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公開番号2024039404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143934
出願日2022-09-09
発明の名称記録装置とその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240314BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】RTCと二次電池を持たない構成で、より簡素で安価な構成で、主電源がオフされた状態でも計時を継続することが必要となる。
【解決方法】記録装置を制御する制御手段と、供給される電源により発振して少なくとも1つのクロック信号を出力する出力手段と、前記少なくとも1つのクロック信号を入力して計時する少なくとも1つの計時手段と、前記記録装置の待機状態では前記制御手段への電源供給を停止して前記出力手段及び前記少なくとも1つの計時手段への電源供給を継続する電源供給手段とを有する記録装置であって、前記待機状態から動作状態に移行したとき、前記少なくとも1つの計時手段の計時値が所定値を超えていると所定の処理を実行するよう制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
記録装置であって、
前記記録装置を制御する制御手段と、
供給される電源により発振して少なくとも1つのクロック信号を出力する出力手段と、
前記少なくとも1つのクロック信号を入力して計時する少なくとも1つの第1計時手段と、
前記記録装置の待機状態では前記制御手段への電源供給を停止して前記出力手段及び前記少なくとも1つの第1計時手段への電源供給を継続する電源供給手段と、を有し、
前記制御手段は、前記待機状態から動作状態に移行したとき、前記少なくとも1つの第1計時手段の計時値が所定値を超えていると所定の処理を実行するよう制御することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記待機状態に移行するときに前記少なくとも1つの第1計時手段の計時値をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御手段は更に、計時を行う第2計時手段を有し、
前記制御手段は、前記待機状態に移行するときに前記第2計時手段による計時値を取得して不揮発メモリに記憶して前記少なくとも1つの第1計時手段の計時値をリセットし、前記待機状態から動作状態に移行したとき、前記不揮発メモリに記憶した計時値と前記少なくとも1つの第1計時手段の計時値との合計が所定値を超えていると前記所定の処理を実行するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記待機状態に移行するときに、前記不揮発メモリに記憶した計時値と前記所定値とに基づく上限値を前記少なくとも1つの第1計時手段に設定し、
前記待機状態から動作状態に移行したときに、前記少なくとも1つの第1計時手段の計時値が前記上限値に達しているかどうかで前記合計が前記所定値を超えているかどうか判定することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記上限値は、前記所定値から前記不揮発メモリに記憶した計時値を差し引いた値であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの第1計時手段は、当該少なくとも1つの第1計時手段の計時値が前記上限値に到達すると当該計時値を保持した状態で計時動作を停止することを特徴とする請求項4又は5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記出力手段は、
供給される電源により発振する発信回路と、
前記発信回路が出力するクロック信号を分周し、互いに異なる周波数の第1クロック信号と第2クロック信号として出力する分周回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第1計時手段は、少なくとも、前記第1クロック信号を入力して計時する第3計時手段と、前記第2クロック信号を入力して計時する第4計時手段とを有することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第3計時手段は、最終の予備吐からの経過時間を計時し、前記第4計時手段は、最終の記録動作からの経過時間を計時することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第1クロック信号の周波数は、前記第2クロック信号の周波数よりも高いことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置とその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
キャリッジを走査させながら画像を記録する記録装置の代表として、インクジェット記録装置が挙げられる。一般のインクジェット記録装置は、インク吐出口と、ヒータやピエゾ素子などインク滴を吐出するためのエネルギー発生手段である記録素子とを対応させて配列した記録ヘッドを備えている。インクジェット記録装置は、記録ヘッドを主走査方向へ移動させるとともに、記録領域上でインク滴を記録媒体に吐出する記録走査と、その主走査方向と交差する副走査方向への記録媒体の搬送とを繰り返して記録媒体に画像を記録する。
【0003】
このようなインクジェット記録装置で、記録動作を行なわずに記録ヘッドを長時間放置した場合、記録ヘッドの吐出口或いはその近辺にはインクかすやゴミ等の、インク不吐出の要因となる異物が付着する。そのため画像の記録とは別に、記録動作前にインク吐出を行う予備吐動作を定期的に行っている。更に、吐出口からインクを吸い出すことによってインクとともに異物を吸い出したり、吐出口付近をシリコンゴム等で形成された薄い板状の部材で払拭することによって払落とす回復動作を定期的に行なう必要がある。こうして、インク滴を良好に吐出できる状態を維持している。
【0004】
このような定期的な回復動作を行う為の計時手段として、例えば特許文献1には、主電源及び二次電源が接続されたリアルタイムクロック(RTC)を使用し、主電源がオフされた状態で、二次電池を用いて計時処理を継続する画像処理装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-215034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年のインクジェット記録装置に対する省スペース化や低コスト化といった要望に応えるためには、RTCと二次電池を持たない構成で、より簡素で安価な構成で、主電源がオフされた状態でも計時を継続することが必要となる。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術における問題点を解決し、より簡素で安価な構成で、待機状態でも計時することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
記録装置であって、
前記記録装置を制御する制御手段と、
供給される電源により発振して少なくとも1つのクロック信号を出力する出力手段と、
前記少なくとも1つのクロック信号を入力して計時する少なくとも1つの第1計時手段と、
前記記録装置の待機状態では前記制御手段への電源供給を停止して前記出力手段及び前記少なくとも1つの第1計時手段への電源供給を継続する電源供給手段と、を有し、
前記制御手段は、前記待機状態から動作状態に移行したとき、前記少なくとも1つの第1計時手段の計時値が所定値を超えていると所定の処理を実行するよう制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡素で安価な構成で、待機状態でも計時することができるという効果がある。
【0010】
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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