TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023166622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2023160070,2019549324
出願日2023-09-25,2018-10-17
発明の名称空気調和制御装置
出願人清華大学,TSINGHUA UNIVERSITY,ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F24F 11/63 20180101AFI20231114BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ユーザーの満足度合いを向上させる空気調和制御装置を提供することにある。
【解決手段】空気調和制御装置100は、制御部150と、皮膚温度測定部110と、情報取得部120と、決定部140とを備えている。制御部150は、ユーザーが居る部屋200を空気調和する空気調和機210の制御を行う。皮膚温度測定部110は、ユーザーの皮膚温度を測定する。情報取得部120は、ユーザーの所在空間に対する熱感覚情報を取得する。決定部140は、熱感覚情報の発生時点におけるユーザーの皮膚温度に基づいて、ユーザーが快適であると感じる快適皮膚温度域を決定する。また、制御部150は、決定部140が決定した皮膚温度域に基づいて、空気調和機210の制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザーが居る空間(200)を空気調和する空気調和機(210)の制御を行う、制御部(150)と、
前記ユーザーの皮膚温度を測定する、皮膚温度測定部(110)と、
前記ユーザーの所在空間に対する熱感覚情報を取得する、情報取得部(120)と、
前記熱感覚情報の発生時点における前記ユーザーの皮膚温度に基づいて、前記ユーザーが快適であると感じる快適皮膚温度域を決定する、決定部(140)と、
を備え、
前記制御部(150)は、前記決定部が決定した前記快適皮膚温度域に基づいて、前記空気調和機の制御を行う、
空気調和制御装置(100)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部(150)は、さらに現在の前記ユーザーの皮膚温度に基づいて、前記空気調和機の制御を行う、
請求項1に記載の空気調和制御装置。
【請求項3】
前記ユーザーが居る空間の空気の温度及び/又は湿度を計測する、計測部(130)、
をさらに備え、
前記制御部(150)は、さらに前記計測部の計測値に基づいて、前記空気調和機の制御を行う、
請求項1に記載の空気調和制御装置。
【請求項4】
前記皮膚温度測定部(110)は、前記ユーザーから放射される赤外線を分析する赤外線サーモグラフィー(112)を有する、
請求項1に記載の空気調和制御装置。
【請求項5】
前記皮膚温度測定部(110)は、少なくとも5分間に1回、前記ユーザーの皮膚温度を測定し、
前記制御部(150)は、前記決定部が決定した前記快適皮膚温度域、現在の前記ユーザーの皮膚温度、及び、前記ユーザーの皮膚温度の変化率に基づいて、前記ユーザーの現在の熱感覚を予測し、その予測した前記ユーザーの現在の熱感覚に基づいて前記空気調和機の制御を行う、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和制御装置。
【請求項6】
前記皮膚温度測定部(110)は、少なくとも5分間に1回、前記ユーザーの皮膚温度を測定し、
前記決定部(140)は、前記熱感覚情報を取得したときに、前記快適皮膚温度域を更新する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和制御装置。
【請求項7】
前記決定部(140)は、
前記快適皮膚温度域の下限を、31℃~33℃の範囲から選択し、
前記快適皮膚温度域の上限を、33℃~35℃の範囲から選択する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和制御装置。
【請求項8】
前記決定部(140)は、前記快適皮膚温度域の初期値を有しており、前記初期値を季節あるいは時期に応じて変える、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和制御装置。
【請求項9】
前記皮膚温度測定部は、複数の前記ユーザーの皮膚温度を測定し、
前記情報取得部は、複数の前記ユーザーの前記熱感覚情報を取得し、
前記決定部は、複数の前記ユーザーの前記快適皮膚温度域を決定し、
前記制御部は、前記空気調和機が空気調和する前記空間に複数の前記ユーザーが存在する場合に、
複数の前記ユーザーの前記快適皮膚温度域に基づいて、複数の前記ユーザーの快適感の総和が高くなるように、前記空気調和機の制御を行う、
又は
複数の前記ユーザーの前記快適皮膚温度域に基づいて、複数の前記ユーザーのうち快適感が最も低い前記ユーザーの快適感が上がるように、前記空気調和機の制御を行う、
又は
複数の前記ユーザーの前記快適皮膚温度域、および、複数の前記ユーザーそれぞれに設定されている優先順位、に基づいて、前記空気調和機の制御を行う、
