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公開番号2024042588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147400
出願日2022-09-15
発明の名称廃インクタンクおよび記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20240321BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ニードル(排出部材)挿入時の要する力を低減させる技術を提供する。
【解決手段】廃インクが排出される排出部材を挿抜可能に挿入口が設けられた容器部に、前記挿入口に挿入される前記排出部材を第1の方向に挿入可能な挿通部と、前記挿通部に挿入される前記排出部材に対して前記第1の方向と反対の第2方向にかかる力を軽減可能な軽減部とを備え、前記排出部材から排出された廃インクを吸収する吸収体を備えるようにした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
廃インクを排出する排出部材を挿抜可能な挿入口が設けられた容器部と、
前記挿入口において前記排出部材が挿抜可能な開口領域に対応する位置において前記挿入口に挿入された前記排出部材を第1の方向に挿入可能な挿通部と、前記挿通部に挿入される前記排出部材に対して前記第1の方向と反対の第2の方向にかかる力を軽減可能な軽減部とを備え、前記容器部に収納され、前記排出部材から排出された廃インクを吸収する吸収体と、を有する、ことを特徴とする廃インクタンク。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記挿通部は、前記開口領域内において交差する複数の第1の切れ目を備え、
前記軽減部は、前記排出部材が挿通する際に前記第1の切れ目により形成された領域が座屈する位置に形成された第2の切れ目を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の廃インクタンク。
【請求項3】
前記第2の切れ目は、前記開口領域に接する位置、または、前記開口領域の外側に位置する、ことを特徴とする請求項2に記載の廃インクタンク。
【請求項4】
前記挿通部は、前記開口領域の中心と中心位置が略一致する略多角形状の第1開口部を備え、
前記軽減部は、前記第1開口部の辺に対応する位置に設けられた第2開口部を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の廃インクタンク。
【請求項5】
前記第1開口部の各辺は、少なくとも一部が、前記開口領域内に位置する、ことを特徴とする、請求項4に記載の廃インクタンク。
【請求項6】
前記第2開口部の、前記排出部材を挿通した際の前記第1開口部の対応する辺が変形する方向での長さは、前記第1開口部および前記第2開口部の間隙部分の変形量以上である、ことを特徴とする請求項4に記載の廃インクタンク。
【請求項7】
インクを吐出して記録を行う記録手段と、
前記記録手段におけるインクの吐出性能を良好に維持、回復する回復手段と、
前記回復手段で受容した廃インクが排出される、請求項1から6のいずれか1項に記載の廃インクタンクと、を有する、ことを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃インクを貯留するとともに、装置に交換可能に設けられた廃インクタンクおよび当該廃インクタンクを備えた記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクを吐出して記録を行う記録装置は、インクの吐出性能を良好に維持、回復するための回復動作を実行可能な構成となっている。そして、こうした記録装置では、回復動作において生じた廃インクを収容するための廃インクタンクが交換可能に設けられている。
【0003】
特許文献1には、廃インクを排出するためのチューブの先端に設けられたニードルを、廃インクタンクに挿入して、当該チューブを介して廃インクを廃インクタンクに排出する技術が開示されている。そして、特許文献1に開示された技術では、ニードルが挿抜される挿入口の一部を塞ぐように吸収部材を配置することで、ニードルを抜去する際に、ニードルに付着したインクの廃インクタンクの外部への飛び散りを抑制するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-269195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、挿入口へのニードルの挿入時には、挿入口の一部を塞いでいる吸収部材と、ニードルとが干渉するため、挿入時に生じる負荷が増大してしまっていた。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ニードル挿入時に要する力を低減させることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明による廃インクタンクの一実施形態は、廃インクを排出する排出部材を挿抜可能な挿入口が設けられた容器部と、前記挿入口において前記排出部材が挿抜可能な開口領域に対応する位置において前記挿入口に挿入された前記排出部材を第1の方向に挿入可能な挿通部と、前記挿通部に挿入される前記排出部材に対して前記第1の方向と反対の第2の方向にかかる力を軽減可能な軽減部とを備え、前記容器部に収納され、前記排出部材から排出された廃インクを吸収する吸収体と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ニードル(排出部材)挿入時の要する力を低減させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の概略構成図
回復部および廃インクタンクの概略構成図
記録装置の制御系の構成を示すブロック図
廃インクタンクの斜視構成図
挿通部の一例を示す図
挿通部の他の形態を示す図
廃インクタンクの分解斜視図
遮蔽部が遮蔽位置および開放位置に位置した廃インクタンクを示す図
フレーム部の斜視構成図
挿入位置にある廃インクタンクとフレーム部との位置関係を示す図
収容位置にある廃インクタンクとフレーム部との位置関係を示す図
把持部の一例を示す廃インクタンクの平面図
把持部の他の形態を示す図
開口部から記録ユニットおよび廃インクタンクが露出した状態を示す図
廃インクタンクの交換を説明する図
凸部による廃インクタンクの移動の規制を説明する図
廃インクタンクの固定機構を示す図
記録ヘッドの交換を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照しながら、廃インクタンクおよび記録装置の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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