TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024058342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165636
出願日2022-10-14
発明の名称根掛り防止性能に優れたソフトルアー
出願人株式会社 デュオ
代理人個人,個人
主分類A01K 85/00 20060101AFI20240418BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 根掛り防止性能に優れるとともに、フッキングが円滑に行われ、更にセッティングを容易に行うことができるとともに、繰り返し使用することのできる、新規な根掛り防止性能に優れたソフトルアーの開発を技術課題とした。
【解決手段】 柔軟素材によって、小魚を模して形成されたボディ10と、ラインアイ211が具えられたフック部材とが組み合わされることにより、前記ラインアイ211に接続されたラインLを引くことにより、前記ボディ10が水中で小魚の動作を擬似的に再現するように構成されたソフトルアーMにおいて、前記ボディ10の背部には、腹側から背側に貫通したフック22における針先223を、針先223がボディ10に刺さっていない状態で、且つ平面視で針先223が露出していない状態で収容することのできる、針先収容部18が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
柔軟素材によって、小魚を模して形成されたボディと、
ラインアイが具えられたフック部材とが組み合わされることにより、
前記ラインアイに接続されたラインを引くことにより、前記ボディが水中で小魚の動作を擬似的に再現するように構成されたソフトルアーにおいて、
前記ボディの背部には、腹側から背側に貫通したフックにおける針先を、
針先がボディに刺さっていない状態で、且つ平面視で針先が露出していない状態で収容することのできる、針先収容部が形成されていることを特徴とする根掛り防止性能に優れたソフトルアー。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記ボディにおける針先収容部の下方には、ボディの変形を誘発する変形誘発中空部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の根掛り防止性能に優れたソフトルアー。
【請求項3】
前記ボディとフック部材との組み付けは、
ボディにおける頭部先端に形成されたラインアイ孔及び
始端がこのラインアイと連通状態とされるとともに、その終端が腹部に開口状態に形成されたシャンク通し孔並びに
腹側から背側にかけてボディを貫通するように形成された先曲げ通し孔に対して、
フックを挿通状態とすることにより、ボディを傷付けることなく成されていることを特徴とする請求項1または2記載の根掛り防止性能に優れたソフトルアー。
【請求項4】
前記フック部材は、錘に対してフックが可動状態で具えられたジグヘッドであることを特徴とする請求項1または2記載の根掛り防止性能に優れたソフトルアー。
【請求項5】
前記ボディとフック部材との組み付けは、
ボディにおける頭部先端に形成されたラインアイ孔、
このラインアイ孔と連通状態とされた錘収容部及び
始端がこの錘収容部と連通状態とされるとともに、その終端が腹部に開口状態に形成されたシャンク通し孔並びに
腹側から背側にかけてボディを貫通するように形成された先曲げ通し孔に対して、
フックを挿通状態とするとともに、前記錘が錘収容部に嵌め込み状態で組み付けられることにより、ボディを傷付けることなく成されていることを特徴とする請求項4記載の根掛り防止性能に優れたソフトルアー。
【請求項6】
前記ボディを形成する柔軟素材は、エラストマーであることを特徴とする請求項3記載の根掛り防止性能に優れたソフトルアー。
【請求項7】
前記ボディを形成する柔軟素材は、エラストマーであることを特徴とする請求項5記載の根掛り防止性能に優れたソフトルアー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はルアーに関するものであって、特に根掛り防止性能に優れたソフトルアーに係るものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
バス、シーバスをはじめ、カサゴ、メバル、クエ等のロックフィッシュいわゆる根魚、更には太刀魚まで、幅広い魚種を対象とするルアーの一種に、ジグヘッドやフックに対し、ポリ塩化ビニール、エラストマー等の柔軟素材でできたソフトルアー(ワーム)をセットしたものがある(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
このようなルアーを用いて例えば根魚を狙う場合には、根魚はバイト後、直ちに根(岩陰等)に潜ろうとする習性があるため、フッキングと同時に根から引き離して魚に主導権を握らせないようにする必要がある。このため、高強度のラインが用いられるものであり、特に大物を狙う場合には、より高強度のラインが用いられる。
