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公開番号2024059925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024030864,2020563390
出願日2024-02-29,2019-12-25
発明の名称保温システム、保温装置等を全般的に効率的に配置する発明
出願人個人
代理人
主分類A01G 9/24 20060101AFI20240423BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】物体を保温する新規な保温システムを提供する。
【解決手段】保温システム1は、貯留部10と、通路部と、案内部40とを備える。通路部は、熱を運搬する媒体としての物質の通路を構成する。貯留部10は、物質を貯留する。案内部40は、貯留部10と通路部とを接続して、貯留部10から通路部へ物質を案内する。通路部は、物体を収容する収容スペース330に配置される。物体を収容する第1収容部を更に含む。第1収容部は、収容スペース330に配置される。物質は、液体である。貯留部10は、地中G2に位置する。第1収容部は、収容スペース330に配置される。案内部40は、貯留部10から通路部へ液体を案内する。通路部は、第1収容部の外側に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体を収容する第1収容部と、
前記第1収容部を収容する第2収容部と、
加熱によって、光を出射する熱輻射部材と、
前記熱輻射部材が出射した光を導く導光部と
を備え、
前記第2収容部は、光を発射する発光部を有し、
前記導光部は、前記熱輻射部材が出射した光を前記発光部に導き、
前記発光部は、前記導光部に導かれた光を発射する、保温システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1収容部は、生物を育成し、
前記第2収容部は、地中に位置する、請求項1に記載の保温システム。
【請求項3】
貯留している物質の温度が互いに異なる複数の貯留部と、
物体を収容する第1収容部と、
前記貯留部と前記第1収容部とを接続して、前記貯留部から前記第1収容部へ前記物質を案内する案内部と、
前記第1収容部に案内される前記物質の供給元を切り替える切替部と
を備え、
前記切替部は、前記複数の貯留部のうちの供給元に設定された貯留部から、他の貯留部に供給元を切り替える、保温システム。
【請求項4】
前記複数の貯留部の各々は、地表からの深さが異なり、
前記第1収容部は、生物を収容し、
前記物質は、液体であり、
前記案内部は、前記貯留部から前記第1収容部へ前記液体を案内し、
前記切替部は、前記第1収容部に案内される前記液体の供給元を切り替える、請求項3に記載の保温システム。
【請求項5】
前記第1収容部の形状は、環状であり、
前記第1収容部の大きさは、前記生物の大きさに応じた大きさである、請求項4に記載の保温システム。
【請求項6】
熱を運搬する媒体としての物質の通路を構成する通路部と、
前記物質を貯留する貯留部と、
前記貯留部と前記通路部とを接続して、前記貯留部から前記通路部へ前記物質を案内する案内部と
を備え、
前記通路部は、物体を収容する収容スペースに配置される、保温システム。
【請求項7】
物体を収容する第1収容部を更に含み、
前記第1収容部は、収容スペースに配置され、
前記通路部は、前記第1収容部の外側に配置される、請求項6に記載の保温システム。
【請求項8】
前記貯留部は、地中に位置し、
前記第1収容部は、生物を収容し、
前記物質は、液体であり、
前記案内部は、前記貯留部から前記通路部へ前記液体を案内する、請求項7に記載の保温システム。
【請求項9】
前記第1収容部を収容する第2収容部を更に備え、
前記通路部は、前記第2収容部の外面に沿って配置される、請求項8に記載の保温システム。
【請求項10】
前記第2収容部は、地中に位置する、請求項9に記載の保温システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
地球環境
続きを表示(約 8,200 文字)【背景技術】
【0002】
陸上養殖
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-2058号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明は、保温システム及び保温装置等に関する。
