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公開番号2024060694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168111
出願日2022-10-20
発明の名称コンバイン及びコンバインの制御方法
出願人国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構,国立大学法人 宮崎大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01D 41/127 20060101AFI20240425BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【解決手段】刈り取った穀稈から穀粒を脱穀し、脱穀した穀粒をグレンタンクに貯留するコンバイン10であって、当該コンバイン10は、グレンタンク60内に流入する穀粒の単位時間当たりの流量を取得する流量取得部34と、グレンタンク60内に流入する穀粒の水分含有率を取得する水分含有率取得部36と、流量及び水分含有率に基づき、コンバイン10の走行速度を設定する走行速度設定部38と、を有する。
【効果】穀粒の水分含有率が比較的高い状態である場合であっても、脱穀選別損失の増加を抑えることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
刈り取った穀稈から穀粒を脱穀し、脱穀した前記穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインであって、
前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の単位時間当たりの流量を取得する流量取得部と、
前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の水分含有率を取得する水分含有率取得部と、
前記流量及び前記水分含有率に基づき、前記コンバインの走行速度を設定する走行速度設定部と、
を有する、コンバイン。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコンバインにおいて、
単位面積当たりの収量を取得する収量取得部を有し、
前記走行速度設定部は、前記流量、前記水分含有率及び前記収量に基づき、前記コンバインの走行速度を設定する、コンバイン。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のコンバインにおいて、
前記コンバインを走行させる走行駆動機構と、
前記走行駆動機構を制御して、前記コンバインを設定された前記走行速度で走行させる走行駆動機構制御部を有する、コンバイン。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のコンバインにおいて、
オペレータに情報を報知する報知部と、
前記報知部を制御して、設定された前記走行速度に基づき、前記走行速度を増速又は減速させる情報を前記オペレータに報知する報知制御部を有する、コンバイン。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のコンバインにおいて、
グレンパン上の滞留物を前記グレンパンから排出する滞留解消装置を有する、コンバイン。
【請求項6】
刈り取った穀稈から穀粒を脱穀し、脱穀した前記穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインの制御方法であって、
前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の単位時間当たりの流量を取得する流量取得ステップと、
前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の水分含有率を取得する水分含有率取得ステップと、
前記流量及び前記水分含有率に基づき、前記コンバインの走行速度を設定する走行速度設定ステップと、
を有する、コンバインの制御方法。
【請求項7】
請求項6に記載のコンバインの制御方法において、
単位面積当たりの収量を取得する収量取得ステップを有し、
前記走行速度設定ステップは、前記流量、前記水分含有率及び前記収量に基づき、前記コンバインの走行速度を設定する、コンバインの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバイン及びコンバインの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、コンバインが開示されている。当該コンバインは、穀稈から脱穀された被脱穀物のうち、藁屑等と穀粒とを選別する選別部を有する。選別部により選別された穀粒は、グレンタンクに貯留される。選別部により選別された藁屑等は、コンバインの機外に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4787576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された技術では、穀粒の水分含有率が比較的高い状態である場合、選別部における選別精度が低下する。そのため、藁屑等とともに機外に排出される穀粒が増加し、脱穀選別損失が増加する課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、刈り取った穀稈から穀粒を脱穀し、脱穀した前記穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインであって、当該コンバインは、前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の単位時間当たりの流量を取得する流量取得部と、前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の水分含有率を取得する水分含有率取得部と、前記流量及び前記水分含有率に基づき、前記コンバインの走行速度を設定する走行速度設定部と、を有する。
【0007】
本発明の第2の態様は、刈り取った穀稈から穀粒を脱穀し、脱穀した前記穀粒をグレンタンクに貯留するコンバインの制御方法であって、当該制御方法は、前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の単位時間当たりの流量を取得する流量取得ステップと、前記グレンタンク内に流入する前記穀粒の水分含有率を取得する水分含有率取得ステップと、前記流量及び前記水分含有率に基づき、前記コンバインの走行速度を設定する走行速度設定ステップと、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、穀粒の水分含有率が比較的高い状態である場合であっても、脱穀選別損失の増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、コンバインの左側面図である。
図2は、コンバインの右側面図である。
図3は、コンバインの制御ブロック図である。
図4は、揺動選別装置の模式図である。
図5は、制御装置において実行される走行制御処理を示すフローチャートである。
図6は、制御装置において実行される滞留解消装置制御処理を示すフローチャートである。
図7は、脱穀選別損失を示すグラフである。
図8は、コンバインの制御ブロック図である。
図9は、制御装置において実行される走行制御処理を示すフローチャートである。
図10は、コンバインの制御ブロック図である。
図11は、制御装置において実行される走行制御処理を示すフローチャートである。
図12は、脱穀選別損失を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
[コンバインの構成]
図1は、コンバイン10の左側面図である。図2は、コンバイン10の右側面図である。コンバイン10は、走行部50、刈取部52、搬送部54、脱穀部56、選別部58、搬送オーガ59、グレンタンク60及び穀粒排出部64を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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