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公開番号2024026031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2023034722
出願日2023-03-07
発明の名称高温ガス炉の吸引装置
出願人清華大学,Tsinghua University
代理人個人,個人,個人
主分類G21C 19/32 20060101AFI20240220BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】高温ガス炉の吸引装置を提供する。
【解決手段】吸引装置は、順に接続された吸引装置、濾過装置、及び吸引ホースと、第1のハウジング、方向切換アセンブリ、及び第1の駆動機構を含み、第1のハウジングには、第1の吐出口、第1のホース入口、及び第1のホース出口が設けられ、方向切換アセンブリが第1のハウジング内に設置され、第1の位置と第2の位置との間で切換可能であり、方向切換アセンブリには接続通路が設けられる方向切換機構と、第1のホース入口に設けられており、吸引ホースを送るためのホース送り機構と、を含む。修理者は、第1のハウジングの第1のホース出口を点検すべき設備の点検接続口に接続してから、吸引装置、第1の駆動機構及び第2の駆動機を遠隔制御して対応する動作を行うだけで詰まり解消の作業を完成することができ、設備を解体したり、管路を取り外したりする必要がなく、着脱手順を減し、操作がより便利になる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
順に接続された吸引装置(1)、濾過装置(2)、及び内径が球状要素の直径より小さい吸引ホース(3)と、
第1のハウジング(401)、方向切換アセンブリ、及び第1の駆動機構(402)を含み、前記第1のハウジング(401)には、第1の吐出口(407)、前記吸引ホース(3)が入り込むための第1のホース入口(408)、及び点検すべき設備の点検接続口(23)に接続するための第1のホース出口(409)が設けられ、前記方向切換アセンブリが前記第1のハウジング(401)内に設置され、第1の位置と第2の位置との間で切換可能であり、前記方向切換アセンブリには接続通路が設けられ、前記方向切換アセンブリが第1の位置にある場合、前記接続通路が前記第1のホース入口(408)と前記第1のホース出口(409)とを連通し、前記方向切換アセンブリが第2の位置にある場合、前記接続通路が前記第1のホース入口(408)と前記第1の吐出口(407)とを連通し、前記第1の駆動機構(402)が、前記方向切換アセンブリを駆動して動かせるために、前記方向切換アセンブリに接続される方向切換機構(4)と、
前記第1のホース入口(408)に設けられており、主動輪(501)、従動輪(502)及び第2の駆動機構(503)を含み、前記主動輪(501)と前記従動輪(502)とが、いずれも回転可能に設けられ、両者の間には前記吸引ホース(3)が通過する隙間を有し、前記第2の駆動機構(503)が、前記主動輪(501)を駆動して回転させるために、前記主動輪(501)に接続されているホース送り機構(5)と、を含むことを特徴とする高温ガス炉の吸引装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
貯留容器(7)を更に含み、前記第1の吐出口(407)は管路を介して前記貯留容器(7)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項3】
ガス源装置(8)を更に含み、前記ガス源装置(8)は前記第1の吐出口(407)に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項4】
前記濾過装置(2)は、第2のハウジング(201)及びフィルタ部材(202)を含み、前記第2のハウジング(201)は吸引口(203)、第2の吐出口(204)、及び供給口(205)を含み、前記吸引口(203)は前記吸引装置(1)に接続され、前記フィルタ部材(202)は前記吸引口(203)に設けられ、前記供給口(205)は前記吸引ホース(3)に接続され、前記第2の吐出口(204)は、前記貯留容器(7)に物材を排出するために、前記貯留容器(7)に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項5】
ガス源装置(8)を更に含み、前記第2のハウジング(201)には第1の吸気口(206)が設けられ、前記第1の吸気口(206)は前記ガス源装置(8)に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項6】
前記主動輪(501)の外周壁にはギヤ歯が設けられ、前記従動輪(502)の外周壁には前記吸引ホース(3)を入れるためのリング溝が設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項7】
検出装置(9)を更に含み、前記検出装置(9)は、前記第1のホース入口(408)に設けられており、物材の位置を検出するためのものであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項8】
巻取機構(6)を更に含み、前記巻取機構(6)は前記吸引ホース(3)を巻取/繰出するためのリールを含み、前記濾過装置(2)は前記リールを介して前記吸引ホース(3)に連通することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項9】
