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公開番号2024058434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165784
出願日2022-10-14
発明の名称魚釣用リールのモータ制御装置、魚釣用リール、及び魚釣用リールのモータ制御装置のプログラム
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01K 89/017 20060101AFI20240418BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】竿先から繰り出された釣糸の長さを安全に調節できるようにする。
【解決手段】モータの回転により釣糸をスプールに巻き上げ可能な魚釣用リールの制御装置であって、釣糸の長さに関する糸長情報に応じて前記モータの回転を停止させ、前記モータの回転が停止された後に、少なくとも2つの操作子に対する操作が行われることにより、前記モータを釣糸の巻き上げ方向への所定の回転速度以下で回転させる補助巻上制御を行う制御部を備えて魚釣用リールのモータ制御装置を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータの回転により釣糸をスプールに巻き上げ可能な魚釣用リールの制御装置であって、
釣糸の長さに関する糸長情報に応じて前記モータの回転を停止させ、前記モータの回転が停止された後に、少なくとも2つの操作子に対する操作が行われることにより、前記モータを釣糸の巻き上げ方向への所定の回転速度以下で回転させる補助巻上制御を行う制御部を備える魚釣用リールのモータ制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記少なくとも2つの操作子は、
前記魚釣用リールに対して第1所定操作を行う第1操作子と、
前記魚釣用リールに対して前記第1所定操作と異なる第2所定操作を行う第2操作子とを含む
請求項1に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項3】
前記第1操作子に行われる前記第1所定操作は、前記魚釣用リールに対して行う揺動操作であり、
前記第2操作子に行われる前記第2所定操作は、押圧操作である、
請求項2に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項4】
前記糸長情報は、前記魚釣用リールが装着される竿の竿先から仕掛けまでの仕掛け長情報を含む情報である
請求項1から3のいずれか一項に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項5】
前記糸長情報は、前記モータの回転数に基づく回転情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記回転情報に応じて、前記モータの回転を停止させる停止制御部と、
前記停止制御部によって前記モータの回転が停止された後に、前記少なくとも2つの操作子が操作されたことに応じて、前記補助巻上制御を行う回転制御部と、
を備える請求項5に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項7】
前記回転制御部は、前記少なくとも2つの操作子が同時に操作されているときに、前記補助巻上制御を行う
請求項6に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項8】
前記第1操作子の前記第1所定操作は、前記モータの回転の停止を含んで回転速度を調整する操作であり、
前記第2操作子の前記第2所定操作は、前記モータを予め定められた速度パターンで回転させる操作が行われる操作子である
請求項2または3に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記モータの回転を停止させるように前記第1操作子が操作された後に、前記第1操作子と前記第2操作子とが操作されたことに応じて、前記補助巻上制御を行う
請求項8に記載の魚釣用リールのモータ制御装置。
【請求項10】
釣糸が巻回されるスプールと、
前記スプールを回転させるモータと、
前記モータの回転を制御する請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ制御装置と
を備える魚釣用リール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用リールのモータ制御装置、魚釣用リール、及び魚釣用リールのモータ制御装置のプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
釣糸の繰出しに応じて回転するスプールの回転数から糸長を計測し、計測した糸長に基づいて、仕掛けが船べり停止位置まで巻き取られたところで、スプールを回転駆動するモータの回転を停止させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-089051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
船べり停止では、スプールの回転数に基づいて計測される糸長が予め設定した船べり停止位置に応じた長さとなることに応じてモータの回転が停止されるようにしている。船べり停止後において、釣り人は、例えば仕掛けを手元に寄せたりするために、さらにある程度釣糸を巻き上げて、竿先から仕掛けまでの釣糸の長さがちょうど良くなるように調節することになる。このように船べり停止後において釣糸の長さを調節する操作について、スプールをモータにより回転させる操作を行うようにした場合には、必要以上に釣糸を巻き取ってしまうような状況が生じないようにすることが好ましい。
【0005】
本発明は、上記した課題を考慮して、竿先から繰り出された釣糸の長さを安全に調節できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上述した課題を解決する本発明の一態様は、モータの回転により釣糸をスプールに巻き上げ可能な魚釣用リールの制御装置であって、釣糸の長さに関する糸長情報に応じて前記モータの回転を停止させ、前記モータの回転が停止された後に、少なくとも2つの操作子に対する操作が行われることより、前記モータを釣糸の巻き上げ方向への所定の回転速度以下で回転させる補助巻上制御を行う制御部を備える魚釣用リールのモータ制御装置である。
【0007】
上記構成によれば、糸長情報に基づいてモータを停止させることが可能なるため、例えば船べり停止と呼ばれる仕掛けの巻き込み防止機能を実現できる。仕掛けの巻き込みとは、最も竿先に位置するガイドに仕掛けが位置するまで釣糸が巻き取られても、さらに巻き上げが行われてしまっている状態を指す。そのうえで、船べり停止後においては、少なくとも2つの操作子を併用した操作によりモータを巻き上げ方向に回転させて釣糸を巻き取る補助巻上の動作が可能となるので、誤操作による仕掛けの巻き込みを防止し、安全に竿先から仕掛けまでの釣糸の長さを調節できる。さらに、所定の回転速度以下で回転させて釣糸を巻き取る補助巻上の動作が可能となるので、過剰な仕掛けの巻き込みを防止し、安全に竿先から仕掛けまでの釣糸の長さをより確実に調節できる。
【0008】
(2)また、本発明の一態様は、(1)に記載の魚釣用リールのモータ制御装置であって、前記少なくとも2つの操作子は、前記魚釣用リールに対して第1所定操作を行う第1操作子と、前記魚釣用リールに対して前記第1所定操作と異なる第2所定操作を行う第2操作子とを含んでよい。
【0009】
上記構成によれば、補助巻上を行わせるにあたり、それぞれ操作の仕方が異なる第1操作子と第2操作子とを用いた操作を求められることとなるため、仕掛けの巻き込み等の誤操作をより効果的に防止できる。
【0010】
(3)また、本発明の一態様は、(2)に記載の魚釣用リールのモータ制御装置であって、前記第1操作子に行われる前記第1所定操作は、前記魚釣用リールに対して行う揺動操作であり、前記第2操作子に行われる前記第2所定操作は、押圧操作であってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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