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公開番号2024020705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-15
出願番号2022123084
出願日2022-08-02
発明の名称制御棒案内シンブル固定装置、固定方法、並びに燃料集合体用上部ノズル
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G21C 19/20 20060101AFI20240207BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】様々なクレーンを適用すること。
【解決手段】燃料集合体の上部ノズル54の開口部54Cから制御棒案内シンブル56の内部に挿入可能に設けられた本体部2と、本体部2を制御棒案内シンブル56の内面に係合させ装着させる作動部3と、上部ノズル54の基板54Aの上面54Aaから下側に窪むように開口部54Cの周りに凹部54Dが形成され、制御棒案内シンブル56への本体部2の装着時に、上部ノズル54の基板54Aの上面54Aaよりも下側に位置するように、本体部2および作動部3の上端部を凹部54Dの内部に配置させる位置規制機構(フランジ部2B、移動部3A,操作部3C、各係合部2Cおよび押圧部3B)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃料集合体の上部ノズルの開口部から制御棒案内シンブルの内部に挿入可能に設けられた本体部と、
前記本体部を前記制御棒案内シンブルの内面に係合させ装着させる作動部と、
前記上部ノズルの基板の上面から下側に窪むように前記開口部の周りに凹部が形成され、前記制御棒案内シンブルへの前記本体部の装着時に、前記上面よりも下側に位置するように、前記本体部および前記作動部の上端部を前記凹部の内部に配置させる位置規制機構と、
を備える、制御棒案内シンブル固定装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記位置規制機構は、
前記本体部の上端部を構成し、前記凹部に収容されて前記凹部の底面に当接され、かつ前記上面よりも下側に配置されるフランジ部と、
前記作動部の上端部を構成し、前記本体部の前記制御棒案内シンブルへの装着に際して上下方向に移動可能に設けられ、かつ前記本体部が前記制御棒案内シンブルに装着された状態で前記上面よりも下側に配置される移動部と、
前記移動部の上端に設けられ、前記移動部を操作する工具が係合され、かつ前記移動部から取り外すことが可能に構成された操作部と、
を備える、請求項1に記載の制御棒案内シンブル固定装置。
【請求項3】
前記位置規制機構は、
前記本体部の上端部を構成し、前記凹部に収容されて前記凹部の底面に当接され、かつ前記上面よりも下側に配置されるフランジ部と、
前記作動部の上端部を構成し、前記本体部の前記制御棒案内シンブルへの装着に際して上下方向に移動可能に設けられ、かつ前記本体部が前記制御棒案内シンブルに装着された状態で前記上面よりも下側に配置される移動部と、
前記制御棒案内シンブルへの前記本体部の装着時に前記移動部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記移動部の操作範囲を規定する規定手段と、
を備える、請求項1に記載の制御棒案内シンブル固定装置。
【請求項4】
前記作動部は、回転によって上下方向に移動可能に設けられ、
前記本体部は、前記作動部の移動に伴って前記制御棒案内シンブルの内面に係合し装着される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の制御棒案内シンブル固定装置。
【請求項5】
燃料集合体の上部ノズルの基板の上面から下側に窪むように制御棒案内シンブルに繋がる開口部の周りに凹部を形成する工程と、
制御棒案内シンブル固定装置の本体部を前記開口部から前記制御棒案内シンブルに挿入して当該本体部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、
前記制御棒案内シンブル固定装置の作動部の操作によって前記本体部を前記制御棒案内シンブルの内面に係合させ装着させ、かつ前記作動部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、
を含む、制御棒案内シンブル固定方法。
【請求項6】
基板の上面から下側に窪むように制御棒案内シンブルに繋がる開口部の周りに凹部が形成された新規の上部ノズルを、燃料集合体に設けられた既存の上部ノズルと交換する工程と、
制御棒案内シンブル固定装置の本体部を前記開口部から前記制御棒案内シンブルに挿入して当該本体部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、
前記制御棒案内シンブル固定装置の作動部の操作によって前記本体部を前記制御棒案内シンブルの内面に係合させ装着させ、かつ前記作動部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、
を含む、制御棒案内シンブル固定方法。
【請求項7】
基板の上面から下側に窪むように制御棒案内シンブルに繋がる開口部の周りに凹部が形成されている、燃料集合体用上部ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御棒案内シンブル固定装置、固定方法、並びに燃料集合体用上部ノズルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、燃料集合体の上部ノズルと制御棒案内シンブルとの接続をするスリーブの応力腐食割れに対する補修スリーブについて示されている。補修スリーブは、上部ノズルの制御棒案内シンブルの開口部の中に嵌合するように形成されるシャフトと、シャフトに設けられてスリーブと制御棒案内シンブルとが嵌合するくぼみ部分の中に挿入される突出部を有するテンドンと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4662459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
補修スリーブが取り付けられた燃料集合体は、原子力発電所において安全に燃料交換機で吊り上げることが可能になる。しかし、補修スリーブが上部ノズルの基板の上面から上側に突出している燃料集合体は、その他のクレーンでは、当該突出部分と干渉して上部ノズルを係止できず吊り上げられないことがある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、様々なクレーンを適用することのできる制御棒案内シンブル固定装置、固定方法、並びに上部ノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る制御棒案内シンブル固定装置は、燃料集合体の上部ノズルの開口部から制御棒案内シンブルの内部に挿入可能に設けられた本体部と、前記本体部を前記制御棒案内シンブルの内面に係合させ装着させる作動部と、前記上部ノズルの基板の上面から下側に窪むように前記開口部の周りに凹部が形成され、前記制御棒案内シンブルへの前記本体部の装着時に、前記上面よりも下側に位置するように、前記本体部および前記作動部の上端部を前記凹部の内部に配置させる位置規制機構と、を備える。
【0007】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る制御棒案内シンブル固定方法は、燃料集合体の上部ノズルの基板の上面から下側に窪むように制御棒案内シンブルに繋がる開口部の周りに凹部を形成する工程と、制御棒案内シンブル固定装置の本体部を前記開口部から前記制御棒案内シンブルに挿入して当該本体部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、前記制御棒案内シンブル固定装置の作動部の操作によって前記本体部を前記制御棒案内シンブルの内面に係合させ装着させ、かつ前記作動部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、を含む。
【0008】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る制御棒案内シンブル固定方法は、基板の上面から下側に窪むように制御棒案内シンブルに繋がる開口部の周りに凹部が形成された新規の上部ノズルを、燃料集合体に設けられた既存の上部ノズルと交換する工程と、制御棒案内シンブル固定装置の本体部を前記開口部から前記制御棒案内シンブルに挿入して当該本体部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、前記制御棒案内シンブル固定装置の作動部の操作によって前記本体部を前記制御棒案内シンブルの内面に係合させ装着させ、かつ前記作動部の上端を前記上面よりも下側に配置するように前記凹部の内部に収容する工程と、を含む。
【0009】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る燃料集合体用上部ノズルは、基板の上面から下側に窪むように制御棒案内シンブルに繋がる開口部の周りに凹部が形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本開示は、様々なクレーンを適用できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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