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公開番号2024052192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158745
出願日2022-09-30
発明の名称薬剤揮散装置
出願人アース製薬株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類A01M 1/20 20060101AFI20240404BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】吊下げ部材の突出長さ調節が容易にでき、かつ、容器がずれ落ちにくい薬剤揮散装置を提供する。
【解決手段】容器3は、常温揮散性の薬剤を保持した薬剤揮散体2を内部に収容する。フック4が、容器3に対してスライド自在に取り付けられ、容器3からの突出長さが調整できる。容器3は、フック4のスライド方向に沿って並んで設けられた複数の係止凸部63を有する。フック4は、複数の係止凸部63の一つに係止され、係止している係止凸部63上を摺動して、隣接する係止凸部63に係止できる係止部43を有する。係止部43との摺動強度が異なる2種類以上の係止凸部63が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
常温揮散性の薬剤を保持した薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を内部に収容し且つ前記薬剤揮散体を外部に露出させる開口部を有する容器と、を備えた薬剤揮散装置において、
前記容器に対してスライド自在に取り付けられ、前記容器からの突出長さが調整できる吊下げ部材をさらに備え、
前記容器及び前記吊下げ部材のうち一方は、前記吊下げ部材のスライド方向に沿って並んで設けられた複数の第1係止部を有し、
前記容器及び前記吊下げ部材のうち他方は、複数の前記第1係止部の一つに係止され、係止している前記第1係止部上を摺動して、隣接する前記第1係止部に係止できる第2係止部を有し、
前記第2係止部との摺動強度が異なる2種類以上の前記第1係止部が設けられた、
薬剤揮散装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の薬剤揮散装置において、
前記第1係止部は、係止凸部から構成され、
高さが異なる2種類以上の前記係止凸部が設けられた、
薬剤揮散装置。
【請求項3】
請求項1に記載の薬剤揮散装置において、
前記第1係止部は、係止凸部から構成され、
前記係止凸部は、前記スライド方向の中央から前記スライド方向に離れるに従って高さが低くなる傾斜面が設けられ、
前記傾斜面の傾斜角が異なる2種類以上の前記係止凸部が設けられた、
薬剤揮散装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載の薬剤揮散装置において、
前記摺動強度が高い前記第1係止部と、前記摺動強度が低い前記第1係止部と、が前記スライド方向に沿って交互に並べて設けられた、
薬剤揮散装置。
【請求項5】
請求項4に記載の薬剤揮散装置において、
前記吊下げ部の前記突出長さが最も短いときに前記第2係止部に係止される前記第1係止部は、前記摺動強度が高く設けられている、
薬剤揮散装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤揮散装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
薬剤揮散装置としては、常温揮散性の薬剤を保持した薬剤揮散体と、薬剤揮散体を収容する容器とを備えたものが知られている。また、容器の上部にフック(吊下げ部材)を取り付け、フックによって薬剤揮散装置を吊下げて使用することができ、さらにフックの長さを調整できる薬剤揮散装置も提案されている(特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-97611号公報
特開2016-129513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の薬剤揮散装置は、バンド(吊下げ部材)の長さをスライド調節できないため、バンドの長さ調整が容易ではない。また、特許文献2の薬剤揮散装置は、容器に対してフックがスライド自在に取り付けられ、簡単にフックの長さを調整することができる。しかしながら、フックと容器の保持力を高くすると、フックの長さ調節にかかる力が大きくなり、長さ調整がしにくい。また、フックの長さ調整にかかる力を少なくすると、フックの保持力が低くなり、フックを調節した長さに保持できず容器がずれ落ちてしまう、という問題があった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吊下げ部材の突出長さ調整が容易にでき、かつ、容器がずれ落ちにくい薬剤揮散装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る薬剤揮散装置は、下記[1]~[5]を特徴としている。
[1]
常温揮散性の薬剤を保持した薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を内部に収容し且つ前記薬剤揮散体を外部に露出させる開口部を有する容器と、を備えた薬剤揮散装置において、
前記容器に対してスライド自在に取り付けられ、前記容器からの突出長さが調整できる吊下げ部材をさらに備え、
前記容器及び前記吊下げ部材のうち一方は、前記吊下げ部材のスライド方向に沿って並んで設けられた複数の第1係止部を有し、
前記容器及び前記吊下げ部材のうち他方は、複数の前記第1係止部の一つに係止され、係止している前記第1係止部上を摺動して、隣接する前記第1係止部に係止できる第2係止部を有し、
前記第2係止部との摺動強度が異なる2種類以上の前記第1係止部が設けられた、
薬剤揮散装置であること。
[2]
[1]に記載の薬剤揮散装置において、
前記第1係止部は、係止凸部から構成され、
高さが異なる2種類以上の前記係止凸部が設けられた、
薬剤揮散装置であること。
[3]
[1]に記載の薬剤揮散装置において、
前記第1係止部は、係止凸部から構成され、
前記係止凸部は、前記スライド方向の中央から前記スライド方向に離れるに従って高さが低くなる傾斜面が設けられ、
前記傾斜面の傾斜角が異なる2種類以上の前記係止凸部が設けられた、
薬剤揮散装置であること。
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載の薬剤揮散装置において、
前記摺動強度が高い前記第1係止部と、前記摺動強度が低い前記第1係止部と、が前記スライド方向に沿って交互に並べて設けられた、
薬剤揮散装置であること。
[5]
[4]に記載の薬剤揮散装置において、
前記吊下げ部の前記突出長さが最も短いときに前記第2係止部に係止される前記第1係止部は、前記摺動強度が高く設けられている、
薬剤揮散装置であること。
【0007】
上記[1]の構成の薬剤揮散装置によれば、吊下げ部材の突出長さ調整が容易にでき、かつ、容器がずれ落ちにくくできる。
【0008】
上記[2]の構成の薬剤揮散装置によれば、容易に摺動強度の異なる2種類以上の第1係止部を設けることができる。
【0009】
上記[3]の構成の薬剤揮散装置によれば、容易に摺動強度の異なる2種類以上の第1係止部を設けることができる。
【0010】
上記[4]の構成の薬剤揮散装置によれば、より一層、吊下げ部材の突出長さ調整が容易にでき、かつ、容器がずれ落ちにくくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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