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公開番号2024041400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146204
出願日2022-09-14
発明の名称コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/77 20110101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物の導体に電気的に接続することができるコネクタを提供する。
【解決手段】インナーコンタクト18は、プラグコンタクト13の凹部13C内に保持されてプラグコンタクト13に電気的に接続される保持部と、プラグコンタクト13のフランジ13Bの裏面に対向する接続部18Cと、保持部に対して接続部を嵌合軸に沿って弾性変位可能に連結するバネ部とを有し、シート状導電部材15の一部が、嵌合軸に沿った方向においてフランジ13Bの裏面とインナーコンタクト18の接続部18Cとの間に挟まれ、フランジ13Bの裏面がシート状導電部材15の表面に接触し、接続部18Cがシート状導電部材15の裏面に接触する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
嵌合軸に沿って延び且つ内側に凹部が形成された筒状部と、前記筒状部の端部から前記嵌合軸に直交する方向に延びるフランジとを有する導電性のプラグコンタクトと、
一部が前記凹部内に挿入される導電性のインナーコンタクトと
を備え、
前記インナーコンタクトは、前記凹部内に保持され且つ前記凹部の内面に接触して前記プラグコンタクトに電気的に接続される保持部と、前記直交する方向に延び且つ前記フランジの裏面に対向する接続部と、前記保持部に対して前記接続部を前記嵌合軸に沿って弾性変位可能に連結するバネ部とを有し、
少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、前記嵌合軸に沿った方向において前記プラグコンタクトの前記フランジの裏面と前記インナーコンタクトの前記接続部との間に挟まれ、前記フランジの裏面が前記接続対象物の表面に接触し、前記接続部が前記接続対象物の裏面に接触することにより、前記導体が前記接続対象物の表面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが直接前記導体に電気的に接続され、前記導体が前記接続対象物の裏面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが前記インナーコンタクトを介して前記導体に電気的に接続されるコネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記保持部は、前記直交する方向に突出する引っ掛け部を有し、
前記プラグコンタクトは、前記凹部の内側に形成され且つ前記引っ掛け部を受け止める受け止め部を有し、
前記引っ掛け部が前記受け止め部に受け止められることにより前記インナーコンタクトは前記凹部内に保持される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記保持部は、前記直交する方向において互いに反対方向に突出し且つ互いに前記直交する方向に弾性変位可能に配置される一対の前記引っ掛け部を有する請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記インナーコンタクトは、屈曲された1枚の金属板から形成され、前記一対の前記引っ掛け部に接続され且つ前記直交する方向に屈曲しながら前記嵌合軸に沿って延びる前記バネ部と、前記バネ部に接続され且つ前記フランジの裏面に対向する平板形状の前記接続部を有し、
前記接続部は、前記バネ部により前記フランジ部の裏面に向かって弾性変位する請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記一対の前記引っ掛け部は、前記引っ掛け部を形成する部分の前記金属板の板厚方向に対して直交する方向に弾性変位可能に配置されている請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記一対の前記引っ掛け部は、前記引っ掛け部を形成する部分の前記金属板の板厚方向に弾性変位可能に配置されている請求項4に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記インナーコンタクトは、前記保持部と前記バネ部の間において前記直交する方向に延びる梁部を有し、
前記梁部が前記嵌合方向に押し上げられることで、前記引っ掛け部は、前記受け止め部に受け止められる請求項4に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記凹部内に挿入される突起を有するボトムインシュレータを備え、
前記梁部は、前記突起により前記嵌合方向に押し上げられる請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記インナーコンタクトは、屈曲された1枚の帯状の金属板から形成され、前記一対の前記引っ掛け部に接続された一対の前記バネ部と、前記一対の前記バネ部に接続された一対の前記接続部を有する請求項3に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記一対の前記バネ部は、前記嵌合軸を挟んで前記嵌合軸の反対側に配置され且つ前記嵌合軸に向かって突出する一対の屈曲部を有し、
前記一対の前記接続部は、前記一対の前記バネ部の先端からそれぞれ前記嵌合軸に対して離れる方向に延びる請求項9に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物に接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、着用するだけで心拍数、体温等のユーザの生体情報を取得することができる、いわゆるスマート衣料が注目を浴びている。このスマート衣料は、計測箇所に配置された電極を備え、電極に計測機器としてのウエアラブルデバイスを電気的に接続することで、生体情報をウエアラブルデバイスに伝送することが可能となる。
電極とウエアラブルデバイスとの接続は、例えば、電極から引き出された導体に接続されるコネクタを用いることにより行うことができる。
【0003】
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1に、図34に示されるようなコネクタが開示されている。コネクタは、フレキシブル基板1を間に挟んでフレキシブル基板1の両側に配置されたハウジング2およびベース部材3を有し、コンタクト4の筒状部4Aがハウジング2のコンタクト用貫通孔2Aに通され、コンタクト4のフランジ4Bがハウジング2とフレキシブル基板1の表面に露出する導体1Aとの間に挟まれる。
【0004】
この状態で、ベース部材3をハウジング2に向けて押し込むことで、図35に示されるように、ベース部材3の突起3Aが、フレキシブル基板1を間に挟んでコンタクト4の突起収容部4Cに挿入され、突起収容部4Cの内面が導体1Aに所定の接触力で接触し、これによりコンタクト4が導体1Aに電気的に接続される。
また、図34に示されるように、ベース部材3に突出形成されたハウジング固定用ポスト3Bをハウジング2のポスト収容部2Bに圧入することで、ハウジング2とベース部材3が、互いに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-129244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されたコネクタにウエアラブルデバイスを嵌合することにより、導体からなる電極にウエアラブルデバイスを接続することができる。
しかしながら、導体1Aがフレキシブル基板1の裏面上に露出している場合には、特許文献1のコネクタでは、導体1Aをコンタクト4に電気的に接続することができないという問題がある。
【0007】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物の導体に電気的に接続することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るコネクタは、
嵌合軸に沿って延び且つ内側に凹部が形成された筒状部と、筒状部の端部から嵌合軸に直交する方向に延びるフランジとを有する導電性のプラグコンタクトと、
一部が凹部内に挿入される導電性のインナーコンタクトと
を備え、
インナーコンタクトは、凹部内に保持され且つ凹部の内面に接触してプラグコンタクトに電気的に接続される保持部と、嵌合軸に直交する方向に延び且つフランジの裏面に対向する接続部と、保持部に対して接続部を嵌合軸に沿って弾性変位可能に連結するバネ部とを有し、
少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、嵌合軸に沿った方向においてプラグコンタクトのフランジの裏面とインナーコンタクトの接続部との間に挟まれ、フランジの裏面が接続対象物の表面に接触し、接続部が接続対象物の裏面に接触することにより、導体が接続対象物の表面に露出する場合は、プラグコンタクトが直接導体に電気的に接続され、導体が接続対象物の裏面に露出する場合は、プラグコンタクトがインナーコンタクトを介して導体に電気的に接続されるものである。
【0009】
保持部は、嵌合軸に直交する方向に突出する引っ掛け部を有し、プラグコンタクトは、凹部の内側に形成され且つ引っ掛け部を受け止める受け止め部を有し、引っ掛け部が受け止め部に受け止められることによりインナーコンタクトは凹部内に保持されることが好ましい。
【0010】
第1の態様および第2の態様においては、保持部は、嵌合軸に直交する方向において互いに反対方向に突出し且つ互いに嵌合軸に直交する方向に弾性変位可能に配置される一対の引っ掛け部を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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