TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024046278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151579
出願日2022-09-22
発明の名称潅水制御システム
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01G 27/00 20060101AFI20240327BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】システムの稼働状態が正常であるか否かに関してオペレータに対して注意を促し易い潅水制御システムを提供すること。
【解決手段】栽培植物への潅水を行う潅水装置と、栽培植物を撮像する撮像部と、撮像部により取得された撮像画像に基づいて潅水装置に対する制御を可能な制御部と、潅水装置と撮像部と制御部とを含むシステムの稼働状態が正常であるか否かを判定する判定部と、稼働状態を表示する表示部53と、が備えられている。制御部は、複数のモードを有するとともに、判定部の判定結果に応じてモードの切り替えが可能である。表示部53に、オペレータに対して注意を促すための視覚情報を複数の表示パターンにパターン分けして表示可能な表示灯部68が表示される。制御部は、モードの切り替えに応じて表示灯部68の表示パターンを切り替える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
栽培植物への潅水を行う潅水装置と、
前記栽培植物を撮像する撮像部と、
前記撮像部により取得された撮像画像に基づいて前記潅水装置に対する制御を可能な制御部と、
前記潅水装置と前記撮像部と前記制御部とを含むシステムの稼働状態が正常であるか否かを判定する判定部と、
前記稼働状態を表示する表示部と、が備えられ、
前記制御部は、複数のモードを有するとともに、前記判定部の判定結果に応じて前記モードの切り替えが可能であって、
前記表示部に、オペレータに対して注意を促すための視覚情報を複数の表示パターンにパターン分けして表示可能な表示灯部が表示され、
前記制御部は、前記モードの切り替えに応じて前記表示灯部の前記表示パターンを切り替える潅水制御システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記表示部に、オペレータに対して注意または警告を促すための文字を示すアラーム欄が表示され、
前記制御部は、前記モードの切り替えに応じて、前記表示灯部の前記表示パターンを切り替えるとともに、前記アラーム欄における表示態様を切り替える請求項1に記載の潅水制御システム。
【請求項3】
前記複数のモードに、前記稼働状態が正常な場合に前記制御部が実行できるモードである稼働モードと、前記稼働状態が正常でない場合に前記制御部が実行するモードであるアラームモードと、が含まれ、
前記制御部は、前記稼働モードのときに前記表示灯部が予め設定された第一色で点滅するように前記表示パターンを切り替え、前記アラームモードのときに前記表示灯部が前記第一色よりも長い波長を有する第二色で点滅するように前記表示パターンを切り替える請求項1または2に記載の潅水制御システム。
【請求項4】
人為操作を受け付ける操作部が備えられ、
前記制御部は、前記稼働状態が正常な状態から正常でない状態へ切り替わる場合に前記アラームモードへ移行し、前記稼働状態が正常でない状態から正常な状態へ切り替わった状態で前記操作部が操作される場合に前記稼働モードへ移行する請求項3に記載の潅水制御システム。
【請求項5】
前記複数のモードに、前記稼働状態が異常な場合に前記制御部が実行するモードである異常モードが含まれ、
前記制御部は、前記異常モードのときに前記表示灯部が前記第二色よりも長い波長を有する第三色で点滅するように前記表示パターンを切り替える請求項3に記載の潅水制御システム。
【請求項6】
前記稼働状態が異常な場合に、前記制御部が前記撮像画像を取得不能な場合が含まれる請求項5に記載の潅水制御システム。
【請求項7】
前記稼働状態が異常な場合に、前記制御部が前記潅水装置を制御不能な場合が含まれる請求項5に記載の潅水制御システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記撮像画像に基づいて前記栽培植物の葉の張り度合いを示す値である張り指標値を算出し、基準時における前記張り指標値を基準指標値として設定し、前記基準指標値に基づいて潅水基準値を算出するように構成され、
前記制御部は、潅水が実行されていない状態が予め設定された時間に亘って続いても前記張り指標値が前記基準指標値を下回らない場合、または、予め設定された回数の潅水が実行されても前記張り指標値が前記潅水基準値を上回らない場合に、前記基準指標値と前記潅水基準値との少なくとも一方を変更する基準値再設定処理を実行するように構成され、
前記稼働状態が正常でない場合に、予め設定された制限時間内に前記基準値再設定処理が予め設定された回数以上実行されたことが含まれる請求項1または2に記載の潅水制御システム。
【請求項9】
前記制御部は、予め設定された制限時間内に前記潅水装置によって実行される潅水の回数が予め設定された制限回数以内となるように前記潅水装置を制御し、
前記稼働状態が正常でない場合に、前記制限時間内に潅水の回数が前記制限回数に達して前記潅水装置が潅水をできない場合が含まれる請求項1または2に記載の潅水制御システム。
【請求項10】