前記巻取機構(6)は第4のハウジングを更に含み、前記リールは前記第4のハウジング内に設けられ、前記第4のハウジングには前記吸引ホース(3)が張り出すための第2のホース出口が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の高温ガス炉の吸引装置。
【請求項10】
前記接続通路は、球吸引管(405)及び球排出管(406)を含み、前記方向切換アセンブリが第1の位置にある場合、前記球吸引管(405)の両端は、それぞれ前記第1のホース入口(408)及び前記第1のホース出口(409)に接続され、前記方向切換アセンブリが第2の位置にある場合、前記球排出管(406)の両端は、それぞれ前記第1のホース入口(408)及び前記第1の吐出口(407)に接続されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の高温ガス炉の吸引装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原子炉工学の技術分野に関し、特に、高温ガス炉の吸引装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ペブルベッド型高温ガス炉は、球状要素が複数回通過するオンライン燃料交換方式を採用して運転し、オンライン燃料交換中では、球状要素の間、球状要素と鋼製設備との間、及び球状要素とパイプ要素との間の衝突と摩擦によって粉塵や屑を生成しやすい。流れている球状要素は屑や凝集した粉塵によって妨げられて詰まる可能性がある。オンライン燃料交換のための燃料投入/排出システム設備及び管路が複雑であるため、燃料投入/排出システムは一旦詰まり故障が発生すると、設備を解体したり、管路を取り外したりして詰まった球状要素、屑及び粉塵を取り出す必要があり、操作が煩雑で、手間が掛かり、しかも修理者が放射線の照射を受けやすいリスクがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術において、詰まった球状要素、屑及び粉塵を取り出す時、設備を解体したり、管路を取り外したりする必要があり、操作が煩雑で、手間が掛かるという欠陥を解決し、点検すべき設備に対する着脱手順を減らし、修理者の現場での作業時間を減らす前提で、球状要素、屑及び粉塵の詰まり解消の効果を実現するための高温ガス炉の吸引装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、高温ガス炉の吸引装置を提供し、当該高温ガス炉の吸引装置は、
順に接続された吸引装置、濾過装置、及び内径が球状要素の直径より小さい吸引ホースと、
第1のハウジング、方向切換アセンブリ、及び第1の駆動機構を含み、前記第1のハウジングには、第1の吐出口、前記吸引ホースが入り込むための第1のホース入口、及び点検すべき設備の点検接続口に接続するための第1のホース出口が設けられ、前記方向切換アセンブリが前記第1のハウジング内に設置され、第1の位置と第2の位置との間で切換可能であり、前記方向切換アセンブリには接続通路が設けられ、前記方向切換アセンブリが第1の位置にある場合、前記接続通路が前記第1のホース入口と前記第1のホース出口とを連通し、前記方向切換アセンブリが第2の位置にある場合、前記接続通路が前記第1のホース入口と前記第1の吐出口とを連通し、前記第1の駆動機構が、前記方向切換アセンブリを駆動して動かせるために、前記方向切換アセンブリに接続されている方向切換機構と、
前記第1のホース入口に設けられており、主動輪、従動輪及び第2の駆動機構を含み、前記主動輪と前記従動輪とが、いずれも回転可能に設けられ、両者の間には前記吸引ホースが通過する隙間を有し、前記第2の駆動機構が、前記主動輪を駆動して回転させるために、前記主動輪に接続されているホース送り機構と、を含む。
【0005】
本発明に係る高温ガス炉の吸引装置によれば、貯留容器を更に含み、前記第1の吐出口は管路を介して前記貯留容器に接続されている。
【0006】
本発明に係る高温ガス炉の吸引装置によれば、ガス源装置を更に含み、前記ガス源装置は前記第1の吐出口に接続されている。
【0007】
本発明に係る高温ガス炉の吸引装置によれば、前記濾過装置は、第2のハウジング及びフィルタ部材を含み、前記第2のハウジングは吸引口、第2の吐出口、及び供給口を含み、前記吸引口は前記吸引装置に接続され、前記フィルタ部材は前記吸引口に設けられ、前記供給口は前記吸引ホースに接続され、前記第2の吐出口は、前記貯留容器に物材を排出するために、前記貯留容器に接続されている。
【0008】
本発明に係る高温ガス炉の吸引装置によれば、ガス源装置を更に含み、前記第2のハウジングには第1の吸気口が設けられ、前記第1の吸気口は前記ガス源装置に接続されている。
【0009】
本発明に係る高温ガス炉の吸引装置によれば、前記主動輪の外周壁にはギヤ歯が設けられ、前記従動輪の外周壁には前記吸引ホースを入れるためのリング溝が設けられている。
【0010】
本発明に係る高温ガス炉の吸引装置によれば、検出装置を更に含み、前記検出装置は、前記第1のホース入口に設けられており、物材の位置を検出するためのものである。
(【0011】以降は省略されています)

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