、水が端子とフラット回路体との電気的な接続箇所に浸入するおそれがある。コネクタである接続部材としては、好ましくない。そこで、コネクタの防水性の向上を図ることができる車両用窓ガラスが求められている。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、コネクタの防水性の向上を図ることができる車両用窓ガラス、及び車両用窓ガラスの製造方法を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両用窓ガラスは、以下の[1]~[10]の構成を有する車両用窓ガラス、及び車両用窓ガラスの製造方法を提供する。
[1]第1のガラス板と、第2のガラス板と、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板とを接合する中間膜と、を有する合わせガラスと、
前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に配置された導電体と、前記導電体と外部の電気回路とを電気的に接続するフラットハーネスと、を備える車両用窓ガラスであって、
前記フラットハーネスは、一端に設けられ、前記第1のガラス板と前記第2のガラス板との間に位置し、前記導電体と電気的に接続される接続部と、
前記フラットハーネスの他端に設けられ、前記合わせガラスの外側に位置する第1の電極と、前記第1の電極と電気的に接続された第1の端子と、前記第1の端子を保持するフラットハーネス側コネクタと、を備え、
前記フラットハーネス側コネクタは、車両側コネクタと嵌合することによって、前記車両側コネクタと電気的に接続する、
車両用窓ガラス。
【0007】
[2]前記フラットハーネスと、前記第1の端子と、前記フラットハーネス側コネクタとが、一体成形品である、
[1]に記載の車両用窓ガラス。
【0008】
[3]前記フラットハーネスの前記他端には、第2の電極をさらに備え、
前記第2の電極には、第2の端子が電気的に接続されており、
前記フラットハーネス側コネクタは、前記第1及び前記第2の端子を保持し、
前記フラットハーネス側コネクタの極数は、2極である、
[1]又は[2]に記載の車両用窓ガラス。
【0009】
[4]前記フラットハーネス側コネクタは、前記第1の端子と前記第2の端子とを絶縁する絶縁部を備える、
[3]に記載の車両用窓ガラス。
【0010】
[5]前記フラットハーネス側コネクタは、前記フラットハーネスが挿入された開口部を備え、
前記開口部は、前記フラットハーネスの周囲の少なくとも一部に沿って延びる溝を有し、
前記溝にポッティング部が配置されている、
[1]~[4]のいずれかの記載の車両用窓ガラス。
(【0011】以降は省略されています)

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