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公開番号2024041257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145963
出願日2022-09-14
発明の名称抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品
出願人日本電気硝子株式会社
代理人
主分類C03C 3/12 20060101AFI20240319BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供する。
【解決手段】本発明の抗菌性ガラスはガラス組成として、質量%表示で、TeO2 30~60%、MoO3 1~35%、CuO 10~25%を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス組成として、質量%表示で、TeO

30~60%、MoO

1~35%、CuO 10~25%を含有することを特徴とする抗ウイルス性ガラス。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
ガラス組成として、質量%表示で、Li

O+Na

O+K

O 0~15%、Li

O 0~10%、V



0~30%、Nb



0~10%を含有することを特徴とする請求項1に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項3】
粉末形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項4】
平均粒子径D
50
が0.5~25μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項5】
抗ウイルス性ガラスを含む樹脂成形品であって、
抗ウイルス性ガラスが、請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラスであることを特徴とする樹脂成形品。
【請求項6】
抗ウイルス性ガラスの含有量が0.01~20質量%であることを特徴とする請求項5に記載の樹脂成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、新型コロナウイルスの世界的な流行により、様々なウイルスの脅威が高まっている。
【0003】
無機系の抗ウイルス材は、様々なウイルスに対して効果があり、比較的広い温度範囲で適用可能であり、ウイルスが耐性を獲得しにくい等の特徴を有することから、活発に研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまで、Ag、La



等に抗ウイルス性が確認されているが、Ag、La



を含む抗ウイルス材料は高価であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされてものであり、安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、種々の実験を行った結果、TeO

-MoO

系ガラスに安価であるCuOを導入することにより、抗ウイルス性を発現することを見出した。具体的には、上記ガラスから溶出したCuイオン、Moイオンが抗ウイルス性に寄与することを見出した。以下、上記課題を解決する抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品の各態様について説明する。
【0007】
態様1の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、TeO

30~60%、MoO

1~35%、CuO 10~25%を含有することを特徴とする。
【0008】
態様2の抗ウイルス性ガラスは、態様1において、ガラス組成として、質量%表示で、Li

O+Na

O+K

O 0~15%、Li

O 0~10%、V



0~30%、Nb



0~10%を含有することが好ましい。本発明において、「A+B+C」とは、成分A、成分B及び成分Cの合量を指す。例えば、「Li

O+Na

O+K

O」は、Li

O、Na

O及びK

Oの合量を指す。
【0009】
態様3の抗ウイルス性ガラスは、態様1又は2において、粉末形状であることが好ましい。
【0010】
態様4の抗ウイルス性ガラスは、態様1~3のいずれか一つの態様において、平均粒子径D
50
が0.5~25μmであることが好ましい。ここで、「平均粒子径D
50
」とは、レーザー回折装置で測定した値を指し、レーザー回折法により測定した際の体積基準の累積粒度分布曲線において、その積算量が粒子の小さい方から累積して50%である粒子径を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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