請求項1から8のいずれか1項に記載の空気調和制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の制御を行う空気調和制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
室内の空気調和を行う空気調和機は、内蔵あるいは別に設けられる制御装置によって制御される。ユーザーによって室内温度の設定値がセットされると、CPUやメモリ等から成る制御装置は、その設定値に基づいて空気調和機の各機器の制御を行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、室内温度の設定値に基づく空気調和機の制御を行うだけでは、ユーザーの快適性を向上させることができなかったり、無駄にエネルギーを消費してしまったり、いろいろな問題が生じることがある。これらの問題に対処するため、PMV(予測温冷感申告)やSET(標準有効温度)等の室内熱環境に関する指標を使い、空気調和機を制御することもあるが、ユーザーのニーズを十分に満足させるものではない。
【0004】
本発明の課題は、ユーザーの満足度合いを向上させる空気調和制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る空気調和制御装置は、制御部と、皮膚温度測定部と、情報取得部と、決定部とを備えている。制御部は、ユーザーが居る空間を空気調和する空気調和機の制御を行う。皮膚温度測定部は、ユーザーの皮膚温度を測定する。情報取得部は、ユーザーの所在空間に対する熱感覚情報を取得する。決定部は、熱感覚情報の発生時点におけるユーザーの皮膚温度に基づいて、ユーザーが快適であると感じる快適皮膚温度域を決定する。また、制御部は、決定部が決定した快適皮膚温度域に基づいて、空気調和機の制御を行う。
【0006】
本発明によれば、暑い、寒いといったユーザーの熱感覚情報を取得し、その情報の発生時点におけるユーザーの皮膚温度に基づいて、ユーザーが快適であると感じる快適皮膚温度域が決定される。そして、その快適皮膚温度域に基づいて空気調和機の制御が行われるため、ユーザーの空気調和に関する満足度合いが向上する。
【0007】
なお、制御部は、決定部が決定した快適皮膚温度域に加えて、さらに現在のユーザーの皮膚温度に基づいて空気調和機の制御を行うことが好ましい。
【0008】
また、空気調和制御装置は、ユーザーが居る空間の空気の温度及び/又は湿度を計測する計測部を、更に備えていることが好ましい。この場合、制御部は、さらに計測部の計測値に基づいて、空気調和機の制御を行うことが好ましい。
【0009】
また、好ましくは、皮膚温度測定部は、ユーザーから放射される赤外線を分析する赤外線サーモグラフィーを有する。
【0010】
また、好ましくは、皮膚温度測定部は、少なくとも5分間に1回、前記ユーザーの皮膚温度を測定する。この場合、制御部は、決定部が決定した快適皮膚温度域、現在のユーザーの皮膚温度、及び、ユーザーの皮膚温度の変化率に基づいて、ユーザーの現在の熱感覚を予測し、その予測したユーザーの現在の熱感覚に基づいて空気調和機の制御を行うことが好ましい。決定部は、ユーザーの熱感覚情報が発生したときに、ユーザーが快適であると感じる快適皮膚温度域を更新することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

国立清華大学
テラヘルツ電磁波に用いる液晶デバイスおよびシステム
6か月前
清華大学
空気調和制御装置
8日前
国立清華大学
二次電池用アノード材料、二次電池用アノード、及び二次電池
11か月前
中山大学中山眼科中心
眼科患者のプライバシーを保護する方法、装置及び記憶媒体
8か月前
国立清華大学
二次電池用アノード材料、二次電池用アノード、及び二次電池
9か月前
国立清華大学
二次電池用アノード材料、二次電池用アノード、及び二次電池
9か月前
同方威視技術股分有限公司
放射画像識別モデルをオンラインでトレーニングするための方法、放射画像識別方法及び装置
19日前
首都医科大学附属北京友誼医院
位置決め装置付き走査システム、装置、方法、デバイス及び媒体
3か月前
個人
炭火焼き器
6か月前
個人
空気調和機
1か月前
個人
焚火台
4か月前
個人
冷風機
7か月前
個人
生石灰暖房機
4か月前
個人
集塵装置
2か月前
個人
吸引装置
4か月前
個人
電子線エアコン
5か月前
個人
暖房器具
8か月前
個人
排煙装置
7か月前
個人
吸引装置
7か月前
個人
火吹き棒
3か月前
個人
温水浴室暖房機
5日前
個人
室内空気清浄器
8か月前
個人
冷却装置
6か月前
株式会社コロナ
暖房機
1か月前
個人
空気調整器
1か月前
株式会社コロナ
暖房機
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
個人
太陽熱供給システム
5か月前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
家電機器
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
個人
歩行補助および空調
2か月前
株式会社コロナ
給湯装置
5か月前
株式会社コロナ
給湯装置
5か月前
株式会社コロナ
空気調和機
3か月前
Flag Counter
続きを見る