TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024061193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168973
出願日2022-10-21
発明の名称水位測定装置、圃場管理システム、及びプログラム
出願人北菱電興株式会社
代理人個人
主分類A01G 25/00 20060101AFI20240425BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 圃場の管理を効率化する。
【解決手段】 水位測定装置は、中空の筐体と、前記筐体が設置された状態において、この筐体の内部で下方の水面までの距離を測定する測距センサと、前記筐体が設置された状態において、この筐体の側壁面に形成された通気口とを有する。好適には、前記筐体が設置された状態において、この筐体の上部に配置されたアンテナと、前記アンテナを介して通信を行う通信手段とをさらに有し、前記測距センサによる測定結果は、前記通信手段により送信される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
中空の筐体と、
前記筐体が設置された状態において、この筐体の内部で下方の水面までの距離を測定する測距センサと、
前記筐体が設置された状態において、この筐体の側壁面に形成された通気口と
を有する水位測定装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記筐体が設置された状態において、この筐体の上部に配置されたアンテナと、
前記アンテナを介して通信を行う通信手段と
をさらに有し、
前記測距センサによる測定結果は、前記通信手段により送信される
請求項1に記載の水位測定装置。
【請求項3】
前記通信手段により受信した制御情報と、前記測距センサによる測定結果とに基づいて、水門又はバルブを開閉する水位調整装置に対する制御を行う水位制御手段
をさらに有する請求項2に記載の水位測定装置。
【請求項4】
前記筐体が設置された状態において、この筐体の下方に形成された通水口
をさらに有し、
前記測距センサは、前記通水口から前記筐体の内部に流入した水の水面までの距離を超音波により測定する
請求項3に記載の水位測定装置。
【請求項5】
水門又はバルブを開閉して圃場の水位を調整する水位調整装置と、
前記圃場の水位を測定する水位測定装置と、
前記水位測定装置による測定結果と、前記水位調整装置による開閉情報とに基づいて、前記圃場の状況を管理する圃場管理装置と
を含み、
前記圃場管理装置は、
前記水位測定装置による測定結果と、前記水位調整装置による開閉情報とに基づいて、前記圃場における損傷の有無を判定する損傷判定部
を有する
圃場管理システム。
【請求項6】
前記水位測定装置の筐体は、設置状態において、前記水位調整装置の筐体よりも高く、
前記水位測定装置は、
この水位測定装置の筐体の上部に配置されたアンテナと、
前記アンテナを介して、前記圃場管理装置と通信を行う第1の通信手段と
をさらに有し、
前記水位調整装置は、前記水位測定装置からの制御情報に基づいて、水門又はバルブを開閉する
請求項5に記載の圃場管理システム。
【請求項7】
前記水位測定装置は、
前記圃場管理装置と通信を行う第1の通信手段と、
前記水位調整装置と通信を行う第2の通信手段と
をさらに有し、
前記第1の通信手段は、前記第2の通信手段と比較して、通信距離又は通信頻度が異なる
請求項5に記載の圃場管理システム。
【請求項8】
前記水位調整装置は、前記圃場の外縁領域に設置され、
前記水位測定装置は、前記水位調整装置よりも、前記圃場の内側に設置される
請求項6に記載の圃場管理システム。
【請求項9】
水門又はバルブを開閉して圃場の水位を調整する水位調整装置と、前記圃場の水位を測定する水位測定装置と、前記水位測定装置による測定結果と、前記水位調整装置による開閉情報とに基づいて、前記圃場の状況を管理するコンピュータを含む圃場管理システムにおいて、
前記水位測定装置による測定結果と、前記水位調整装置による開閉情報とに基づいて、前記圃場における損傷の有無を判定する損傷判定機能
をコンピュータに実現させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水位測定装置、圃場管理システム、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、用水路から農地へ農業用水を導く給水路の途中に、上下方向移動可能に配置され、下降した全閉位置で前記給水路を閉じ、上昇した全開位置で前記給水路を開く板状体の止水弁と、前記全開位置での前記止水弁を収容する弁体収容部と、この弁体収容部の上方位置に設けられ、前記止水弁の上下方向位置を制御する制御装置を収容する制御装置収容部と、を有してなる農地自動給水装置であって、前記止水弁の、厚さ方向から見て、少なくとも高さ方向下側部分の外周が、独立気泡スポンジから構成されていて、前記止水弁の下降時に、前記給水路の底面に弾力的に圧接可能の弾性体外周部とされたことを特徴とする農地自動給水装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-45060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、圃場の管理を効率化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る水位測定装置は、中空の筐体と、前記筐体が設置された状態において、この筐体の内部で下方の水面までの距離を測定する測距センサと、前記筐体が設置された状態において、この筐体の側壁面に形成された通気口とを有する。
【0006】
好適には、前記筐体が設置された状態において、この筐体の上部に配置されたアンテナと、前記アンテナを介して通信を行う通信手段とをさらに有し、前記測距センサによる測定結果は、前記通信手段により送信される。
【0007】
好適には、前記通信手段により受信した制御情報と、前記測距センサによる測定結果とに基づいて、水門又はバルブを開閉する水位調整装置に対する制御を行う水位制御手段をさらに有する。
【0008】
好適には、前記筐体が設置された状態において、この筐体の下方に形成された通水口をさらに有し、前記測距センサは、前記通水口から前記筐体の内部に流入した水の水面までの距離を超音波により測定する。
【0009】
また、本発明に係る圃場管理システムは、水門又はバルブを開閉して圃場の水位を調整する水位調整装置と、前記圃場の水位を測定する水位測定装置と、前記水位測定装置による測定結果と、前記水位調整装置による開閉情報とに基づいて、前記圃場の状況を管理する圃場管理装置とを含み、前記圃場管理装置は、前記水位測定装置による測定結果と、前記水位調整装置による開閉情報とに基づいて、前記圃場における損傷の有無を判定する損傷判定部を有する。なお、損傷判定部は、圃場における損傷の有無だけでなく、水戸の堰板の高さが低く、水がオーバーフローして水位が増加しない場合や、圃場より用水の水位が低く水が圃場に流入しない場合、止水状態でパイプの水漏れにより水位が異常に増加する場合、給水部の詰まりにより正常に入水できない場合のような異常状態の有無を判定してもよい。
【0010】
好適には、前記水位測定装置の筐体は、設置状態において、前記水位調整装置の筐体よりも高く、前記水位測定装置は、この水位測定装置の筐体の上部に配置されたアンテナと、前記アンテナを介して、前記圃場管理装置と通信を行う第1の通信手段とをさらに有し、前記水位調整装置は、前記水位測定装置からの制御情報に基づいて、水門又はバルブを開閉する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許