TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023095614
出願日2023-06-09
発明の名称重水炉原子力発電所の加圧器解体装置および解体方法
出願人ドゥサン エナービリティー カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G21F 9/30 20060101AFI20240411BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】本発明は、重水炉原子力発電所の内部に配置された加圧器を解体するための重水炉原子力発電所の加圧器解体装置を提供する。
【解決手段】重水炉原子力発電所の内部に配置された加圧器を解体するための重水炉原子力発電所の加圧器解体装置において、前記加圧器の近傍に配置され、前記加圧器に連結されて前記加圧器の移動をガイドする姿勢ガイド部と、前記加圧器が出口に向けて移動するように配置されるレールと、前記レールに沿って移動し、前記加圧器を引き上げることができる引き上げ部と、を含む重水炉原子力発電所の加圧器解体装置を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
重水炉原子力発電所の内部に配置された加圧器を解体するための重水炉原子力発電所の加圧器解体装置において、
前記加圧器の近傍に配置され、前記加圧器に連結されて前記加圧器の移動をガイドする姿勢ガイド部と、
前記加圧器が出口に向けて移動するように配置されるレールと、
前記レールに沿って移動し、前記加圧器を引き上げることができる引き上げ部と、
を含む重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記姿勢ガイド部は、少なくとも4つのシリンダを含む請求項1に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
【請求項3】
前記姿勢ガイド部は、支持部と、一対の第1シリンダおよび一対の第2シリンダとを含み、
前記第1シリンダおよび前記第2シリンダは、一側端部が前記支持部に連結され、他側端部は前記加圧器に連結される請求項2に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
【請求項4】
前記第1シリンダおよび前記第2シリンダの他側端部それぞれは、前記加圧器の中心線を対向するように配置される請求項3に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
【請求項5】
前記第2シリンダの他側端部は、前記第1シリンダの他側端部より前記加圧器の上側に配置される請求項4に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
【請求項6】
前記姿勢ガイド部は、前記加圧器の姿勢をガイドするとき、
前記第2シリンダは収縮するように動作し、前記第1シリンダは引張られるように動作する請求項3に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
【請求項7】
前記姿勢ガイド部は、前記第2シリンダと対称に配置される一対の第3シリンダをさらに含む請求項3から6のいずれか一項に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体装置。
【請求項8】
重水炉原子力発電所の内部に配置された加圧器を姿勢ガイド部を用いて固定する固定ステップと、
切断装置を用いて固定された前記加圧器を切断する切断ステップと、
前記切断された加圧器を密閉する密閉ステップと、
密閉された前記加圧器を前記姿勢ガイド部を用いて搬出する搬出ステップと、
搬出された前記加圧器をレールおよび引き上げ部を用いて搬送する搬送ステップと、
を含む重水炉原子力発電所の加圧器解体方法。
【請求項9】
前記姿勢ガイド部は、複数のシリンダを用いて加圧器を固定したり、搬出させたりする請求項8に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体方法。
【請求項10】
前記切断装置は、複数の円形鋸または複数のレーザ切断部を用いて前記加圧器を切断する請求項8に記載の重水炉原子力発電所の加圧器解体方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、重水炉原子力発電所の加圧器解体装置および解体方法に関する。さらに詳しくは、重水炉ACタイプの加圧器を格納建物内から搬出するための重水炉原子力発電所の加圧器解体装置および解体方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
原子力発電所における安全な核分裂のためには、中性子の数を調整する制御棒と中性子の速度を低減する減速材と、熱を外部に抜き取る冷却材とが必須である。冷却材はまた、熱エネルギーを蒸気発生器に伝達する役割もする。
【0003】
