TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024057890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164867
出願日2022-10-13
発明の名称生物検出装置及び生物検出システム
出願人カミエンス・テクノロジー株式会社,Zero To Infinity株式会社
代理人個人
主分類A01M 29/10 20110101AFI20240418BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】コンパクトで簡素化された装置構成であるにも関わらず、撮像される生物の種別をリアルタイムで正確に特定することが可能な生物検出装置及び生物検出システムを提供する。
【解決手段】撮像対象となる生物に向けて近赤外線を照射する近赤外LED11と、近赤外LED11が照射した近赤外線の反射光線、及び可視光の反射光線を受光して撮像するカメラ12と、生物が放出する遠赤外線を撮像するサーマルセンサ13と、カメラ12が撮像した画像情報、及びサーマルセンサ13で撮像した温度情報に基づいて生物の種別を特定する生物特定部144とを備え、生物特定部144が、画像情報81のうち温度情報82で得られる所定の熱領域に相当する領域を画像処理を行う処理対象領域として抽出し、当該処理対象領域に対して画像処理により生物の種別を特定するものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮像対象となる生物に向けて近赤外線を照射する近赤外線照射手段と、
前記近赤外線照射手段が照射した近赤外線の反射光線、及び可視光の反射光線を受光して撮像する撮像手段と、
前記生物が放出する遠赤外線を撮像するサーマルセンサと、
前記撮像手段が撮像した画像情報、及び前記サーマルセンサで撮像した温度情報に基づいて前記生物の種別を特定する種別特定手段とを備え、
前記種別特定手段が、前記画像情報のうち前記温度情報で得られる所定の熱領域に相当する領域を画像処理を行う処理対象領域として抽出し、当該処理対象領域に対して画像処理により前記生物の種別を特定することを特徴とする生物検出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の生物検出装置において、
少なくとも前記サーマルセンサを有する一又は複数のサブ検出装置で取得された温度情報を取得する取得手段と、
前記温度情報に基づいて前記生物の侵入経路及び/又は侵入位置を特定する経路特定手段とを備え、
前記サブ検出装置が、前記生物検出装置及び他のサブ検出装置とは異なる位置に配置されると共に、それぞれが異なる方向から検出対象領域で検知した温度情報を取得することを特徴とする生物検出装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の生物検出装置において、
前記種別特定手段が種別を特定した前記生物に対してレーザー光を照射するレーザー発振器と、
前記生物に対して音を出力するスピーカーとを備えることを特徴とする生物検出装置。
【請求項4】
請求項3に記載の生物検出装置において、
前記種別特定手段が特定した前記生物の種別に応じて、前記レーザー光の波長及び照射方向を制御すると共に、前記スピーカーが出力する音の周波数及び出力方向を制御する出力制御手段を備えることを特徴とする生物検出装置。
【請求項5】
請求項3に記載の生物検出装置において、
前記画像処理により前記生物の頭部の位置を推定する部位推定手段を備え、
推定された前記生物の頭部位置に向けて前記レーザー光が照射されるように前記レーザー光の照射方向を制御する出力制御手段を備えることを特徴とする生物検出装置。
【請求項6】
請求項3に記載の生物検出装置において、
前記画像処理により前記生物の目の位置を推定する部位推定手段を備え、
推定された前記生物の目の位置に向けて前記レーザー光が照射されるように前記レーザー光の照射方向を制御する出力制御手段を備えることを特徴とする生物検出装置。
【請求項7】
請求項6に記載の生物検出装置において、
前記出力制御手段が、前記生物の動きを所定時間静止する音を出力するように前記スピーカーを制御し、前記生物の動きが静止した間に前記レーザー光が前記生物の目の位置を照射するように前記レーザー光の照射方向を制御することを特徴とする生物検出装置。
【請求項8】
撮像対象となる生物に向けて近赤外線を照射する近赤外線照射手段と、
前記近赤外線照射手段が照射した近赤外線の反射光線、及び可視光の反射光線を受光して撮像する撮像手段と、
前記撮像対象が放出する遠赤外線を撮像するサーマルセンサと、
前記撮像手段が撮像した画像情報、及び前記サーマルセンサで撮像した温度情報に基づいて前記生物の種別を特定する種別特定手段と、を有するメイン検出装置と、
少なくとも前記サーマルセンサを有する一又は複数のサブ検出装置と、
前記メイン検出装置及び前記サブ検出装置が取得した情報を管理する管理装置とを備える生物検出システムであって、
前記メイン検出装置の前記種別特定手段は、前記画像情報のうち前記温度情報で得られる所定の熱領域に相当する領域を画像処理を行う処理対象領域として抽出し、当該処理対象領域に対して画像処理により前記生物の種別を特定し、
前記管理装置は、特定された前記生物の種別が警戒が必要となる危険生物である場合に少なくとも利用者に対して前記危険生物が検出された旨の情報を配信することを特徴とする生物検出システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のセンサ情報から生物の種別を特定する生物検出装置等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年の環境破壊や異常気象などの影響で害獣による被害が拡大している。このような害獣対策に関する技術として、例えば特許文献1ないし5に示す技術が開示されている。