本発明は、物体を保温する新規な保温システムを提供すること等を目的とする。
特許文献1に記載の栽培施設は、栽培室と、光路と、収穫ロボットと、空気調和装置とを備える。栽培室は、植物の栽培を行う。栽培室は、地下に位置し、太陽光の導入が限られた空間からなる。光路は、地上と栽培室とを繋ぐ。光路は、太陽光を栽培室へ導く。収穫ロボットは、栽培室に配置される。空気調和装置は、栽培室の温度と湿度とを調整する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の保温システム及び保温装置によれば、温度を調整する際の費用を抑制できる。
本発明の一局面によれば、保温システムは、通路部と、貯留部と、案内部とを備える。前記通路部は、熱を運搬する媒体としての物質の通路を構成する。前記貯留部は、前記物質を貯留する。前記案内部は、前記貯留部と前記通路部とを接続して、前記貯留部から前記通路部へ前記物質を案内する。前記通路部は、物体を収容する収容スペースに配置される。
本発明の他の局面によれば、保温システムは、第1収容部を更に含む。前記第1収容部は、物体を収容する。前記第1収容部は、収容スペースに配置される。前記通路部は、前記第1収容部の外側に配置される。
本発明の他の局面によれば、前記貯留部は、地中に位置する。前記第1収容部は、生物を収容する。前記物質は、液体である。前記案内部は、前記貯留部から前記通路部へ前記液体を案内する。
本発明の他の局面によれば、保温システムは、第2収容部を更に備える。前記第2収容部は、前記第1収容部を収容する。前記通路部は、前記第2収容部の外面に沿って配置される。
本発明の他の局面によれば、保温システムの前記第2収容部は、地中に位置する。
本発明の他の局面によれば、保温システムは、移動部を更に備える。前記移動部は、前記第1収容部を移動させる。
本発明の他の局面によれば、保温システムの前記通路部は、光を透過する。
本発明の他の局面によれば、保温システムは、複数の前記通路部を更に備える。前記複数の通路部は、前記第1収容部の外側に配置される。前記複数の通路部の各々は、複数の通路体を含む。前記複数の通路体は、直列に接続される。
本発明の他の局面によれば、保温システムは、複数の前記貯留部を含む。前記複数の貯留部は、地表からの深さが異なる。保温システムは、切替部を更に備える。前記切替部は、前記通路部に向かって案内される前記液体の供給元を切り替える。前記切替部は、前記複数の貯留部のうちの供給元に設定されている貯留部から、他の貯留部に供給元を切り替える。
本発明の他の局面によれば、保温システムは、作業室を更に備える。前記作業室は、前記第1収容部第1収容部が運搬される。前記作業室は、外部と遮断される。
本発明の一局面によれば、保温装置は、通路部と、案内部とを備える。前記通路部は、熱を媒介とする物質の通路を構成する。前記案内部は、貯留部から、前記貯留部に貯留された物質を前記通路部へ案内する。前記通路部は、物体を収容する収容スペースに配置される。
本発明の他の局面によれば、保温装置は、第1収容部を更に含む。前記第1収容部は、物体を収容する。前記第1収容部は、収容スペースに配置される。前記通路部は、前記第1収容部の外側に配置される。
本発明の他の局面によれば、前記貯留部は、地中に位置する。前記第1収容部は、生物を収容する。前記物質は、液体である。前記案内部は、前記貯留部から前記通路部へ前記液体を案内する。
本発明の一局面によれば、保温システムは、第1収容部と、第2収容部と、熱輻射部材と、導光部と、導入部とを備える。前記第1収容部は、物体を収容する。前記第2収容部は、前記第1収容部を収容する。前記熱輻射部材は、加熱によって、光を出射する。前記導光部は、前記熱輻射部材が出射した光を導く。前記導入部は、二酸化炭素を第2収容部に導入する。前記第2収容部は、光を発射する発光部を有する。前記導光部は、前記熱輻射部材が出射した光を前記発光部に導く。前記発光部は、前記導光部に導かれた光を発射する。
本発明の他の局面によれば、前記第1収容部は、生物を育成する。前記第2収容部は、地中に位置する。
本発明の一局面によれば、保温システムは、複数の貯留部と、第1収容部と、案内部と、切替部とを備える。前記複数の貯留部は、貯留している物質の温度が互いに異なる。前記第1収容部は、物体を収容する。前記案内部は、前記貯留部と前記第1収容部とを接続して、前記貯留部から前記第1収容部へ前記物質を案内する。前記切替部は、前記第1収容部に案内される前記物質の供給元を切り替える。前記切替部は、前記複数の貯留部のうちの供給元に設定された貯留部から、他の貯留部に供給元を切り替える。