【0004】
ところで、釣り全般に言えることだが、フックが海藻や岩場等に根掛りしてしまい、どうしても外れない場合には、ラインブレーカーと呼ばれる小片にラインを巻き付け、これを両手で一気に手前に引くことにより、なるべくフックに近い個所でラインを切断することが図られている。
【0005】
しかしながら上述のように高強度のラインを用いている場合、このようなラインブレーカーを用いてもラインの切断が上手くできないことが多々あり、この場合には、ハサミ等を用いて、ロッドに近い個所で切断せざるを得なく、ルアーとそれに繋がった長寸のラインをその場に放置することとなってしまうため、環境への負担も大きなものとなってしまう。
もちろん、近時、高性能、高品質化が進み、価格が高騰しているルアーを失くすことは、アングラーにとって少なくない経済的損失を与えてしまうため、上述のように特に高強度のラインを用いる場合には根掛り防止性能を向上することが望まれている。
【0006】
ところで前記ワームには、虫、エビ、小魚等、種々の形態のものがあるが、このうち、小魚の形を模したシャッドテールと呼ばれるタイプのボディ10′に対してフック22′を組み付ける際に、根掛りを回避するようにセッティングするために、一例として図7に示すような態様が採られる。
【0007】
まず、頭部(ヘッド)11′に針先223′を突き刺すとともに刺し進め、先曲げ225′からシャンク221′にかけての部位を、一旦、腹側から突出させる(図7(a)~(b)参照)。
次いでフック22′のアイ222′を、頭部(ヘッド)11′における最終的に位置する部位に到達させる(図7(b)参照)。
次いで針先223′を、臀鰭に相当する個所付近に刺すとともに背側に向けて刺し進め、背側の表層部(いわゆる皮一枚分)に、前方を指向した状態で埋没状態とする(図7(b)~(c)参照)。
【0008】
この状態でフック22′は、シャンク221′から腰曲げ224′にかけての部位がボディ10′の腹側から突出した状態となる。
このようなリグを用いてロックフィッシュ等を狙う場合には、針先223′が露出していないため、海藻Wや岩場等への根掛りが発生し難くなる。
【0009】
しかしながらこのようなリグのセッティングに係る一連の作業、特に針先223′を背側の表層部(いわゆる皮一枚分)に、前方を指向した状態で埋没状態とする作業は、ある程度の慣れとコツが必要であり、初心者には難しいものであり、失敗により廃棄品が発生してしまうことは避けられなかった。
【0010】
更にボディ10′の背側に埋没状態とされている針先223′は、対象魚Pがバイトした際に、背側の表層部(いわゆる皮一枚分)を突き破って露出するため、フッキングは円滑に行われるものの、ボディ10′に物理的損傷を与えるものであり、再度同様のセッティングを行うことはできなくなってしまうため、ボディ10′の交換を余儀なくされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社 デュオ
根掛り防止性能に優れたソフトルアー
10日前
個人
産卵床
10日前
個人
動物飼育用ケージ
17日前
個人
水中装飾品
4日前
個人
猫用のトイレ
17日前
個人
水中生物採集器
10日前
株式会社シマノ
釣竿
5日前
井関農機株式会社
苗移植機
17日前
株式会社大貴
動物用トイレ
10日前
井関農機株式会社
作業車両
17日前
株式会社大垣化工
糸収容具
18日前
みのる産業株式会社
作業台車
19日前
井関農機株式会社
防除システム
24日前
ロンタイ株式会社
植生体
17日前
井関農機株式会社
乗用型作業機
5日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
20日前
個人
水田用除草機器および水田用除草体
18日前
MWPO株式会社
キャットタワー
10日前
有限会社伊藤テクノリサーチ
防草施工方法
11日前
株式会社クボタ
田植機
17日前
個人
農業又は園芸ハウス用換気装置
4日前
株式会社 ジークラック
ルアー
18日前
株式会社クボタ
降雨制御システム
18日前
アース製薬株式会社
線香
24日前
個人
豚舎、およびそれを利用した養豚方法
18日前
群馬県
太陽光発電環境システム
10日前
グローブライド株式会社
魚釣用リール
3日前
株式会社シマノ
釣針外し器
24日前
鹿島建設株式会社
藻場の造成装置
17日前
井関農機株式会社
コンバインの走行制御システム
4日前
井関農機株式会社
複数作業車の連携制御システム
11日前
カゴメ株式会社
収穫システム及びそれに用いる分離装置
5日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
管理システム
24日前
静岡県
茶園用走行型管理装置
4日前
ウェトラブホールディング株式会社
魚釣り用疑似餌
19日前
アース製薬株式会社
薬剤揮散装置
24日前
続きを見る