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公開番号2024041687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022160583
出願日2022-09-14
発明の名称イカが傘針を開く餌木
出願人個人
代理人
主分類A01K 85/00 20060101AFI20240319BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】イカが傘針を開く餌木を提供する。
【解決手段】本発明の餌木1は、頭部本体2と後部胴体20から構成され、連結係止部30が係止状態のとき、頭部本体2と後部胴体20は一体化し、傘針開閉盤23は傘針6を閉じるため、海中における餌木1の操作では海藻又は岩を掛けること無く。一転、イカが捕食しようと腕で餌木1を抱いたとき、弾性部材から成る胴体21の変形により連結係止部30の係止が外れ、このときラインが引かれと、頭部本体2はライン側に引かれ、後部胴体20は本体シャフト4に対し後方に摺動し、傘針開閉盤23が傘針6を鋭角に放射状に拡開するため、傘針6は抱いているイカを刺し、釣りあげることを可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
餌木は、頭部本体と後部胴体から構成され、
該頭部本体は、頭部と本体シャフト及び傘針部から構成され、
該本体シャフトは、該頭部の後端から長手方向後方に延出しており、
該傘針部は、該本体シャフト後端にあって、先端は尖がり後端は略球体の複数本の針から成る傘針と該傘針を放射状に拡開自在に遊嵌する傘針留蓋を備え、
該後部胴体は、胴体と後部胴体シャフト及び傘針開閉盤から構成され、
該胴体は、弾性部材から成り、
該後部胴体シャフトは、該本体シャフトの外周を包み、該本体シャフトに対し摺動自在、かつ周方向に回転不能な構造とし、
該傘針開閉盤は、該後部胴体シャフトの後端にあって、該傘針の各針を遊挿する各孔を有し、該各孔において中心からみて内側を内側壁及び外側を外側壁と定義し、
該頭部の後端及び該胴体の前端のそれぞれに、互いに係止することで連結となる連結係止部を備え、
該連結係止部は、該胴体が弾性変形したとき係止が外れる構造とし、
該連結係止部が係止状態のとき、該頭部本体と該後部胴体は連結し、該傘針の各針は該傘針開閉盤の各孔の該外側壁により内側に押さえ閉じられ、該傘針の各針の先端は該胴体の後端面の内側を指示する構造とし、
該胴体の一部に押圧が掛かったとき、該胴体が弾性変形することにより連結係止部の係止は外れ、該後部胴体は該頭部本体と離間し長手方向後方に摺動可能となり、
該後部胴体が該頭部本体に対し後方に摺動したとき、該傘針の各針は該傘針開閉盤の各孔の該内側壁により外側に押し拡げられ放射状に拡開し、
該傘針の各針が該傘針開閉盤の各孔の該内側壁及び該外側壁の両方に接した時点で、拡開は停止し、同時に該後部胴体の摺動も停止し、該傘針の各針は該本体シャフトの軸線に対し鋭角にして、かつ該胴体の後端面の外側を指示する構造である
ことを特徴とする餌木。
続きを表示(約 55 文字)【請求項2】
請求項1において、傘針の各針の先端にモドシを備えたことを特徴とする魚用擬餌餌。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エギングにおいて目視できない海中操作で海藻または岩を掛けること無く、イカを釣りあげることが出来る餌木に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来からイカ釣の釣法の一種であるエギングは、餌となる子魚等を模し、後端部に傘状に開いた傘針を備えた餌木を竿からのラインをラインアイに結束し、竿を使って海に投入し、ウエイトの重さによる沈降と竿からラインを引き上げて餌木を飛び跳ねさせるシャクリ操作を繰り返すことで、イカに餌木を生きている子魚等に誤認識させ、イカが捕獲しようと腕を使い餌木を抱いているときにラインを引くことができれば、餌木の後端に備えた傘針がイカを刺し、ラインを緩めず引くことでイカを釣りあげる釣法である。
【0003】
しかし、このエギングにおいてより大物のイカ、あるいはより多くのイカを釣る釣果を上げるためには、イカの棲息域といわれる海底近くの岩礁附近まで餌木を沈降させてシャクリ操作することが望ましいとされるが、同時に釣り人が目視出来ない海中において、常に開いている傘針は海藻又は岩礁を掛けてしまう、いわゆる根掛かりする可能性を常に秘めている。
【0004】
ひとたび傘針が海藻あるいは岩礁を掛けてしまうと、餌木を回収するためラインを引いたときに、運良く海藻の方が切れる、又は傘針が岩礁から外れて餌木を回収できることもあるが、傘針が掛けた海藻又は岩を掛けた強度がラインの引っ張り強度を超えているとき、ラインは破断し餌木を回収することができず遺失することになる。遺失は釣り人にとって経済的損失なるものであり、かつ仕掛けを作り直す時間的損失にもなるものである。また、遺失となった餌木は海の環境汚染にも繋がるものであり、多くの釣り人は根掛かりしないよう細心の注意を払いながらエギングを行っている。また、根掛かりの心配から海底近くを攻めづらくしている。
【0005】
エギングにおいて、根掛かりを避ける従来からの主な手法の一つに、目視できない海中を周辺地域の地形、釣雑誌等の海況情報、又は釣り人自身の経験値などから海藻又は岩礁があると思われる水深を推測し、餌木が海に着水後の秒数をカウントすることで沈降している深度をイメージして、根掛かりの恐れのある水深に達する前に竿を使い餌木を上に引き上げることで、根掛かりを避ける操作方法がある。
【0006】
他に従来からの手法として、餌木と結束しているラインを根掛かりしても回収できる可能性を高めるため、引っ張り強度の高いラインを使用する方法がある。
【0007】
他に公知である特許文献1は、餌木の後端から延出する軸体に係止された傘針が、根掛かりしたときの係止力が静荷重1.5~2.5kgを超えた場合には、傘針と軸体が餌木本体から滑り抜けることで、餌木本体のみを回収できるようにする餌木である。
【0008】
他に公知である特許文献2は、餌木の後端に備える半球殻状の受水体がバネ仕掛けにより、餌木本体側に引っ張られ傘針の針先を覆い隠すもので、ラインを急に引いたとき、受水体は水圧を受けバネが伸びて後方に離間することで、傘針の針先を露出させることでイカを釣ろうとする餌木である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2010-207136広報
【0010】
特開2022-74202広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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