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公開番号2024055751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023091979
出願日2023-06-02
発明の名称重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システムおよび除去方法
出願人ドゥサン エナービリティー カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G21C 19/02 20060101AFI20240411BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】圧力管および原子炉管取替作業時の除去のために圧力管および原子炉管を同時に除去することを目的とする。
【解決手段】重水炉内部の圧力管と原子炉管との二重管の内部に挿入されて前記圧力管を切断する切断部と、切断された前記圧力管の領域に投入されて前記原子炉管の拡管部を弛緩させ、挿入体を除去する加熱部と、前記加熱部により前記挿入体が除去された前記圧力管と前記原子炉管とを共に除去する搬送部と、前記切断部、加熱部および搬送部の動作状態を制御する制御部と、を含み、前記切断部は、エンドシールドの内側領域で前記圧力管を切断することを特徴とする重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システムを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
重水炉内部の圧力管と原子炉管との二重管の内部に挿入されて前記圧力管を切断する切断部と、
切断された前記圧力管の領域に投入されて前記原子炉管の拡管部を弛緩させ、挿入体を除去する加熱部と、
前記加熱部により前記挿入体が除去された前記圧力管と前記原子炉管とを共に除去する搬送部と、
前記切断部、加熱部および搬送部の動作状態を制御する制御部と、
を含み、
前記切断部は、エンドシールドの内側領域で前記圧力管を切断する重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記加熱部は、前記原子炉管の拡管部領域を均一に加熱するために円形構造のインダクションヒーティング部を用いる請求項1に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項3】
前記加熱部は、前記拡管部を固定する挿入体を除去するための挿入体除去部を備える請求項1に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項4】
前記挿入体除去部は、フック構造を備える請求項3に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項5】
前記制御部は、1000℃以上に前記加熱部の接触加熱により前記拡管部領域を加熱する請求項2に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項6】
前記切断部は、円形鋸を用いて前記圧力管を切断する請求項1に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記切断部により前記圧力管が切断され、前記加熱部により前記拡管部の弛緩が完了した後、前記搬送部を動作させる請求項1から6のいずれか一項に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項8】
前記搬送部は、前記二重管の両側に固定され、
一方向に二重管を搬送して除去する請求項7に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システム。
【請求項9】
重水炉内部の圧力管と原子炉管との二重管の内部に挿入されてエンドシールドの内側領域で前記圧力管を切断する切断ステップと、
前記原子炉管の内側に加熱部を投入して前記原子炉管の拡管部を加熱して弛緩させる加熱ステップと、
前記加熱部を用いて前記原子炉管を固定する挿入体を除去する挿入体除去ステップと、
前記挿入体が除去された二重管を外部に搬送する搬送ステップと、
を含む重水炉の圧力管および原子炉管同時除去方法。
【請求項10】
前記加熱ステップは、前記拡管部の領域を1000℃以上に加熱して前記拡管部を弛緩させる請求項9に記載の重水炉の圧力管および原子炉管同時除去方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、重水炉の圧力管および原子炉管同時除去システムおよび除去方法に関する。さらに詳しくは、重水炉の圧力管および原子炉管取替作業時の除去のために圧力管と原子炉管とを同時に除去する除去システムおよび除去方法に関する。
続きを表示(約 960 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、原子力発電に用いられる原子力施設のうち、重水炉施設は、カランドリア(Calandria)と、カランドリアを内部に収納するカランドリアボールト(Calandria vault)とを含む。
【0003】
カランドリアは、重水炉型原子力発電所の原子炉の核燃料注入シリンダであって、発電所の正常稼働中に核原料を注入し、燃焼された核燃料束を排出する円筒形状のパイプ構造を備える。
【0004】
このような重水炉原子力発電所は、運転上問題がある圧力管(Presure Tube)および原子炉管(Calandria Tube)を取替えて用いなければならない。
【0005】
従来は、取替作業時、圧力管を除去した後、原子炉管を除去する工程を行っていた。
【0006】
しかし、このような除去方式は、作業日程が長くて作業者の被曝が増加し、取替費用が増加する問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
大韓民国登録特許第10-2300638号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
実施形態は、圧力管および原子炉管取替作業時の除去のために圧力管および原子炉管を同時に除去することを目的とする。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は以上に言及された課題に限らず、ここで言及されていないさらに他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施形態は、重水炉内部の圧力管と原子炉管との二重管の内部に挿入されて前記圧力管を切断する切断部と、切断された前記圧力管の領域に投入されて前記原子炉管の拡管部を弛緩させ、挿入体を除去する加熱部と、前記加熱部により前記挿入体が除去された前記圧力管と前記原子炉管とを共に除去する搬送部と、前記切断部、加熱部および搬送部の動作状態を制御する制御部と、を含み、前記切断部は、エンドシールドの内側領域で前記圧力管を切断することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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