本発明の他の局面によれば、前記複数の貯留部の各々は、地表からの深さが異なる。前記第1収容部は、生物を収容する。前記物質は、液体である。前記案内部は、前記貯留部から前記通路部へ前記液体を案内する。前記切替部は、前記第1収容部に案内される前記液体の供給元を切り替える。
本発明の他の局面によれば、前記第1収容部の形状は、環状である。前記第1収容部の大きさは、前記生物の大きさに応じた大きさである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施形態1に係る保温システムを示す模式図である。
実施形態1に係る保温システムの別の模式図である。
実施形態1に係る貯留部を拡大して示す模式図である。
実施形態1に係る筒部を拡大して示す模式図である。
実施形態1に係る複数の筒部を示す斜視図である。
実施形態1に係る筒部の断面を模式的に示す断面図である。
図6と異なる側から見た筒部の断面を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る保温システムの作業室を示す図である。
本発明の実施形態2の保温システムを示す模式図である。
本発明の実施形態3の発明に係る保温システムの収容部を示す図である。
実施形態3の発明に係る保温システムの作業室を示す図である。
本発明の実施形態4に係る保温システムを模式的に示す図である。
実施形態4に係る保温システムの収容部を示す図である。
実施形態4に係る複数の収容部を備える保温システムを示す図である。
本発明の実施形態5に係る保温システムを模式的に示す図である。
実施形態5に係る保温システムの育成部を拡大して示す図である。
実施形態5に係る保温システムの第2配管を示す図である。
本発明の実施形態6の保温システムを模式的に示す図である。
【符号の説明】
【0007】
1 保温システム
10 貯留部
10A 第1貯留部
10B 第2貯留部
10C 第3貯留部
20 育成部(第1収容部)
30 筒部(流路部)
31 筒体(流路体)
40 案内部
60 収容部(第2収容部)
63 発光部
64 断熱部材
65 反射部材
70 移動部
80 切替部
90 作業室
92 導入部
95 熱輻射部材
96 第2導光部(導光部)
G1 地表
G2 地中
【発明の詳細】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[0026]
[実施形態1]
図1~図4を参照して、本発明の実施形態に係る保温システム1を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る保温システム1を示す模式図である。図2は、本発明の実施形態に係る保温システム1を示す別の模式図である。図2では、保温システム1を詳しく説明するために、作業室90を除いている。図3は、本実施形態に係る貯留部10を拡大して示す模式図である。図4は、本実施形態に係る筒部30を拡大して示す模式図である。図1~図4に示すように、保温システム1は、例えば、山、又は、丘の傾斜に配置される。なお、保温システム1は、生物育成システムであってもよい。
[0027]
図1と図2とに示すように、保温システム1は、貯留部10と、育成部20と、筒部30と、案内部40と、温度調整部50と、貯留部55と、貯留部56と、通路35と、作業室90と、第1ポンプP1と、第2ポンプP2とを備える。
[0028]
図1~図3に示すように、貯留部10は、熱を運搬する媒体としての物質を貯留する。物質は、熱を蓄えることが可能な物質である。熱を蓄えることが可能な物質は、例えば、流体、液体、粒体及び、プラズマである。例えば、貯留部10は、液体を貯留する(以下、液体を液体LQと記載する場合がある。)。液体LQは、例えば、水である。貯留部10には、例えば、温泉水、地下水、又は、雨水が貯留される。なお、液体LQは、海水であってもよい。図1に示すように、貯留部10は、地中G2に位置する。なお、貯留部10は、地上に位置してもよい。
[0029]
