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公開番号2024056944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024022916,2022118734
出願日2024-02-19,2015-12-10
発明の名称蜂の巣の駆除方法
出願人フマキラー株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A01M 7/00 20060101AFI20240416BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】比較的高い所に巣を作る蜂を、安全に、かつ、速やかに駆除できるようにする。
【解決手段】殺虫成分を含有した薬剤を収容した容器を備える無人飛行体を用いた蜂の巣の駆除方法は、巣の近傍で無人飛行体をホバリング状態とするステップと、薬剤を巣の外面に付着させるステップと、を含んでいる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
殺虫成分を含有した薬剤を収容した容器を備える無人飛行体を用いた蜂の巣の駆除方法であって、
前記巣の近傍まで前記無人飛行体を飛行させた後、前記無人飛行体をホバリング状態とするステップと、
前記無人飛行体をホバリング状態とした後、前記薬剤を前記巣の外面に付着させるステップと、
を含むことを特徴とする、蜂の巣の駆除方法。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の蜂の巣の駆除方法において、
前記殺虫成分は、レスメトリン、トラロメスリン、プラレトリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フィプロニル、イミダクロプリド、ホウ酸、ヒドラメチルノン、リチウムスルホネート、リチウムパーフルオロオクタンスルホネート及び1-メチル-2-ニトロ-3,3-テトラハイドロフリルメチルグアニジンから選ばれる1または2以上であることを特徴とする、蜂の巣の駆除方法。
【請求項3】
請求項2に記載の蜂の巣の駆除方法において、
前記薬剤は、前記殺虫成分を含有した食毒剤であることを特徴とする、蜂の巣の駆除方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば高所の蜂の巣の駆除方法に関し、特に、無人飛行体及び薬剤を使用して蜂の巣を駆除する技術分野に属する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、中国原産のツマアカスズメバチが外来生物として日本国内で発見されている。ツマアカスズメバチはどう猛で繁殖力が高い上に、日本在来種のミツバチを好んで襲うことが指摘されており、また、ツマアカスズメバチに刺されるとアナフィラキシーショックを発現する危険性があるので、早急な駆除が求められている。ツマアカスズメバチ以外の蜂についても危害を加える恐れのある蜂を駆除したいという要求は強い。
【0003】
蜂を駆除する方法としては、例えば特許文献1、2に開示されている方法が知られている。特許文献1では、蜂の攻撃目標となる振動音を発生させて蜂を誘き寄せ、その周囲に群がる蜂に熱水をかけて蜂を殺傷し、その後、蜂の巣の中に熱水を注水して巣内の蜂を駆除するようにしている。高所に巣がある場合には、支持竿を使用することが開示されている。また、特許文献2では、伸縮自在な主ポールの先端部にヒンジによって先端ポールを連結し、この先端ポールに殺虫スプレー缶を取り付けておき、遠隔操作によって殺虫スプレー缶のスプレーボタンを押下して殺虫剤を噴射するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5586802号公報
実用新案登録第3188587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1、2では支持竿やポールを使用して高所の巣やその周りの蜂を駆除するようにしているが、そのような支持竿やポールは作業者が自らの手で持って支えた状態で操作しなければならないので、支持竿やポールの常識的な長さとしてはせいぜい5m~6m程度であると想定される。上述したツマアカスズメバチは、樹木の高い所に巣を作る習性を持っており、具体的には地面から8m~10m、もしくはそれ以上の高所に巣を作ることがあり、特許文献1、2の方法ではツマアカスズメバチを駆除することは困難ないし非現実的である。そこで、例えば高所作業車を用いた駆除作業を行うことが考えられるが、高所作業車を用いた場合には安全性の面で問題がある。
【0006】
また、ツマアカスズメバチは、高所作業車が乗り入れできないような場所(例えば人里離れた山奥)に蜂の巣を作る場合もある。ミツバチへの被害を考えるとそのような場所であっても速やかに駆除したいが、そもそもそのような場所では高所作業車を用いた作業ができないという問題もある。
【0007】
また、ツマアカスズメバチを含む蜂は、自然林の樹木のように枝が密集したところに巣を作ることもある。このような場合には、特許文献1、2のような支持竿やポールを使用したとしても、枝が邪魔になって支持竿やポールの先端を巣に到達させることができないし、高所作業車を使用したとしても、枝を切り落とさなければ到達することができず、蜂を速やかに駆除することができない。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、比較的高い所等に巣を作る蜂を、安全に、かつ、速やかに駆除できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明では、無人飛行体を使用して薬剤を蜂の巣に供給するようにした。
【0010】
第1の発明は、
蜂の駆除剤を噴射する方向を変更可能な無人飛行体を用いた蜂の巣の駆除方法であって、
前記巣の近傍で前記無人飛行体をホバリング状態とするステップと、
前記無人飛行体のホバリング中に前記駆除剤の噴射方向を変更するステップと、
前記駆除剤の噴射方向の変更後、前記駆除剤を噴射するステップと、を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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