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公開番号2024058528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022192012
出願日2022-11-30
発明の名称植物のストレス耐性付与用組成物
出願人キリンホールディングス株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類A01N 37/44 20060101AFI20240418BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物にストレス耐性を付与するための組成物、ストレス耐性を有する植物体を生
産する方法、および植物体にストレス耐性を付与する方法の提供。
【解決手段】N-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくはその溶媒和物を有効成分と
して含む、植物の環境ストレス耐性を付与するための組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
N-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくはその溶媒和物を有効成分として含む、
植物の環境ストレス耐性を付与するための組成物。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
植物が、双子葉植物または単子葉植物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
植物が、単子葉植物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
植物が、イネ科植物である、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
植物が、アサ科植物またはアブラナ科植物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
植物が、ホップである、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
環境ストレスが、高温ストレス、低温ストレス、酸化ストレス、強光ストレス、乾燥ス
トレス、化学品ストレスおよび傷害ストレスからなる群から選択される少なくとも1つの
ストレスである、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
環境ストレスが、高温ストレスまたは酸化ストレスである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
N-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくは溶媒和物を植物に適用することを含む
、環境ストレス耐性を有する植物を生産する方法。
【請求項10】
植物が、双子葉植物または単子葉植物である、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物にストレス耐性を付与する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
植物において高温ストレス等の環境ストレスはタンパク質の変性や細胞膜の破損などを介して正常な成長を阻害する。そのため、高温下での安定的な成長や急激な温度上昇への対応には、植物の高温ストレスの強化技術が必要となる。
【0003】
植物において酸化ストレスは葉緑体における活性酸素種の発生やミトコンドリアの細胞死の誘導などを介して正常な成長を阻害する。酸化ストレスは高温や乾燥、低温ストレスなど様々な環境ストレスにより誘導されることから、植物が変動する環境で生育し続ける上で酸化ストレスへの耐性は非常に重要である。
【0004】
上述のような植物のストレス耐性を強化する方法として、植物が本来もつ高温ストレス応答性の遺伝子を過剰発現する植物を作出する方法があるが、形質転換を必要とすることや通常の生育が阻害されるなど問題点が存在する。
【0005】
その一方で、近年では低分子化合物の処理によるストレス耐性の強化法が報告されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-137281
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、植物にストレス耐性を付与するための組成物、ストレス耐性を有する植物体を生産する方法、および植物体にストレス耐性を付与する方法を提供することを目的とする。地球温暖化に伴って頻発する異常気象や人口増加による食糧難に備えて、不時の高・低温に耐えられる作物や、塩害や乾燥で耕作に適さない土地での栽培を可能とするような作物を開発するために、作物の環境ストレス耐性の強化は最も重要な課題のひとつである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、植物に環境ストレス耐性を付与する方法について鋭意検討を行った。その結果、植物にN-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくは溶媒和物を適用することで植物に環境ストレス耐性を付与し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1] N-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくはその溶媒和物を有効成分として含む、植物の環境ストレス耐性を付与するための組成物。
[2] 植物が、双子葉植物または単子葉植物である、[1]の組成物。
[3] 植物が、単子葉植物である、[1]の組成物。
[4] 植物が、イネ科植物である、[3]の組成物。
[5] 植物が、アサ科植物またはアブラナ科植物である、[1]の組成物。
[6] 植物が、ホップである、[5]の組成物。
[7] 環境ストレスが、高温ストレス、低温ストレス、酸化ストレス、強光ストレス、乾燥ストレス、化学品ストレスおよび傷害ストレスからなる群から選択される少なくとも1つのストレスである、[1]~[6]のいずれかの組成物。
[8] 環境ストレスが、高温ストレスまたは酸化ストレスである、[7]の組成物。
【0010】
[9] N-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくは溶媒和物を植物に適用することを含む、環境ストレス耐性を有する植物を生産する方法
[10] 植物が、双子葉植物または単子葉植物である、[9]の方法。
[11] 植物が、単子葉植物である、[9]の方法。
[12] 植物が、イネ科植物である、[11]の方法。
[13] 植物が、アサ科植物またはアブラナ科植物である、[9]の方法。
[14] 植物が、ホップである、[13]の方法。
[15] 環境ストレスが、高温ストレス、低温ストレス、酸化ストレス、強光ストレス乾燥ストレス、化学品ストレスおよび傷害ストレスからなる群から選択される少なくとも1つのストレスである、[9]~[14]のいずれかの方法。
(【0011】以降は省略されています)

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