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公開番号2024056337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163139
出願日2022-10-11
発明の名称農作業機用安全制御システム
出願人松山株式会社
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類A01B 63/00 20060101AFI20240416BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】トラクタに作業機を装着した場合の安全性を向上させた農作業機用安全制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】トラクタ1に装着して農作業を行う作業機2に用いる農作業機用安全制御システムにおいて、作業機2に設けられる制御装置20と、作業機2に設けられ制御装置20の制御により報知を行う報知部23とを備え、制御装置20は、トラクタ1から、トラクタ1の搭乗者201が運転席5に着座しているか否かの着座情報を取得可能であり、制御装置20は、着座情報から非着座状態であると判定した場合、報知部23での報知を行い、報知部23での報知には音による報知が含まれる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
トラクタに装着して農作業を行う作業機に用いる農作業機用安全制御システムにおいて、
前記作業機に設けられる制御装置と、前記作業機に設けられ前記制御装置の制御により報知を行う報知部とを備え、
前記制御装置は、前記トラクタから、前記トラクタの搭乗者が運転席に着座しているか否かの着座情報を取得可能であり、
前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であると判定した場合、前記報知部での報知を行い、前記報知部での報知には音による報知が含まれることを特徴とする農作業機用安全制御システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の農作業機用安全制御システムにおいて、
前記作業機に設けられるアクチュエータと、前記制御装置と遠隔で通信可能なリモコン装置とを備え、
前記制御装置は、前記リモコン装置からの操作信号により前記アクチュエータを制御し、
前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であると判定した場合、前記リモコン装置による報知を行うための情報を送信し、前記リモコン装置で報知を行うことを特徴とする農作業機用安全制御システム。
【請求項3】
請求項2に記載の農作業機用安全制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記トラクタから、前記トラクタのPTO軸が駆動しているか否かのPTO駆動情報を取得可能であり、
前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であり、かつ、前記PTO駆動情報からPTOが停止していると判定した場合、前記アクチュエータを停止することを特徴とする農作業機用安全制御システム。
【請求項4】
請求項3に記載の農作業機用安全制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であり、かつ、前記PTO駆動情報からPTOが停止していると判定した場合、前記リモコン装置で前記アクチュエータを操作できない状態とすることを特徴とする農作業機用安全制御システム。
【請求項5】
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の農作業機用安全制御システムにおいて、
前記アクチュエータは、前記作業機に備えられる農作業を行う作業部を移動させることを可能とするシリンダであることを特徴とする農作業機用安全制御システム。
【請求項6】
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の農作業機用安全制御システムにおいて、
前記アクチュエータは、前記作業機に備えられる液体供給装置の液体を供給するモータであり、前記モータを停止すると前記液体供給装置の液体の供給を中止することを特徴とする農作業機用安全制御システム。
【請求項7】
請求項1に記載の農作業機用安全制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記トラクタから、前記トラクタのPTO軸が駆動しているか否かのPTO駆動情報を取得可能であり、
前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であると判定した場合の前記報知部での報知について、前記PTO駆動情報からPTOが駆動していると判定した場合と、PTOが停止していると判定した場合のそれぞれにおいて、前記報知部での報知の種類を変更することを特徴とする農作業機用安全制御システム。
【請求項8】
トラクタに装着して農作業を行う作業機に用いる農作業機用安全制御システムにおいて、
前記作業機に設けられる制御装置と、前記作業機に設けられ前記制御装置の制御により報知を行う報知部とを備え、
前記制御装置は、前記トラクタから、前記トラクタの搭乗者が運転席に着座しているか否かの着座情報を取得可能であるとともに、前記着座情報を利用する着座作業モードと、前記着座情報を利用しない非着座作業モードに切替可能であり、
前記着座作業モードでは、前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であると判定した場合、前記報知部での音による報知を含む報知を行い、
前記非着座作業モードでは、前記制御装置は、前記着座情報にかかわらず、前記報知部での報知を行わないことを特徴とする農作業機用安全制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農作業機用安全制御システムに関し、特に、トラクタに作業機を装着した場合の安全性を考慮した農作業機用安全制御システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
トラクタに装着して農作業を行う作業機は大きな力で農作業を行うため、安全性の向上が求められる。また、作業機はアクチュエータを備えていることが多く、このアクチュエータはリモコン装置の操作により制御される。このとき、アクチュエータの作動には、安全性の確保が求められる。
【0003】
特許文献1には、作業機駆動用のPTO入切スイッチがオフで、シートスイッチがオンで、前記変速位置センサが初期位置の状態で、エンジンの始動を可能に構成する作業車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-225090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
作業者がトラクタに乗車して農作業を行う場合、運転席に作業者が着座していない場合は危険度が高くなるために、安全制御を行う方がよい。ここで、特許文献1の作業車両は、シートスイッチによるエンジン始動の制御について記載されているが、作業機については、PTO入切スイッチのみの記載であり、安全性のさらなる向上が求められる。また、最近はトラクタに自動運転モードも搭載されることがあり、自動運転モードに応じた安全制御の必要性も高まっている。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて、トラクタに作業機を装着した場合の安全性を向上させた農作業機用安全制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、代表的な本発明の農作業機用安全制御システムの一つは、トラクタに装着して農作業を行う作業機に用いる農作業機用安全制御システムにおいて、前記作業機に設けられる制御装置と、前記作業機に設けられ前記制御装置の制御により報知を行う報知部とを備え、前記制御装置は、前記トラクタから、前記トラクタの搭乗者が運転席に着座しているか否かの着座情報を取得可能であり、前記制御装置は、前記着座情報から非着座状態であると判定した場合、前記報知部での報知を行い、前記報知部での報知には音による報知が含まれることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、農作業機用安全制御システムにおいて、トラクタに作業機を装着した場合の安全性を向上させることができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の農作業機用安全制御システムの一実施形態を示すブロック図である。
本発明の農作業機用安全制御システムを適用する作業機の第1の例を示す平面図である。
本発明の農作業機用安全制御システムを適用する作業機の第2の例を示す平面図である。
本発明の農作業機用安全制御システムのフローチャートの全体の一例を示す。
本発明の農作業機用安全制御システムのフローチャートにおける有人自動作業走行モード処理の一例を示す。
本発明の農作業機用安全制御システムのフローチャートにおける手動作業走行モード処理の一例を示す。
本発明の農作業機用安全制御システムのフローチャートにおける無人自動作業走行モード処理の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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