前記稼働状態が正常でない場合に、前記撮像画像において前記栽培植物の葉の面積が予め設定された下閾値よりも小さいことが含まれる請求項1または2に記載の潅水制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栽培植物への潅水を行うための潅水制御システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、撮像部によって取得された撮像画像に基づいて、栽培植物に対する潅水を制御する潅水制御システムが開示されている。この潅水制御システムには、システムの稼働情報を表示する表示部(文献では「表示装置」)が備えられ、オペレータ等は潅水の推移を表示部で確認できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-191246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、システムの稼働状態が正常であるか否かを容易に判断可能な構成は、オペレータにとって望ましい。その際、オペレータに対して注意を促すための視覚情報を、如何に分かり易く表示するかという点が課題となる。
【0005】
本発明の目的は、システムの稼働状態が正常であるか否かに関してオペレータに対して注意を促し易い潅水制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における潅水制御システムでは、栽培植物への潅水を行う潅水装置と、前記栽培植物を撮像する撮像部と、前記撮像部により取得された撮像画像に基づいて前記潅水装置に対する制御を可能な制御部と、前記潅水装置と前記撮像部と前記制御部とを含むシステムの稼働状態が正常であるか否かを判定する判定部と、前記稼働状態を表示する表示部と、が備えられ、前記制御部は、複数のモードを有するとともに、前記判定部の判定結果に応じて前記モードの切り替えが可能であって、前記表示部に、オペレータに対して注意を促すための視覚情報を複数の表示パターンにパターン分けして表示可能な表示灯部が表示され、前記制御部は、前記モードの切り替えに応じて前記表示灯部の前記表示パターンを切り替えることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、表示部に表示灯部が表示され、表示灯部は、判定部の判定結果に基づいて切り替えられるモードに応じて、注意を促すための視覚情報を切替表示可能である。このため、オペレータ等は、システムの稼働状態が正常であるか否かを判定する判定部の判定結果を、表示部の表示パターンに基づいて認識できる。これにより、システムの稼働状態が正常であるか否かに関してオペレータに対して注意を促し易い潅水制御システムが実現される。
【0008】
本発明において、前記表示部に、オペレータに対して注意または警告を促すための文字を示すアラーム欄が表示され、前記制御部は、前記モードの切り替えに応じて、前記表示灯部の前記表示パターンを切り替えるとともに、前記アラーム欄における表示態様を切り替えると好適である。
【0009】
オペレータは、システムの稼働状態が正常であるか否かを判断すると、より具体的な稼働状態を知りたがる。本構成であれば、アラーム欄に文字情報が表示される。このため、オペレータ等は、システムの稼働状態が正常であるか否かを表示灯部で判断するとともに、アラーム欄の文字情報で、更に具体的な稼働状態を知ることができる。
【0010】
本発明において、前記複数のモードに、前記稼働状態が正常な場合に前記制御部が実行できるモードである稼働モードと、前記稼働状態が正常でない場合に前記制御部が実行するモードであるアラームモードと、が含まれ、前記制御部は、前記稼働モードのときに前記表示灯部が予め設定された第一色で点滅するように前記表示パターンを切り替え、前記アラームモードのときに前記表示灯部が前記第一色よりも長い波長を有する第二色で点滅するように前記表示パターンを切り替えると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
産卵床
6日前
株式会社シマノ
釣竿
1日前
個人
水中生物採集器
6日前
株式会社大貴
動物用トイレ
6日前
井関農機株式会社
乗用型作業機
1日前
MWPO株式会社
キャットタワー
6日前
有限会社伊藤テクノリサーチ
防草施工方法
7日前
群馬県
太陽光発電環境システム
6日前
井関農機株式会社
複数作業車の連携制御システム
7日前
カゴメ株式会社
収穫システム及びそれに用いる分離装置
1日前
株式会社大林組
貝類養殖方法及び貝類養殖システム
1日前
株式会社ハートフル・ジャパン
刈払機用刈刃取付板及び取付方法
6日前
個人
TRPA(トリップ・チャンネル)を応用した食害防除組成物
8日前
株式会社シマノ
釣糸巻取部品
6日前
株式会社 デュオ
根掛り防止性能に優れたソフトルアー
6日前
個人
インテリジェント野菜収穫農業用装置
6日前
株式会社IHIアグリテック
農作業機
7日前
国立大学法人東海国立大学機構
改変植物体
7日前
株式会社神鋼環境ソリューション
供試魚保持装置、及び供試魚の処置方法
6日前
グローブライド株式会社
魚釣用スピニングリール
6日前
グローブライド株式会社
魚釣用スピニングリール
6日前
前田工繊株式会社
野生動物の忌避装置
7日前
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
作業車両制御装置および作業車両制御方法
7日前
キリンホールディングス株式会社
植物のストレス耐性付与用組成物
6日前
鈴鹿シードリング協同組合
SDGs(持続可能な開発目標)に全体最適する育苗および植栽方法
5日前
株式会社神鋼環境ソリューション
供試魚の処置方法
6日前
共和機械株式会社
卵の自動処理装置の稼働管理システムおよびその方法
1日前
フマキラー株式会社
蜂の巣の駆除方法
8日前
カミエンス・テクノロジー株式会社
生物検出装置及び生物検出システム
6日前
大成建設株式会社
寒冷地植栽保全装置、寒冷地植栽保全方法および寒冷地運動施設用芝管理方法
7日前
株式会社シマノ
魚釣用リールのモータ制御装置、魚釣用リール、及び魚釣用リールのモータ制御装置のプログラム
6日前
ディスカバリー、パーチェイサー、コーポレイション
芝草用の植物成長調整剤および芝草の成長調整方法
6日前
ソウル バイオシス カンパニー リミテッド
植物栽培用光源及び植物栽培装置
8日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
6日前