【0003】
特許文献1に示す技術は、監視領域内へ害獣が侵入する予定地点を監視する害獣検出部と、害獣検出部により検出された予定地点に対応して駆動し、高輝度の閃光を一定間隔で点滅発光する発光装置と、ソーラーパネルの発電を発光装置に給電して発光装置を駆動する制御部とからなり、制御部は、閃光の点滅間隔と、点滅を継続する時間を制御し、閃光は、高輝度のレイザーダイオードまたはLEDからなっており、点滅間隔が1秒以下に設定されているものである。
【0004】
特許文献2に示す技術は、サーバと、サーバと通信可能に接続された端末装置と、を含む情報処理システムであって、端末装置は、第1の撮像画像を取得することと、サーバから撃退パターンリストを受信することと、第1の撮像画像から特定の動物を検出すると、撃退パターンリストに基づいて撃退パターンを実行して、動物の撃退を試みることと、撃退を試みた後に第2の撮像画像を取得することと、第2の撮像画像から、動物が留まっていると判定した場合、撃退パターンの構成を変更することと、構成が変更された後の撃退パターンを実行して動物の撃退を再度試みることと、を実行するものである。
【0005】
特許文献3に示す技術は、害獣撃退装置が、害獣を検知するセンサと、害獣に対して猛獣(敵対動物)が投影されるスクリーンと、害獣に対して音声を発するスピーカと、センサによって害獣が検出されたときに、スクリーンに背面側から猛獣を投影するとともに、スピーカから音声を発するようにされた、プロジェクタと、を備えているものである。
【0006】
特許文献4に示す技術は、野生害獣の撃退装置が、直方体状の筐体の各側面に野生害獣を検出する赤外線センサと、複数個の高輝度な緑色のLED、もしくは複数個の緑色LEDと赤色LEDと青色LEDが接続配置された発光器とを備え、さらに、発光器に給電する電源部、発光器を点滅発光させる駆動部、誤信号判断手段、逆位相発生手段、通電時間制御手段や昼夜切替手段を有する制御部を備え、野生害獣を全方位方向で検出して、全方位方向に点滅発光ができるものである。
【0007】
特許文献5に示す技術は、赤外線センサーと24時間タイマーで人、鳥獣類を感知して、センサーとタイマーからの信号を制御装置で増幅して、騒音発生装置、警報ブザー、赤色回転灯や、赤色フラッシュライト等を作動させて園外に撃退させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
実用新案登録第3197542号公報
特開2022-115679号公報
特開2022-59156号公報
実用新案登録第3235856号公報
実用新案登録第3236031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のように害獣の撃退・駆除に関して様々な技術が開発されているが、害獣対策を行う上で極めて重要なのが事前の調査である。すなわち、どういった害獣がどこから来てどこに向かうかといった情報、何頭の群れで動いているかといった情報、季節や天気や時間帯に応じてどのような害獣が来るかといった情報が非常に重要であり、これらの情報に基づいて最適な対策を行うのが効果的となる。
【0010】
また、場合によっては、熊など人に危害が加わる可能性があるような危険生物が出没することもあり、そのような場合には自治体や近隣住民に直ちにその旨が通知されることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
産卵床
9日前
個人
動物飼育用ケージ
16日前
個人
水中装飾品
3日前
個人
猫用のトイレ
16日前
個人
水中生物採集器
9日前
株式会社シマノ
釣竿
4日前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
株式会社大貴
動物用トイレ
9日前
井関農機株式会社
苗移植機
16日前
株式会社大垣化工
糸収容具
17日前
みのる産業株式会社
作業台車
18日前
井関農機株式会社
防除システム
23日前
ロンタイ株式会社
植生体
16日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
19日前
井関農機株式会社
乗用型作業機
4日前
個人
水田用除草機器および水田用除草体
17日前
MWPO株式会社
キャットタワー
9日前
株式会社クボタ
田植機
16日前
個人
農業又は園芸ハウス用換気装置
3日前
有限会社伊藤テクノリサーチ
防草施工方法
10日前
株式会社 ジークラック
ルアー
17日前
株式会社クボタ
降雨制御システム
17日前
個人
豚舎、およびそれを利用した養豚方法
17日前
TEAM ONE株式会社
害虫捕獲用粘着テープ
24日前
アース製薬株式会社
線香
23日前
グローブライド株式会社
魚釣用リール
2日前
群馬県
太陽光発電環境システム
9日前
株式会社シマノ
釣針外し器
23日前
鹿島建設株式会社
藻場の造成装置
16日前
井関農機株式会社
複数作業車の連携制御システム
10日前
井関農機株式会社
コンバインの走行制御システム
3日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
管理システム
23日前
カゴメ株式会社
収穫システム及びそれに用いる分離装置
4日前
静岡県
茶園用走行型管理装置
3日前
アース製薬株式会社
薬剤揮散装置
23日前
続きを見る