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公開番号2024063614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171702
出願日2022-10-26
発明の名称車両用窓ガラス
出願人AGC株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類C03C 27/12 20060101AFI20240502BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】モールレス仕様の車両に装着された場合であっても、面取り部からの割れが抑制された車両用窓ガラスを提供する。
【解決手段】第1主面、第2主面及び端面を有するガラス板を含む車両用窓ガラスであって、前記ガラス板は、前記第1主面が車外側、前記第2主面が車内側となるように車両に配置され、前記ガラス板は、前記端面の前記第1主面側の少なくとも一部が面取りされた第1面取り部と、前記端面の前記第2主面側の少なくとも一部が面取りされた第2面取り部と、を有し、前記第1面取り部がインク層で被覆された、車両用窓ガラス。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面、第2主面及び端面を有するガラス板を含む車両用窓ガラスであって、
前記ガラス板は、前記第1主面が車外側、前記第2主面が車内側となるように車両に配置され、
前記ガラス板は、前記端面の前記第1主面側の少なくとも一部が面取りされた第1面取り部と、前記端面の前記第2主面側の少なくとも一部が面取りされた第2面取り部と、を有し、
前記第1面取り部がインク層で被覆された、車両用窓ガラス。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第2面取り部がインク層で被覆された、請求項1に記載の車両用窓ガラス。
【請求項3】
第1主面、第2主面及び端面を有する2枚のガラス板と、前記2枚のガラス板の間に挟持された中間膜と、を含む車両用窓ガラスであって、
前記2枚のガラス板はそれぞれ、前記第1主面が車外側、前記第2主面が車内側となるように車両に配置され、
前記2枚のガラス板はそれぞれ、前記端面の前記第1主面側の少なくとも一部が面取りされた第1面取り部と、前記端面の前記第2主面側の少なくとも一部が面取りされた第2面取り部と、を有し、
前記2枚のガラス板のうち車外側に位置するガラス板の前記第1面取り部が、インク層で被覆された、車両用窓ガラス。
【請求項4】
前記車外側に位置するガラス板の前記第2面取り部、及び、前記2枚のガラス板のうち車内側に位置するガラス板の前記第1面取り部、の少なくとも一方がインク層で被覆された、請求項3に記載の車両用窓ガラス。
【請求項5】
前記中間膜は、前記ガラス板と接していない端面がインク層で被覆された、請求項4に記載の車両用窓ガラス。
【請求項6】
前記車内側に位置するガラス板の前記第2面取り部が、インク層で被覆された、請求項3~5のいずれか1項に記載の車両用窓ガラス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両用窓ガラスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の開口部に取り付けられる車両用窓ガラスには、自動車のボディとの隙間を埋めるモール部材が装着されている場合がある。従来、モール部材は、3面モールディングと呼ばれる、ガラスの両方の主面と端面とを覆う、略C字状の断面形状であった。
【0003】
これに対し、特許文献1では、いわゆる2面モールディングと呼ばれる、ガラス板の裏面、端面及び面取部を覆い、ガラス板の表面の全域が露出した、略L字状の断面形状のモール部材が開示されている。
さらに近年ではモールレスと称される、ガラス板の端面が露出され、モール部材が外部から視認できない仕様が増えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-129747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両用窓ガラスにおいて、端面の面取りがダイヤモンドホイール等を用いて実施されると、面取りされた面にはマイクロクラックが生じる。これに対し、上記モールレスといった仕様であると、自動車のボディとガラスとの隙間に入り込んだ砂等により、マイクロクラックを起点とした割れが生じる懸念があることが分かった。また、ガラスの車体への取り付け等といった車両用窓ガラスのハンドリング時にも、面取り部の車体等への接触により、マイクロクラックを起点とした割れが生じやすくなる。
【0006】
そこで本発明は、モールレス仕様の車両に装着された場合であっても、面取り部からの割れが抑制された車両用窓ガラスの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者が鋭意検討を行った結果、端面が面取りされたガラス板の、最も車外側に位置する面取り部をインク層で被覆することにより、その表面が平滑化して応力集中が緩和され、上記課題を解決できることが分かった。
【0008】
すなわち、本発明は下記[1]~[6]に関するものである。
[1] 第1主面、第2主面及び端面を有するガラス板を含む車両用窓ガラスであって、
前記ガラス板は、前記第1主面が車外側、前記第2主面が車内側となるように車両に配置され、
前記ガラス板は、前記端面の前記第1主面側の少なくとも一部が面取りされた第1面取り部と、前記端面の前記第2主面側の少なくとも一部が面取りされた第2面取り部と、を有し、
前記第1面取り部がインク層で被覆された、車両用窓ガラス。
[2] 前記第2面取り部がインク層で被覆された、前記[1]に記載の車両用窓ガラス。
【0009】
[3] 第1主面、第2主面及び端面を有する2枚のガラス板と、前記2枚のガラス板の間に挟持された中間膜と、を含む車両用窓ガラスであって、
前記2枚のガラス板はそれぞれ、前記第1主面が車外側、前記第2主面が車内側となるように車両に配置され、
前記2枚のガラス板はそれぞれ、前記端面の前記第1主面側の少なくとも一部が面取りされた第1面取り部と、前記端面の前記第2主面側の少なくとも一部が面取りされた第2面取り部と、を有し、
前記2枚のガラス板のうち車外側に位置するガラス板の前記第1面取り部が、インク層で被覆された、車両用窓ガラス。
[4] 前記車外側に位置するガラス板の前記第2面取り部、及び、前記2枚のガラス板のうち車内側に位置するガラス板の前記第1面取り部、の少なくとも一方がインク層で被覆された、前記[3]に記載の車両用窓ガラス。
[5] 前記中間膜は、前記ガラス板と接していない端面がインク層で被覆された、前記[4]に記載の車両用窓ガラス。
[6] 前記車内側に位置するガラス板の前記第2面取り部が、インク層で被覆された、前記[3]~[5]のいずれか1に記載の車両用窓ガラス。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、モールレス仕様の車両に装着された場合であっても、車外側に位置するガラス板の第1面取り部がインク層で被覆されることで、その表面が平滑化する。そのため、マイクロクラックに起因した応力集中が緩和され、車両用窓ガラスの面取り部から発生する割れを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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