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公開番号2024044752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150489
出願日2022-09-21
発明の名称樹脂塗布装置
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類C03C 25/16 20060101AFI20240326BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】ガラスファイバに薄く樹脂を塗布する際の偏肉を抑制することができる樹脂塗布装置を提供する。
【解決手段】樹脂塗布装置は、ポイントと、前記ポイントの直下に配置され、第一調心部と、第二調心部と、ガラスファイバを挿通させる第一ダイ孔と、を有するダイと、前記第一ダイ孔の入口につながっている第一樹脂供給路と、を備え、前記第二調心部は、前記ガラスファイバの進行方向において前記第一調心部よりも下に配置され、前記第一調心部は、入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第一縮径部と、前記第一縮径部の直下につながっており、直径が一定である第一ランド部と、を有し、前記第二調心部は、入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第二縮径部と、前記第二縮径部の直下につながっており、直径が一定である第二ランド部と、を有し、前記第一縮径部、前記第一ランド部、前記第二縮径部、前記第二ランド部はそれぞれ、前記第一ダイ孔の一部である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガラスファイバを通過させて前記ガラスファイバの表面に樹脂を塗布する樹脂塗布装置であって、
前記ガラスファイバを挿通させるポイント孔を有するポイントと、
前記ポイントの直下に配置され、第一調心部と、第二調心部と、前記ガラスファイバを挿通させる第一ダイ孔と、を有するダイと、
前記第一ダイ孔の入口につながっている第一樹脂供給路と、を備え、
前記第二調心部は、前記ガラスファイバの進行方向において前記第一調心部よりも下に配置され、
前記第一調心部は、前記進行方向において入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第一縮径部と、前記第一縮径部の直下に配置され、前記第一縮径部につながっており、前記進行方向において直径が一定である第一ランド部と、を有し、
前記第二調心部は、前記進行方向において入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第二縮径部と、前記第二縮径部の直下に配置され、前記第二縮径部につながっており、前記進行方向において直径が一定である第二ランド部と、を有し、
前記第一縮径部、前記第一ランド部、前記第二縮径部、前記第二ランド部はそれぞれ、前記第一ダイ孔の一部である、樹脂塗布装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記ダイは、中間部を更に有し、
前記中間部は、前記第一調心部と前記第二調心部の間にあり、前記第一ダイ孔の一部である孔を有し、
前記中間部の前記孔の直径は、前記第一ランド部の直径及び前記第二ランド部の直径いずれよりも大きい、請求項1に記載の樹脂塗布装置。
【請求項3】
前記中間部の前記孔につながる第二樹脂供給路を、更に備える、請求項2に記載の樹脂塗布装置。
【請求項4】
前記第二樹脂供給路は、前記中間部の上部につながっている、請求項3に記載の樹脂塗布装置。
【請求項5】
前記第一ランド部の直径が前記第二ランド部の直径よりも大きい、請求項1に記載の樹脂塗布装置。
【請求項6】
前記ダイは、前記第一ダイ孔を有する第一ダイと、前記第一ダイの直下に配置され、第二ダイ孔を有する第二ダイと、を有し、
前記樹脂塗布装置は、前記樹脂とは異なる他の樹脂を前記第一ダイと前記第二ダイの間から前記第二ダイに供給する他の供給路と、をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の樹脂塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂塗布装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ガラスファイバの表面に2層の被覆を形成させる光ファイバ用樹脂塗布装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-086971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被覆層をより薄く形成しようとすると、偏肉が生じ易くなるおそれがある。
【0005】
本開示は、ガラスファイバに薄く樹脂を塗布する際の偏肉を抑制することができる樹脂塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の樹脂塗布装置は、
ガラスファイバを通過させて前記ガラスファイバの表面に樹脂を塗布する樹脂塗布装置であって、
前記ガラスファイバを挿通させるポイント孔を有するポイントと、
前記ポイントの直下に配置され、第一調心部と、第二調心部と、前記ガラスファイバを挿通させる第一ダイ孔と、を有するダイと、
前記第一ダイ孔の入口につながっている第一樹脂供給路と、を備え、
前記第二調心部は、前記ガラスファイバの進行方向において前記第一調心部よりも下に配置され、
前記第一調心部は、前記進行方向において入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第一縮径部と、前記第一縮径部の直下に配置され、前記第一縮径部につながっており、前記進行方向において直径が一定である第一ランド部と、を有し、
前記第二調心部は、前記進行方向において入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第二縮径部と、前記第二縮径部の直下に配置され、前記第二縮径部につながっており、前記進行方向において直径が一定である第二ランド部と、を有し、
前記第一縮径部、前記第一ランド部、前記第二縮径部、前記第二ランド部はそれぞれ、前記第一ダイ孔の一部である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ガラスファイバに薄く樹脂を塗布する際の偏肉を抑制することができる樹脂塗布装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態に係る樹脂塗布装置の概要断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の一形態の説明)
まず本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る樹脂塗布装置は、
ガラスファイバを通過させて前記ガラスファイバの表面に樹脂を塗布する樹脂塗布装置であって、
前記ガラスファイバを挿通させるポイント孔を有するポイントと、
前記ポイントの直下に配置され、第一調心部と、第二調心部と、前記ガラスファイバを挿通させる第一ダイ孔と、を有するダイと、
前記第一ダイ孔の入口につながっている第一樹脂供給路と、を備え、
前記第二調心部は、前記ガラスファイバの進行方向において前記第一調心部よりも下に配置され、
前記第一調心部は、前記進行方向において入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第一縮径部と、前記第一縮径部の直下に配置され、前記第一縮径部につながっており、前記進行方向において直径が一定である第一ランド部と、を有し、
前記第二調心部は、前記進行方向において入口から下にいくにつれて直径が狭くなる第二縮径部と、前記第二縮径部の直下に配置され、前記第二縮径部につながっており、前記進行方向において直径が一定である第二ランド部と、を有し、
前記第一縮径部、前記第一ランド部、前記第二縮径部、前記第二ランド部はそれぞれ、前記第一ダイ孔の一部である。
【0010】
本開示の樹脂塗布装置のダイは、進行方向において直径が狭くなる第一縮径部と、第二縮径部と、を有する。ガラスファイバの進行方向に垂直な方向の振れが第一縮径部と第二縮径部の二点で拘束されるため、ガラスファイバが振動することを抑制することができる。以上より、偏肉を低減させて、より高い寸法精度で樹脂をガラスファイバに塗布することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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