また、図3に示すように、貯留部10は、地中G2に位置する。換言すると、貯留部10は、地表G1から所定の深さDに位置する。所定の深さDは、例えば、地表G1から「3m」以上となる深さである。貯留部10が地中G2に位置する場合、貯留部10に貯留される液体LQの温度は、地表G1からの深さに応じた温度に保たれる。地表G1からの深さに応じた温度については、下記に記載されている。「日本の地温データ Ground temperature data in Japan(http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp/mizo/research/soildb/ground_T_db.html)」
[0030]
なお、緯度によって、所定の深さDを変更してもよい。本実施形態においては、例えば、貯留部10に貯留された液体LQの温度が「約15度以上」となる深さDに、貯留部10が位置することが好ましい。
[0031]
図1に示すように、育成部20は、物体を収容する。物体は、例えば、無機物又は有機物のうちの少なくとも1つを含む。無機物は、例えば、水である。有機物は、例えば、生物LFである。育成部20は、「第1収容部」の一例に相当する。例えば、育成部20は、生物LFを育成する。生物LFは、例えば、植物である。植物は、例えば、約15度~約17度で育成可能な野菜又は果物である。野菜は、例えば、レタスである。果物は、例えば、イチゴである。また、生物LFは、例えば、魚類である。魚類は、例えば、約15度~約17度で育成可能な魚類である。魚類は、例えば、ニジマスである。また、生物LFは、昆虫である。昆虫は、例えば、イナゴである。育成部20については、後述する。
[0032]
筒部30は、液体LQの通路を構成する。筒部30は、「通路部」の一例に相当する。言い換えると、筒部30は、液体LQの流路を構成する。筒部30は、案内部40によって、貯留部10と接続される。また、筒部30は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、筒部30は、環状であってもよい。筒部30が環状である場合、筒部30の内縁側に育成部20が配置される。
[0033]
図4に示すように、筒部30は、第1端部と第2端部とを有する。第1端部は、図2に示すように、第1方向A1側に位置する端部である。第1方向A1は、複数の筒部30から貯留部10へ向かう方向である。第2端部は、図2に示すように、第2方向A2側に位置する端部である。第2方向A2は、複数の筒部30から作業室90側へ向かう方向である。複数の筒部30の各々は、内部が中空である。筒部30の内部は、第1端部から第2端部まで液体LQが流れる流路を構成する。
[0034]
図1~図4に示すように、案内部40は、貯留部10と筒部30とを接続する。そして、案内部40は、貯留部10から筒部30へ液体LQを案内する。案内部40は、液体LQの流路である。案内部40は、円筒形状である。案内部40は、例えば、円筒形状のパイプである。液体LQが貯留部10から筒部30へ向かって流れるように、案内部40は傾斜していてもよい。
[0035]
温度調整部50は、液体LQの温度を調整する。具体的には、温度調整部50は、貯留部10に貯留された液体LQを加熱して、液体LQの温度を調整する。また、温度調整部50は、貯留部10に貯留された液体LQを冷却して、液体LQの温度を調整する。貯留部10に貯留された液体LQの温度は、貯留部10の地表G1からの深さに応じた温度に保たれる。したがって、目的の温度まで液体LQを加熱するとき、地表G1からの深さに応じた温度を基準にして、液体LQを加熱できる。また、目的の温度まで液体LQを冷却するときに、地表G1からの深さに応じた温度を基準にして、液体LQを冷却できる。この結果、目的の温度にすることが容易となる。
[0036]
また、温度調整部50は、貯留部56に貯留された液体LQを加熱して、液体LQの温度を調整する。また、温度調整部50は、貯留部56に貯留された液体LQを冷却して、液体LQの温度を調整する。
[0037]
貯留部55は、筒部30から流出した液体LQを貯留する。貯留部55は、複数の筒部30から流出した液体LQを一時的に貯留する。
[0038]
貯留部56は、筒部30から流出した液体LQを貯留する。貯留部56は、複数の筒部30から流出した液体LQを一時的に貯留する。貯留部56は、貯留部10へ移送する液体LQの量を一定にするために配置される。
[0039]
通路35は、育成部20から作業室90までをつなぐ。通路35は、筒部30で囲まれた空間と作業室90とを連通する。作業室90の内部空間は、作業室90の外部と遮断される。
[0040]
