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公開番号2024058799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166125
出願日2022-10-17
発明の名称ガラス板の製造装置及び製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C03B 35/00 20060101AFI20240422BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】ガラス板の搬送経路に清浄な空気を供給する。
【解決手段】ガラス板Gの製造装置1は、ガラス板Gを搬送するための搬送経路2a内に空気を供給する給気装置3を備える。給気装置3は、搬送経路2aに空気を送り出す送風機14と、送風機14から送り出された空気を搬送経路2aに供給する給気ダクト15aと、給気ダクト15aと搬送経路2aとを接続する接続部18aと、送風機14から送り出された空気中の異物を取り除くフィルタ19と、を備える。フィルタ19は、接続部18aに配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス板を搬送するための搬送経路内に空気を供給する給気装置を備えるガラス板の製造装置であって、
前記給気装置は、前記搬送経路に前記空気を送り出す送風機と、前記送風機から送り出された前記空気を前記搬送経路に供給する給気ダクトと、前記給気ダクトと前記搬送経路とを接続する接続部と、前記送風機から送り出された前記空気中の異物を取り除くフィルタと、を備え、
前記フィルタは、前記接続部に配置されることを特徴とするガラス板の製造装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記搬送経路は、縦姿勢の前記ガラス板から不要部を除去する切断室を備え、
前記給気装置は、前記切断室に前記空気を供給する請求項1に記載のガラス板の製造装置。
【請求項3】
前記搬送経路は、縦姿勢の前記ガラス板を検査する検査室を備え、
前記給気装置は、前記検査室に前記空気を供給する請求項1又は2に記載のガラス板の製造装置。
【請求項4】
前記給気装置は、外気を取り込むための外気ダクトを備える請求項1又は2に記載のガラス板の製造装置。
【請求項5】
前記給気ダクトは、相互に接続される第一ダクト及び第二ダクトを含み、
前記第一ダクトは、その端部にフランジ部を有し、
前記第二ダクトは、その端部にフランジ部を有し、
前記第一ダクトの前記フランジ部と、前記第二ダクトの前記フランジ部とは、相互に対向するように重ねられており、
前記第一ダクトの前記フランジ部及び前記第二ダクトの前記フランジ部は、第一コーキング材により覆われる請求項1又は2に記載のガラス板の製造装置。
【請求項6】
前記第一コーキング材は、カバー部材により覆われる請求項5に記載のガラス板の製造装置。
【請求項7】
前記カバー部材は、第二コーキング材により覆われる請求項6に記載のガラス板の製造装置。
【請求項8】
前記カバー部材は、前記第一ダクトの前記フランジ部を覆う第一壁部と、前記第二ダクトの前記フランジ部を覆う第二壁部と、前記第一壁部と前記第二壁部とを連結する第三壁部と、を備える請求項6に記載のガラス板の製造装置。
【請求項9】
前記カバー部材は、第一カバー部材と、前記第一カバー部材に接続される第二カバー部材とを含み、
前記第一カバー部材は、前記第一カバー部材の前記第三壁部と、前記第二カバー部材の前記第三壁部との間の隙間を塞ぐ第四壁部を備える請求項8に記載のガラス板の製造装置。
【請求項10】
前記接続部は、前記フィルタを収容するフィルタボックスを含み、
前記フィルタボックスは、側面と、上面と、下面とを有し、
前記給気ダクトは、前記フィルタボックスの前記側面に接続される請求項1又は2に記載のガラス板の製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板を製造する装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
周知のように、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイ用の基板をはじめとする様々な分野において、ガラス板が使用されている。
【0003】
この種のガラス板の製造工程では、まず、オーバーフローダウンドロー法やフロート法などの公知の方法により、長尺なガラスリボンを連続的に成形する。次に、ガラスリボンを所定の長さ毎に幅方向に切断し、ガラスリボンからガラス板を切り出す。その後、切り出されたガラス板は、搬送装置により搬送経路上を搬送される。
【0004】
この搬送経路上で、例えば、ガラス板の耳部を含む不要部を除去する工程や、ガラス板の欠陥の有無などを検査する工程などが必要に応じて実施される。そして、このような各種工程を経た後に、搬送装置の搬送経路の下流端では、複数のガラス板が、積載装置によりパレットに梱包され、保管あるいは輸送(出荷)される(例えば、特許文献1及び2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-30744号公報
特開2019-89674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の製造工程において、ガラス板は搬送経路上を搬送されるが、搬送経路には、異物(パーティクル)が付着することのないように、クリーンルームのように清浄度が管理された空気を供給することが望ましい。この場合には、搬送経路に供給される空気が清浄であることが重要となる。
【0007】
本発明は、ガラス板の搬送経路に清浄な空気を供給することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明は上記の課題を解決するためのものであり、縦姿勢のガラス板を搬送するための搬送経路内に空気を供給する給気装置を備えるガラス板の製造装置であって、前記給気装置は、前記搬送経路に前記空気を送り出す送風機と、前記送風機から送り出された前記空気を前記搬送経路に供給する給気ダクトと、前記給気ダクトと前記搬送経路とを接続する接続部と、前記送風機から送り出された前記空気中の異物を取り除くフィルタと、を備え、前記フィルタは、前記接続部に配置されることを特徴とする。
【0009】
例えばフィルタを送風機や各給気ダクトの中途部に設けた場合には、フィルタを通過した空気に、給気ダクトの内部で生じた異物が混入するおそれがある。これに対し、本発明によれば、給気ダクトの終端部に設けられた接続部にフィルタを配置することで、給気ダクトの内部で異物が生じた場合であっても、フィルタによりこの異物を除去することができる。これにより、ガラス板を搬送する搬送経路に清浄な空気を常に供給することが可能となる。
【0010】
(2) 上記(1)に記載のガラス板の製造装置において、前記搬送経路は、縦姿勢の前記ガラス板から不要部を除去する切断室を備えてもよく、前記給気装置は、前記切断室に前記空気を供給してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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