原子力発電所で用いる減速材の種類に応じて、原子炉を重水炉と軽水炉とに区分する。
【0004】
韓国は重水炉・軽水炉の2種類の原子力発電所が建設された。韓国国内で建設された26基(月城1号・古里1号基を含む)の原子力発電所のうち、月城1~4号基が唯一の重水炉原子力発電所である。重水炉である月城1~4号基はカナダで開発され、重水を冷却材として使用している。別名、キャンドゥ型原子炉(CANDU Reactor)と呼ばれる。残りの、ハヌル・古里・セウル・ハンビッ・新月城(1・2号基)の22号基の原子力発電所はすべて軽水炉である。
【0005】
重水炉原子力発電所は、軽水炉原子力発電所とは異なり、ポーラ(polar)クレーンがなく、格納建物内で大型機器(蒸気発生器、加圧器など)の取り扱い(handling)が不可能である。
【0006】
また、全世界的に重水炉原子力発電所の解体のケースがない。
【0007】
重水炉原子力発電所の構成要素である加圧器は、サポートによってコンクリート構造物内に位置していて、なおさら取り扱い(handling)が困難である。このような加圧器は、格納建物内で分離されて総合廃棄物処理施設に搬送され、処理施設内で解体されるようになる。
【0008】
しかし、重水炉の加圧器の場合、ポーラ(polar)クレーンがないため、格納建物内での解体および外部への搬出方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
実施形態は、発電所用クレーンがない重水炉タイプの加圧器を格納建物内から搬出するための装置および方法を提供することを目的とする。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は以上に言及された課題に限らず、ここで言及されていないさらに他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
核融合炉
1か月前
個人
X線遮蔽具及びX線遮蔽セット
21日前
王水興産株式会社
放射性廃棄物処理用固化材
1日前
株式会社三幸
放射線遮蔽材組成物
2か月前
個人
直下型地震に耐え、放射線に耐えうる地上マンション
29日前
国立大学法人東北大学
放射線防護具
1か月前
北海道電力株式会社
シリコン油の処理方法
23日前
三菱重工業株式会社
注水装置
2か月前
株式会社大林組
汚泥処理方法及び汚泥処理システム
2か月前
個人
α崩壊による放射エネルギー利用型電源装置及び発電方法
2か月前
華能核能技術研究院有限公司
高温ガス冷却炉吸収ボール落下駆動装置
20日前
三菱重工業株式会社
試験装置及び試験方法
2か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
廃樹脂回収装置
1か月前
株式会社昭和冷凍プラント
トリチウム汚染水の処理装置及び処理方法
1か月前
三菱重工業株式会社
臨界防止方法および臨界防止装置
1か月前
エックス-エナジー, エルエルシー
原子炉中性子反射体
20日前
三菱重工業株式会社
放射性物質の収納装置および保管方法
20日前
三菱重工業株式会社
放射性物質の臨界管理方法および装置
21日前
東京電力ホールディングス株式会社
汚染水の放射性炭素除去方法および除去システム
1か月前
太平電業株式会社
ブロックアイスの処理方法
1か月前
清華大学
高温ガス炉の吸引装置
2か月前
清華大学
高温ガス炉の流れ止め装置
2か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
フィルタベント装置
2か月前
株式会社プロテリアル
シンチレータ構造体およびシンチレータの評価方法
1か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
金属キャスク用バスケット
3か月前
株式会社日立製作所
放射性核種製造システムおよび放射性核種製造方法
1か月前
株式会社サイコックス
陰極部材、陰極、高速原子ビーム源および接合基板の製造方法
1日前
浜松ホトニクス株式会社
エネルギー線照射装置
1か月前
三菱重工業株式会社
高レベル放射性物質処理システム及び高レベル放射性物質処理方法
22日前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
保全工程管理装置及び保全工程管理方法
2か月前
株式会社オーセンアライアンス
水処理システム及び水処理方法
1か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
薬液注入配管および薬液注入配管の製造方法
2か月前
三菱重工業株式会社
制御棒案内シンブル固定装置、固定方法、並びに燃料集合体用上部ノズル
2か月前
個人
福島第1原子力発電所(以下、略して、福1とする)にて発生をしている、汚染水を昇華させて気化をさせて処分をする方法。
2か月前
株式会社東芝
放射性同位体製造装置および放射性同位体製造方法
2か月前
三菱重工業株式会社
グリーンハウスの運用支援装置、グリーンハウスの運用支援方法およびプログラム
1か月前
続きを見る