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公開番号2024036604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2024017082,2020071472
出願日2024-02-07,2020-04-13
発明の名称エネルギー線照射装置
出願人浜松ホトニクス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G21K 5/04 20060101AFI20240308BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】電子放出ユニットを安定して配置することができるエネルギー線照射装置を提供する。
【解決手段】電子線照射装置1は、長尺状のフィラメント10を有するフィラメントユニット2と、窓部9を有する真空容器3と、フィラメントユニット2を収容可能な長尺の筒状を呈するとともに、外周面のうち窓部9に対向する部位に開口が形成されたレール部6と、を備える。フィラメントユニット2は、レール部6の内面60aに摺動可能に当接してレール部6に対するフィラメント10の位置決めを行う複数の位置決め部20を有し、レール部6の端部からレール部6に対して挿入可能である。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
長尺状の電子放出部を有する電子放出ユニットと、
前記電子放出部から放出された電子に基づくエネルギー線を出射する窓部を有する筐体と、
前記筐体内に固定され、前記電子放出ユニットを収容可能な長尺の筒状を呈するとともに、外周面のうち前記窓部に対向する部位に電子放出開口が形成されたユニット収容部と、を備え、
前記電子放出ユニットの外面と前記ユニット収容部の内面との間には、前記電子放出ユニットの外面または前記ユニット収容部の内面に摺動可能に当接して前記ユニット収容部に対する前記電子放出部の位置決めを行う複数の位置決め部を備え、
前記電子放出ユニットは、前記ユニット収容部の端部から前記ユニット収容部に対して挿入可能である、エネルギー線照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギー線照射装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、長尺状の電子放出部を備える電子線照射装置が記載されている。この電子線照射装置では、長尺状の連結板に電子放出部が取り付けられ、長尺状のレールに連結板が摺動可能に載置されている。これにより、この電子線照射装置では、レールに沿って連結板を摺動させることにより、連結板とともに電子放出部を取り出し可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-149398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の電子線照射装置は、電子放出部を含む電子放出ユニットを筐体内に配置する際に、長尺状のレールの上面に長尺状の連結板の下面を当接させる構成である。このため、この電子線照射装置では、レール及び連結板のそれぞれの精度、並びに各部材の配置精度等の影響を受けやすく、電子放出ユニットを安定して配置することができないことがある。
【0005】
そこで、本発明は、電子放出ユニットを安定して配置することができるエネルギー線照射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエネルギー線照射装置は、長尺状の電子放出部を有する電子放出ユニットと、電子放出部から放出された電子に基づくエネルギー線を出射する窓部を有する筐体と、筐体内に固定され、電子放出ユニットを収容可能な長尺の筒状を呈するとともに、外周面のうち窓部に対向する部位に電子放出開口が形成されたユニット収容部と、を備え、電子放出ユニットの外面とユニット収容部の内面との間には、電子放出ユニットの外面またはユニット収容部の内面に摺動可能に当接してユニット収容部に対する電子放出部の位置決めを行う複数の位置決め部を備え、電子放出ユニットは、ユニット収容部の端部からユニット収容部に対して挿入可能である。
【0007】
このエネルギー線照射装置において、電子放出ユニットの外面とユニット収容部の内面との間には、電子放出ユニットの外面又はユニット収容部の内面に摺動可能に当接する複数の位置決め部を有している。すなわち、長尺状の電子放出ユニットは、位置決め部が設けられた複数の位置で支持されることによってユニット収容部内に配置される。これにより、エネルギー線照射装置は、電子放出ユニットが長尺状であっても、電子放出ユニットを安定して配置することができる。
【0008】
エネルギー線照射装置は、電子放出ユニットに対して給電する給電部を更に備え、電子放出ユニットは、ユニット収容部の一方の端部からユニット収容部に対して挿入可能であり、給電部は、筐体内において、ユニット収容部における他方の端部側に設けられ、電子放出ユニットがユニット収容部に挿入された状態において電子放出ユニットと当接して電気的に接続されてもよい。この場合、エネルギー線照射装置では、電子放出ユニットと給電部とを接続するための特別な作業を行うこと無く、電子放出ユニットをユニット収容部内に配置する作業(ユニット収容部に電子放出ユニットを挿入する作業)を行うことによって、電子放出ユニットと給電部とを電気的に接続することができる。
【0009】
筐体における一方の端部には、電子放出ユニットを導入可能であり且つ蓋部によって開閉される導入開口が設けられていてもよい。この場合、エネルギー線照射装置では、筐体の導入開口を介して、ユニット収容部に対して電子放出ユニットを着脱することができる。
【0010】
位置決め部の外面は、凸曲面状であってもよい。この場合、位置決め部が電子放出ユニットの外面又はユニット収容部の内面に対して滑らかに摺動することができる。これにより、エネルギー線照射装置は、ユニット収容部に対して電子放出ユニットを容易に着脱することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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