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公開番号2024057493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164278
出願日2022-10-12
発明の名称ガラス粉末複合体、及びガラス粉末複合体の製造方法
出願人国立大学法人大阪大学,株式会社ジーシー
代理人個人,個人
主分類C03C 8/02 20060101AFI20240417BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】時間の経過に応じてイオンの徐放を変化させることができるガラス粉末複合体を提供すること。
【解決手段】少なくとも1種の元素を含有する第1ガラスを含み、第1期間に前記第1ガラスが溶出する第1ガラス粉末と、前記第1ガラスの前記元素と異なる少なくとも1種の元素を含有する第2ガラスを含み、前記第1期間と異なる第2期間に前記第2ガラスが溶出する第2ガラス粉末と、を含む、ガラス粉末複合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1種の元素を含有する第1ガラスを含み、第1期間に前記第1ガラスが溶出する第1ガラス粉末と、
前記第1ガラスの前記元素と異なる少なくとも1種の元素を含有する第2ガラスを含み、前記第1期間と異なる第2期間に前記第2ガラスが溶出する第2ガラス粉末と、を含む、
ガラス粉末複合体。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第1ガラスの残存率と前記第2ガラスの残存率との差が20%以上である、
請求項1に記載のガラス粉末複合体。
【請求項3】
第1ガラス及び/又は第2ガラスが、リン酸塩ガラスである、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項4】
第1ガラス及び/又は第2ガラスが、ナトリウムを含有する、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項5】
第1ガラス及び/又は第2ガラスが、アルミニウムを含有する、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項6】
第1ガラス又は第2ガラスが、リチウムを含有する、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項7】
第1ガラス又は第2ガラスが、亜鉛を含有する、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項8】
第1ガラス又は第2ガラスが、ストロンチウムを含有する、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項9】
前記第1ガラスの前記元素及び前記第2ガラスの前記元素と異なる少なくとも1種の元素を含有する第3ガラスを含み、前記第1期間及び第2期間と異なる第3期間に前記第3ガラスが溶出する第3ガラス粉末、を更に含む、
請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項10】
少なくとも1種の元素を含有する第1ガラスを含み、第1期間に前記第1ガラスが溶出する第1ガラス粉末と、
前記第1ガラスの前記元素と異なる少なくとも1種の元素を含有する第2ガラスを含み、前記第1期間と異なる第2期間に前記第2ガラスが溶出する第2ガラス粉末と、を混合する、
ガラス粉末複合体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス粉末複合体、及びガラス粉末複合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、機能性イオンを徐放するイオン徐放性ガラスが知られている。例えば、リンイオンやカルシウムイオンを水中に放出する無機ガラス粒子を粒状土壌改質材に用いる技術がある(特許文献1参照)。また、抗菌効果の知られている銀イオンを溶出する抗菌性ガラスを樹脂成形品に用いる技術がある(特許文献2)。また、骨修復のための材料や医療用インプラント等の医療用途でバイオガラスを用いる技術がある(特許文献3、特許文献4)。更に、イオン徐放性ガラスをデオドラント組成物に用いる技術がある(特許文献5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-41482号公報
特許第6604499号公報
特許第6622416号公報
特表2020-535881公報
国際公開第2019/189851号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のイオン徐放性ガラスは、時間の経過に応じてイオンの徐放を変化させることが困難である。
【0005】
本発明の課題は、時間の経過に応じてイオンの徐放を変化させることができるガラス粉末複合体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るガラス粉末複合体は、少なくとも1種の元素を含有する第1ガラスを含み、第1期間に前記第1ガラスが溶出する第1ガラス粉末と、前記第1ガラスの前記元素と異なる少なくとも1種の元素を含有する第2ガラスを含み、前記第1期間と異なる第2期間に前記第2ガラスが溶出する第2ガラス粉末と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、時間の経過に応じてイオンの徐放を変化させることができるガラス粉末複合体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ガラス粉末の一例(ガラス1~9)の残存率の変化を示すグラフである。
実施例1のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス1、5、9)の残存率の変化を示すグラフである。
実施例2のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス3、4、7)の残存率の変化を示すグラフである。
実施例3のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス2、4、7)の残存率の変化を示すグラフである。
実施例4のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス1、6)の残存率の変化を示すグラフである。
実施例5のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス5、8)の残存率の変化を示すグラフである。
比較例1のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス3、6、8)の残存率の変化を示すグラフである。
比較例2のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス2、5、7)の残存率の変化を示すグラフである。
比較例3のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス2、7)の残存率の変化を示すグラフである。
比較例4のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス1、4)の残存率の変化を示すグラフである。
比較例5のガラス粉末複合体を構成するガラス粉末(ガラス8、9)の残存率の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0010】
<ガラス粉末複合体>
本実施形態に係るガラス粉末複合体は、第1ガラス粉末と第2ガラス粉末を含む。本明細書において、ガラス粉末複合体は、少なくとも2種類のガラス粉末を含むものを示す。
(【0011】以降は省略されています)

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