作業室90は、育成部20が運搬される。作業室90において、作業者が育成部20に、水、及び、土を配置する。また、作業室90において、作業者が育成部20に生物LFを配置する。また、作業室90において、作業者が育成部20で育成した生物LFを収穫する。
[0041]
第1ポンプP1は、液体LQを移送する。具体的には、貯留部10から流出した液体LQを複数の筒部30に向けて、第1ポンプP1は移送する。第1ポンプP1は、案内部40に取付けられる。具体的には、第1ポンプP1は、貯留部10と複数の筒部30との間を接続する案内部40に取付けられる。第1ポンプP1の駆動により、貯留部10内の液体LQは、案内部40を通って複数の筒部30まで移送される。
[0042]
第2ポンプP2は、液体LQを移送する。具体的には、貯留部55から流出した液体LQを貯留部10に向けて、第2ポンプP2は移送する。第2ポンプP2は、案内部40に取付けられる。具体的には、第2ポンプP2は、貯留部55と貯留部10との間を接続する案内部40に取付けられる。第2ポンプP2の駆動により、貯留部55内の液体LQは、案内部40を通って、貯留部10へ移送される。第1ポンプP1と第2ポンプP2とによって、液体LQが循環する。
[0043]
次に、図1~3を参照して、本実施形態に係る貯留部10と案内部40と温度調整部50とを更に詳しく説明する。
[0044]
図3に示すように、貯留部10は、第1貯留部10Aと第2貯留部10Bと第3貯留部10Cとを含む。第1貯留部10Aは、地中G2に位置する。地中G2における第1貯留部10Aの位置は、地表G1からの深さが、深さD1となる位置である。深さD1は、例えば、地表G1からの深さが「3m」となる位置である。
[0045]
第2貯留部10Bは、地中G2に位置する。地中G2における第2貯留部10Bの位置は、地表G1からの深さが、深さD2となる位置である。深さD2は、深さD1より深い。深さD2は、例えば、地表G1からの深さが「5m」となる位置である。第2貯留部10Bに貯留された液体LQの温度は、第1貯留部10Aに貯留された液体LQの温度と異なる。例えば、夏季における第2貯留部10Bに貯留された液体LQの温度は、第1貯留部10Aに貯留された液体LQの温度と比較して、低い。夏季は、例えば、1日の平均温度が25度以上となる時期である。また、例えば、冬季における第2貯留部10Bに貯留された液体LQの温度は、第1貯留部10Aに貯留された液体LQの温度と比較して、高い。冬季は、例えば、1日の平均気温が10度以下となる時期である。
[0046]
第3貯留部10Cは、地中G2に位置する。地中G2における第3貯留部10Cの位置は、地表G1からの深さが、深さD3となる位置である。深さD3は、深さD2より深い。深さD3は、例えば、地表G1からの深さが「10m」となる位置である。第3貯留部10Cに貯留された液体LQの温度は、第1貯留部10Aに貯留された液体LQの温度、及び、第2貯留部10Bに貯留された液体LQの温度と異なる。例えば、夏季における第3貯留部10Cに貯留された液体LQの温度は、第1貯留部10Aに貯留された液体LQの温度、及び、第2貯留部10Bに貯留された液体LQの温度と比較して、低い。また、例えば、冬季における第3貯留部10Cに貯留された液体LQの温度は、第1貯留部10Aに貯留された液体LQの温度、及び、第2貯留部10Bに貯留された液体LQの温度と比較して、高い。
[0047]
図2~図4に示すように、案内部40は、第1案内部41、第2案内部42、第3案内部43、第4案内部44、第5案内部45、第6案内部46、第7案内部47、第8案内部48、及び、第9案内部49を有する。
[0048]
第1案内部41は、貯留部10に貯留された液体LQを貯留部10から第2案内部42に案内する。第1案内部41は、貯留部10と第2案内部42とに接続される。具体的には、第1案内部41の一方の端部は、貯留部10に接続される。第1案内部41の他方の端部は、第2案内部42に接続される。第1案内部41は、第1案内部41Aと、第1案内部41Bと、第1案内部41Cとを有する。
[0049]
第1案内部41Aは、第1貯留部10Aに貯留された液体LQを第1貯留部10Aから第2案内部42へ案内する。第1案内部41Aの一方の端部は、第1貯留部10Aに接続される。第1案内部41Aの他方の端部は、第2案内部42に接続される。

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